底辺令嬢の望んでない成り上がり、どうしてこうなった?!
ミミリー視点は面白かったけど
シンシア嬢の「ほらやっぱりその女と結ばれた!結局そのために雇ったんでしょ!」
という怨嗟の声が遠くから聞こえてきそうなラストだった
せっかく優秀さで低位貴族女性の身で王太子補佐官になったのに
側妃になったら最初からその絡みで採用されたみたいに見えて
なかなか第二の女性補佐官を目指す人は出てこなさそうだな

王太子視点になったら王太子妃と2人だけで勝手にミミリーを側妃にする話進めるし
口説く前に自分たちに有利な噂も流すし
異世界恋愛ジャンルなのにミミリーが王太子にトゥンクする描写もないしで
あくまで上司の命令に従って仕事として世継ぎを産んだようにしか見えなかった

というかいくら側妃がおおらかな田舎の子だくさん家庭で王太子妃と仲が良くても
結婚式も王太子妃が指揮り赤ちゃんの産着や道具も王太子妃が選んで買い
産後すぐに夫である王太子より先に抱きしめるって
さすがに出しゃばりすぎでは?
子供たちがわざわざミミ母様って呼ぶということは
王太子妃のことはレイア母様とでも呼んでるのかな…と思ったら正直引いてしまった

王妃が望む側妃とはどんな人物ですか?(そんなんいないから側妃は要らない後継は弟)
ってニュアンスの王太子のセリフがあったのに
王太子と王太子妃が結局側妃に産ませた子供たちと実に都合の良い側妃に囲まれて
仲良し家族〜ってニッコニコで〆るの最高に皮肉っぽくて草