>>547
シュミレーションって……という定番のツッコミはまぁ置いといて、下二行は自分でも何を言ってるか分かってなさそう
「内骨格生物は呼吸器官の性能が高いから、酸素濃度の低い現代でも巨体を維持できているのだ」で終わる話だし、
そもそもジュラ紀の酸素濃度は現代よりも低いんだが(現代が21%でジュラ紀後期は12%)

メガネウラや全長2mのムカデが生息していた石炭紀からペルム紀初期にかけてが酸素濃度のピークで、この時代の酸素濃度は約30%
この時期にはまだ哺乳類も爬虫類も生まれてなかったが、ペルム紀にはその前段階にあたる生物も以前の時代と比べて巨大化していた
昆虫以外の生物が増えてきたのと、植物の植生が変わって餌が減ったのもあって、ペルム紀の巨大昆虫は石炭紀と比べると数を減らしたらしいが、
それでもメガネウラはペルム紀末期までは生き残っていたんだろうということが確認されている

で、ペルム紀末期に起きたのが全生物種の95%が消滅した大量絶滅で、このときに酸素濃度も30%から10%にまで急低下
全地球が富士山の頂上よりも酸素が薄い状態になり、ジュラ紀から白亜紀にかけても10%台でずっと現代よりも酸素濃度が薄い時期が続いた
恐竜がいた時代に巨大昆虫が存在しなかったのは、酸素濃度と呼吸器官の関連にもがっちり一致してるんだよ

ちなみに、恐竜の祖先は酸素濃度が底を打った時期に出現し、高性能な呼吸器官を発達させることで、この環境でもある程度の大きさを維持することができた
そいつらが酸素濃度の回復した時代(現代よりは低い)でもその呼吸システムを保ち続けた結果、ジュラ紀や白亜紀の恐竜は巨大化することができたのではないか、という流れ