リレー小説 諸星島
諸星あたるのような男が女だらけの孤島で生活したらどうなる? ラムの股間には肉棒が生えていた。
しかもそれは勃起している。 背中にはびっしりと無数の生殖器。口内や眼窩からも線虫のような生殖器が見える。 「な、なんだあれは?!」
南海の謎の孤島、諸星島。そこで我々が目にしたものは途轍もなかった。
底の見えない湖を巨大な太腿が移動している。
太腿を見上げると、虎縞のパンツがそのくびれた腰を覆っており、女体の先ははるか天空にあった。
「ら、ラムさん?」
諸星島。そこは巨大化したラムが君臨している神秘の島であった。 ラムは言った。
「うちは終太郎の肉奴隷に調教されたっちゃ。もう2人目がお腹の中にいるっちゃよ」 ラム「ダーリン、一体これは何だっちゃ?」
ラムは自分の股間に生えた肉棒を自分でしごきながらあたるに聞いた。
あたる「そんなに擦ってるならすでに分かってるはずだラム!」
ラム「わかんないっちゃ! わかんな……あ……!」
ラムは絶句した。固くなった肉棒から突然白い濁液が噴出した。
あたる「ラム、それは射精っていうんだよ」
ラム「これが……射精……」
ラムの目は潤み、膝がガクガクしている。
それは不思議な光景だった。 なぜラム親衛隊の契りを交わした面々が、当のラムに陵辱の限りを尽くす結末に至ったのか。
それを語るにはいまだ時間が過ぎておらぬ。
ただ今はラムの姿は友引高校から消え去り、とある山小屋に監禁されていた。 そこには両足を切断、左手は壊死しウジがわき、膣にはペットボトル、目と舌には針が刺さったラムの姿が ラムは全裸だった。
ステージの上で全身ローションまみれで踊っている。
観客は全員が友引高校の男子生徒だ。
皆、鼻息が荒い。
誰ともなくズボンのファスナーを下ろし、充血した器官を露出させる。
オナ輪姦の始まりである。 ラムは露出された男たちのアナルへ、次から次へと茄子を差し込んでゆく 四つん這いで尻穴から茄子のヘタが飛び出した状態の男達
ラムは無表情でそれを撮影し始めた ぶりっ。
それは突然だった。
チェリーが脱糞した。
臭気は恐ろしい勢いで辺りを包み込んだ。
当のチェリーを含めて友引町の皆が気絶した。
その中で一人の男がピクリと動き出した。
温泉マークである。
「ついに俺の時代がきたようだな……」
温泉マークは自身の体臭で耐性ができており、これしきの臭気にはびくともしないらしいのだ。 「サクラ先生、いますか?」
温泉マークはサクラの家に行ってみた。股間が異様に膨らんでいる。何か企みを持っているのかもしれない。
だがサクラはいなかった。代わりに臭気の源であるチェリーかひっくり返っている。
温泉マークは顔をしかめた。
「こいつがニオイの元凶か。間近で嗅ぐとさすがの俺も鼻が曲がりそうだ」
温泉マークはサクラの家を早々に立ち去った。
「サクラ先生は霊能者でもいらっしゃる。さすがにこの事態を予見して友引町を離れたのか……」
独身の中年教師は、全ての人々が気絶した友引町をとぼとぼと歩いていった。 「ん、なんだ?」
温泉マークは背中に違和感を覚えた。
振り返る。
しかし、そこには人のいない街角が陽炎のように揺れている。
「気のせいか」
温泉マークはやがて因縁の場所にたどりつく。
貧弱な一軒家だ。表札には「諸星」と記されている。
「暇だから家庭訪問してやろう」
インターホンの返事がこないので勝手に家に上がった。
「どうせ非常事態。多少のことをしても構わんだろう」
台所では諸星の母親がテーブルに突っ伏して気絶中だ。
彼女のことはほっておいて二階に上がった。
「諸星! 貴様」
温泉マークは呆れた。二階では、諸星とラムが全裸で真っ最中だ。そのまま気絶している。
「こいつはとんでもない犯行現場に出くわしたもんだな。証拠写真でも撮っておこう」
温泉マークは二人を恥ずかしいアングルから何度もスマホで撮影した。 温泉マークは面倒くさそうに二台のテレビを消した。
「なぜ一つの部屋に二台もテレビがあるんだ? しかも両方ともアニメ番組だと?」
凍結したラムとあたる、そしてアニメ番組の流れていた二台のテレビを見比べて温泉マークは不審な顔をした。
