本文より抜粋。
>>ここで男に興味なんてないのです、なんて馬鹿正直に答えたら、女性社会から弾かれても文句は言えない。こういう会話には共感とか秘密の共有感が大事なのである。
(中略)
……フッ、わたしは麗乃時代も友人関係を円滑にするために、妄想の片思い相手を作り上げていた女。この程度の話題は何ともないよ。

ばっっっかじゃねえええの!と心の底から思う。
職場の同僚程度の相手にしつこく聞かれてとかなら、まだわかるけれどさ。
でも「心の友」とか言っちゃってる半値に、
そんな変な嘘話する必要がある?
貴族同士、本音を話せないのは仕方ないけどさ、
せめて半値くらいには、正直に話せなくとも誠実でいたいとか無いのか、このクソ女。
だから家族にも『マインの記憶が無い』ことを黙る、卑しい選択ができるのね。
前世の友人も、麗乃がいないところでは、
「あの子悪い子じゃ無いんだけどさ~」と言ってたんじゃねぇの?
心の底で見下しているから、こんなつまんないウソ恋バナがのうのうと口から出てくるんだよ!