長編と短編は別物だと言ったが
冒頭における状況説明の重要さは共通していると思う

まずしっかりと主人公等のおかれた状況の説明
目標などを描出する必要がある
そして、その状況設定の特異性などによって
読者の気を引き、話に引き込まないといけない
これがありきたりだと読者は引き込まれない
レベルの低い人は自分が書くことばかりに意識が向いて
読者をどう引き込むかという所まで気が回らない

まず、冒頭の数行に「普通とは違う何かが起きた」
ということが示されてないといけない
それがあると読者は「ん?何だ何だ」と引き込まれてくれる
まあ、長編の場合はもっと長い尺を考えても良いかも知れないが
とにかく、「普通とは違う」ということが、書く必然性なのである
読者は「普通とは違う何か」を追って小説を読む
だから、読めども読めどもいつまでもそれに遭遇できないと
ついには読むのをやめてしまう