>>57
残念ながらちょっと話についていけない、という感想になりました

>>話の面白さ
爆音スピーカーの曲の良し悪しを判別できないように、判断が困難です
>>キャラが立っているかどうか
モブの台詞が多すぎて誰が誰なのかわからないので、立っているとは言えないかと
キャラ設定というより描写上の問題で、キャラの個性まで把握できませんでした
>>文章量が適正か
文章量というか台詞文は多すぎるかと思います

主に以下の三点が、全体に共通する難点だと思います

・全キャラテンションが高すぎる
・台詞文が多すぎる(特にモブの)
・読者が状況を理解できないまま話が進むので、誰が何をしているのかわからない

もちろん結婚を申し込まれていて、それで凄まじく盛り上がってるのはわかるのですが、
メイン三人以外の台詞文も多すぎて誰が何を喋っているか一読で理解するのは不可能に近いです
そもそも他人の告白を聞いただけのクラスメイト、しかも軍人候補が横で全員絶叫し始めることはないでしょう、怖いです
「クラスメイトが一斉にざわついた。」だけの地の文だけの方が様々な意味でいいと思います。

一般的にライトノベル寄りの小説は台詞文が多い方が読みやすいというのが定説ですが、
台詞文だけで構成されていると逆に難解になることもあるんだなと学ばされました

主に問題点はその三つに集約されるのですが、
とにかく状況を読者が飲み込む前にハイテンション&多人数で会話が進んでいくので、
気持ちの部分でも情報の部分でも、読者がついていけないという感想が終始ありました

逆に一番読みやすかったのは三段落目のアルセイス王国と士官学校の現状に関する設定説明でした
一般的には設定説明は読みにくいようですが、この場合あまりに台詞文が多いので、
台詞以外の地の文で人心地つけるというか……相対的に意味が一目でわかる地理と歴史解説がとてもすんなり入ってきました


なんとなく、スレイヤーズや銀魂のようなハイテンションコメディ要素を
取り入れようとしているのは伝わってきますが、それらの作品は
緩急をつけて読者を上手く引っ張り込んだ上でテンションを上げて笑わせています
それに漫画は絵もありますが、この場合は絵=描写がないので台詞枠だけのギャグ漫画のように状況把握が困難でした

とりあえず何よりも、『メインキャラ以外のモブは序盤は喋らせない』
『読者がついていけるテンションにする』『もう少し状況描写、説明を増やす』
のが先決かと思います

ある意味個性は凄いですが……
作者がすべて理解していることも読者は知らない、最初から共感はできない、
というのを念頭に、読者が理解しやすい導入を心掛けましょう