・ビーンズ
編集部+プロ作家選考。オリジナリティのある古き良き少女小説タイプの作品が好まれる。市場受けより作品の構成やオリジナリティを優先させるため、受賞作の爆死率が高い。そのためか最近は異世界転生、チートといった売れ線要素を募集するようになった。
・ビーズログ
編集部選考。ビーンズよりもライトな作品が受け入れられやすく、なろう系小説の題材も好まれる。市場受けも考慮して選考している感あり。こちらも売れ線をテーマにして募集している。受賞作はコミカライズ率高い
・富士見L
編集部選考。新人発掘と言うより即戦力を求めている感あり。文章力や構成は重視されず、市場で戦える作品が好まれる。ザ・富士見Lな作品が受賞しているのでここを狙っている人は富士見L作品を読み漁った方がいい。使える作家を欲しているので、受賞しなくとも最終選考に残り、かつ売れ線傾向のある作品なら編集から声がかかる可能性がある。
・角川文庫
編集部+プロ作家選考。富士見Lと比べてやや文芸色の高い作品が好まれている。過去の受賞作と選考コメントを読む限り一定の文章力がないとその時点で足切りされる模様。ミステリー色のある作品が受賞しやすい。
・オレンジ文庫
編集部+プロ作家選考。純文学、一般文芸の傾向が強い作品が好まれるため上記四つとは毛色が違う。過去の大賞作を読めばわかる通り、市場受けはほとんど考慮されず、作品のクオリティ単体で勝負する必要あり。ほかの公募と毛色がかなり違うので、過去受賞作と選考コメントを熟読すべし。