>>135 大抵は昔の西洋っぽい感じの世界

気候はそこに住む生き物を支配し、生体に多大な影響を及ぼす。
生態は農業とそれによって得られる継続供給可能な資源を限定し
資源の違いは文化を限定する。

でしたっけ?
中世ヨーロッパ的気候だと降水量が少なめで緯度も北海道より来たって所も多く、
広大な畑で麦を育て、牧畜をするというのが農業の基本になります。
これは人家の集まった村の周囲を広大な畑とその数倍に及ぶ永久放牧地が囲むという風景を作り出し、
さらに耕地の1/3しか農作物が育っていない。という景色を作ります。

しかもその作付けしている耕地も耕起し播種したあと、芽が出そろうまで
むき出しの土が広がるだけという光景になります。

要するに農業知識のない人たちにはただの野原、荒野にしか見えないという光景なわけですね。
いかにも牧歌的な光景なんですが、これが日本などになると非常に密集した農村が連なる光景なうえに
どの季節でも一目見て人工的な耕地である水田が広がるため荒野には見えません。

また、家の材料は木材の調達難易度の点から石材の使用頻度が上がりますし、泥炭の生成条件の一つである比較的低温は
レンガの調達難易度が低い事につながり、煉瓦製家屋の普及に一役買います。

こういった見た目を決定づける要素として気候は非常に重要だと考えます。