2019年、安倍政権は生き残れるか?――池上彰と佐藤優が語る2019年の論点 #1

佐藤 来年の内政・外交を占う上で、決定的に重要だったのが、9月30日に行われた沖縄知事選挙でした。
公明党が総力を挙げ、自民党は菅義偉官房長官が現地に乗り込んで建築業者を締め上げたにもかかわらず、
8万票あまりもの差をつけられて大敗してしまった。これはつまり、このままでは来年夏の参議院選挙でも、
自民党が大敗する可能性が高いということです。

 ダブル選挙になるとどうなるか、各党の状況を見てみます。まず、
公明党は前回減った議席を少しは取り戻せると判断しているはずです。
共産党は確実に議席が増えるから大喜びでしょうが、大勢に影響はない。

 そして、立憲民主党は枝野幸男代表の権威がどの程度保たれているかにかかっていますが、
今回の沖縄知事選挙のようすを見ると、私はかなりむずかしいと思います。

 そもそも、沖縄から見て、今の普天間基地移設問題の混乱の原因を作ったのは、
民主党の菅直人政権であり、そのときの官房長官であった枝野氏なんです。

 自民党時代から工法についてはさまざまな議論がありましたが、
最終的にV字型滑走路を作ると決定したのは菅政権のときです。
東日本大震災の処理でバタバタしているとき、どさくさにまぎれて外務官僚と防衛官僚で決めた。
それ以来、止まっていたさまざまなことが動き出したのです。ですから、沖縄県民の目に枝野氏は、
問題の端緒を作った人間に映っている。それが今回、基地移設を見直すと方針転換し、
あたかも沖縄の味方であるかのように振舞ったことに対して、県民の忌避反応にはかなり強いものがありました。


 さらに、立憲民主党は沖縄県連を作りましたが、有田芳生氏という京都出身の参議院議員を代表にした。
沖縄県民からすると、じつにふざけた姿勢です。こうやって沖縄の地雷を踏み続けていることに枝野氏は気がついていない。こ
れまでは自民党の失政によって反射的利益を得てきましたが、メッキが剥げるのも時間の問題だと思います。

http://bunshun.jp/articles/-/9902


立民(旧民主党でマサル・ムネオ叩いた連中)への恨みがしつこいな。あとは北方領土の持論ばかりw

去年は、中東から第三次世界大戦とか9.11並のテロ、経済混乱とかいっていたがなw