>>482
悪役令嬢ものって家父長制に対するアンチテーゼで「男権家父長制くそ食らえ」という作風なのかと思ってたら真逆で差別と男尊女卑と家父長制度の権化みたいな作品が半数以上を占めてるよね
ヒロインは知性と威厳と自尊心があり自分の力で敵に復讐したり社会的地位を確立する人物=悪役令嬢かと思えば
ほとんどが可憐で無知で無力だけど健気で貞淑で真面目(というか上位者の言いなり)、家の所有物として扱われるが家の長の男に愛されることによって幸せを掴む、ほうが主流
身分社会と男性優位の社会と家父長制に従ういい女(よくねーよ)への賞賛が繰り出される
「優しい家父長制」を求めて規範を強いる側に回りたいんだろうなって思う
戦前日本の家父長制みたいな貴族の家庭制度が悪どころかまったくの無批判で描写されてることがほとんど
家父長制の脱却や女性の自立、女性差別への抵抗なんてものはなくむしろ行うやつが愚かな悪であり断罪対象
そこに「清楚さ純真さを装い男に取り入り悪役令嬢を破滅に誘導する“ヒロイン”」概念が頻出する強烈なミソジニーも加わる
ミソジニーと家父長主義と階級主義の悪魔合体が正義なんだよね

まぁともかく多くの女性は女性の自由とか自立とか求めてないんや
主体性とか自主性とか身に付けたくないし自己選択や自己決定したくないんや
それらの責任を負いたくない自分の保護者に負って欲しいんや
常に道徳的被害者であり弱者であり保護対象で居続けたいんや