今日の日間1位もキンキンキン品質
「幼馴染の付き添いで入ったSランクパーティを追放された村人、故郷でかわいい捨て子(実は世界樹)と楽しく暮らす〜能力固定の世界で村人と仲間だけが神成長!〜」
18 二種類の魔物

ノインがそう思っていたその時、
「ええーーーん、びーーーん、びえええええ」
腕の中のマルルが急に泣き出す。こんな事は初めてだった。
「がるるるるるるる」
「ぐるるるる」
更に、ブルーウルフの群れ達が毛を逆立てて威嚇を始めたではないか。
「どうしたんだ、皆!」
『我々の動きを追って”アイツ”が来たようです!』
空は曇り、ばっさばっさという大きな羽音がする。
ノインは嫌な予感にさいなまれていた。
「ギャオオオオオオオ!!!」
ワイバーンだった。ハイオークやブルーウルフなどとはくらべものにならないような、格上のモンスターだ。
というか、ワイバーンなどはSランク冒険者が討伐隊を組んでようやく一匹が倒せるような相手だ。
(圧倒的な力を感じる!!)
ノインは背中に冷たいものが流れるのを感じた。
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「がるるるるるるる」
程度じゃまだかわいい方か。