友人に裏切られ、財産を失い、社畜暮らしで体を壊し、不治の病に冒されて、ふらふらな俺は居眠りトラックにひかれてしまう。

気付けば白い世界、目の前に女神様が現れて言った。

「どんな願い事でも構いませんので、あなたがかなえたいチートを3つ言ってください」

俺は即答した。

「鑑定と無限収納と若さと無敵の体とイケ容姿と全スキルが欲しい! サービスで全言語も!」

やっと報われたと俺は涙を流していた。

「ありがとう! これ小説で読んだやつ! もう何と言ってよいのか……」

「いいえ、どういたしまして」

女神様は言った。

「こちらこそ、アンケートに御協力いただき、ありがとうございました」