Shin:歌手としての圧倒的な表現力を身につけたくて、苫米地英人博士の門を叩いたんだよね。
苫米地博士は、認知科学の専門家で、米軍の仕事を請け負っていたほどの世界レベルの科学者だった。
それで、僕もこれ以上の専門家は他にはいないだろうと思ったわけ。

半年ほどお手伝いをして、内弟子ということでクラスの補助指導をさせてもらうようになった。
それから約3年間、苫米地博士のクラスの補助指導をした。当時は、苫米地博士と僕の二人でクラスの指導をしていた。
苫米地博士も、本をまだ2冊しか出版していなかった時代だった。

そこで週末、土曜日の朝10時から日曜日の夜21時くらいまで、集中的にクラスをしていた。
それを月に3回だから、月に60時間くらい集中してトレーニングをしていたことになる。僕の場合、3年ほど補助指導をしたので、60時間×12ヶ月×3年で、2160時間くらいクラスを指導したことになる。

苫米地博士って、修行にはかなりストイックな方で、クラスで何時間もトレーニングをするんだよ。
普通の集中力だと、30分も練習すれば耐えられなくなるような意識のトレーニングを、何時間も連続でする。
僕も、補助指導をしながら一緒に練習していた。このような経験をさせていただいて、僕の歌の表現力も、かなり上達したのではないかと思う。

それから同時期に、大手芸能事務所のボーカルスクールで、表現力を高めるクラスを開講した。
このスクールは、プロの歌手たちが学んでいたスクールだった。
また、XJAPANのToshiさんの岡山コンサートをしたり、柄本明さんが出演する朗読劇を手伝ったり、充実した毎日を過ごした。
その後、岡山の音響楽器の会社に就職して、管理職として仕事をした。でも、ここでビジネスの基本を学ぶことができた。
また、僕はワークショップの企画・運営や講師をしていたので、セミナー運営の経験を積んでいった。
それから僕は独立して、自分のワークショップを開くようになった。

僕が習得してきた歌の技術は、かなり独自なものなんだよね。だから、才能のある人々に、この技術を伝授しておきたい。

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