最近の文学新人賞の女性作家の年森瑛、日比野コレコ、井戸川射子、鈴木涼美らの作品が女性同士の
共感を描いてる中で、トランスジェンダー女は登場してないことが、各賞の選考の傾向を語ってるん
じゃないか?特に鈴木涼美の「ギフテッド」はAV業界の肉体的な女だから、より最近の傾向がトラ
ンスジェンダーと離れたかを示してるような。芥川賞の受賞作の井戸川射子「この世の喜びよ」でも、
2度の出産を経験した中年女性と、少し年長の男性に憧れる女子中学生の出会いが描かれる。
そういう最近の傾向の煽りを受けたのが、作品自体の力はむしろトップだったが芥川賞を取れなかった
安堂ホセの「ジャクソン一人」かも。