>>185
前回も読んだ177ですが、前回に比べるとだいぶ良くなった。
ま、前回があまりにも酷過ぎただけで、今回の作品を褒めているわけではないが。
前回は1の途中で挫折したが、今回は1を全部読めた。

ちなみに俺の言うところの美文調ってのは、「小説って言えば、こういうカッコイイ
文章で書くんだよね?」という勘違いの臭い、言ってみれば厨臭さの事。
文章の硬さそのものではない。

ちょっと古い文章技法の解説書なら、「○○した。」「○○だった。」のような記述は
素人臭いと言って避けるように説明されていたりもするが…。
もしかすると、そんな古い定説に縛られているのではないだろうか?
どうも、そんな厨臭さがまだまだ残っている。

カッコよさではなく、読み易さを考えれば、時制の一致の方が優先されるはず。

あとは、説明の順番が違うと感じることが多い。
初めて訪れる場所、案内人も居ない、そんな状況ならプレートを頼りに部屋を探す
はず。
とすると、『扉の前に立っている→その上に掲げられているプレートには』という順序
ではなく、『プレートに書いている名前→その下の扉』という順序になるはず。

>異寄学園ってのは、今日から俺が通う学園の名前だ。
>「コトヨリガクエン」と読むらしい。
生徒会室の前で初めて、自分の通う学校の読みを知るってあり得ねえし。

初対面の人の印象は外見から入るのが普通で、『良家のお嬢様風』と書いておいて
後に『ワイシャツにジーパン』ってのは、オイッ!!という印象を持つ。

順序だけの問題ではないだろうが、順序を考えれば避けられる問題でもあると思う。