あと、裕福だと平均的に知識教育のレベル自体は高めになるんだけど、この知識教育レベルというのも性質的には困ったもので、道徳的な側面が発達した教育を経てないと、むしろレベルに満たない物への見下しを加速するなんていう側面もあったりする
そしてそれはストレスになり、ちょっとした作法や所作に対するおおらかさを損なう傾向もある
中世の最初の頃は上流階級でも結構な地方が手掴みで食べてた癖に途中から道具を使うことを覚えて細かいことまでうるさく言う様になり見下し始めたりした様に
現代は平等意識や人権意識や博愛教育なんかを押し進めて高度な教育を市民に施しているので、こんなひどい風に見えてもまあ中世なんかよりはだいぶ進んで我慢を少しは考えたりもするが
ちょっと前までは黒人が隣に座るだけでご婦人は叫び声をあげて摘まみ出させるとか余裕
酷いことをしても神に許された立場の特権とか、免罪符買ってるから大丈夫とか、協会関係に優しくすれば領民迫害はノーカンみたいな時代だし…
おおよそ俺達の時代でいう性格が良いやつには程遠い
当時にそういう奴だったら性格が良いと言うより、余程優れた自分を律せる道徳の権威だか、脳ミソお花畑の部類だかじゃないか?