あー、フォローしとくと、一応あの文章はその古さに自覚的だと思う。

縁日で売られるピカピカ光る指輪があるが。
あの一見した安っぽい表面だけの光を美しいと思う女。これは男にも言えるな。男はイケメンなんだろうな。
その光は偽物で一時しのぎで直ぐに忘れ去られるものだし、正に「使い捨て」。
それを直視できずに、そんなんに執着している女の情は出ている。
だけど、それを美徳と思えるか? 
もう古すぎて、それが余りに時代遅れ過ぎて、文章もその型に沿った方向で書き込まれている執念の徒労にも似た労力に泣けるって言えば泣けるけど。
それは醜さの隣り合わせの泣けるで、正直、漏れには醜さの方が買っちまうよ。

でも、他人を愛していると想いこんでのめり込み一方的に綴る女の筆致の病的な感じは良く出ていたので、そっち方向を突き詰めれば良作を書けるのだろうな。
泣かそうとするんじゃなくて。
ストーカーを主人公としたサイコホラーを書けると思うよ。