「まあいい。いい写真が撮れたし、帰るとするか」
温泉マークは一階に降りた。
あたるの母親は気絶したままである。
「うう……ん」ふいに母は変なうめき声を発した。だが起きる気配はない。
起きたのは、それを耳にした温泉マークの股間である。
「奥さん……人妻……まだ四〇前か……たまらんな」
温泉マークは口から垂れる涎を拭うのも忘れてあたる母に近づいた。
ラムの裸には反応しなかったものが獰猛な頭を持ち上げている。
「奥さん、いただきますよ。何もかもあなたの出来の悪い息子が悪いのです」
温泉マークはあたる母に結合し、そして放った。 ドン・キホーテで買った3枚600円のパンツは擦り切れて穴が空いている 「はっ……」
温泉マークは我に返った。
夢中になっていた。あまりに没入しすぎて、半ば狂人と化していた。
「俺は何をしていたのだ?」
教師である温泉マークが目覚めた。
その目前に、彼がしてしまった大罪が横たわっている。
温泉マークは慌ててあたる母から退いた。
女体から引き抜かれた温泉マークの肉柱からは、生々しい白濁が糸を引いている。
「落ち着け、落ち着け、俺」
温泉マークは全裸のまま煙草に火をつけた。
呆然と思案の螺旋が初老の脳細胞を駆けてゆく。 さくらはつばめと同棲を始めた。連日いやらしい匂いで出勤してくるようになった 温泉マークは再びテレビを消した。
「おかしいな。昼間だというのになぜアニメ番組しかやっとらんのだ?」
温泉マークは手持ち無沙汰を紛らわすかのように二階に上がった。
未だに意識を取り戻せないラムとあたるが先程と同じ体勢で重なり合っている。
「お前は鬱陶しいわ」
温泉マークはあたるの体を転がしてどけた。その下でまたを開いているラムをじっくりと
鑑賞する高校教師であった。
「うむ。よく見るとラム君は実にけしからんボデーをしているようだな。諸星あたるはこ
のエロボディを毎晩抱いて思い切り放っているわけか。それは許しがたい行為だ」
温泉マークはラムの股間に顔を近づけた。
「これが宇宙人のおまんこなのか」
地球人よりきれいにまとまった生殖器を見て、温泉マークは思わず舌を触れさせそうになっ
た。
「おっと、いかんかん!」
温泉マークは自分の両頬をパンパンと叩いて我に返る。
「ラム君のおまんこにはたった今まであたるが肉棒を出し入れしていたのだ。もう彼女は
穢れている。そんな場所に舌を這わせるわけにはいかんのだ」
温泉マークは少し名残惜しそうにラムの肢体を視姦して再び一階に戻った。居間では温泉
に犯された母親が全裸のまま寝そべっている。
「チェリーの脱糞臭のせいで、いまだにこの街の住民は意識を失ったままだ。その世界で
たった一人自由に動き回れる俺様は孤独の王。時間の許す限り楽しむとするか」
温泉マークは再びあたるの母親の体に覆い被さっていく。温泉マークにとってはラムのよ
うなモデル級の肉体より、やや寸胴なあたるの母の方が現実味があっていいのかもしれな
い。ちなみに温泉マークとあたるの母親は同世代くらいになる。
「奥さん、また中出しさせてもらいますよ。あたる……もしお前に弟か妹ができたら、そ
れは……」
温泉マークは快楽の壷に墜ち、放つものをとことん射出した。 温泉マークが二回目の保護者レイプを終えて、キッチンで冷蔵庫からビールを取り出して飲んでいると、あたる
の母が目覚めた。
「これは、いったい何?」
風呂場以外裸にならない母が居間で全裸、その股間からは見覚えのない白濁が滴っていた。
「奥さん、ようやく気がつきましたか」
「温泉マークさん! どうして」
友引高校の教員である温泉マーク。だが彼も全裸である。その意味するところは一つしかあり得ない。
「まさか、どうして?」
母は項垂れて頭を抱えた。体を隠すことは忘れているようだ。
温泉マークは簡単に事態を説明した。
「奥さん、この状況下であなたが目を覚ましたのは、私との肉合が原因だと考えられます。私はチェリーの臭い
には無反応でした。その私の体液があなたに影響を及ぼしたのだと考えられます」
「でもそれは許されることではありませんわ。私も一児の母親です」
「はたしてそうでしょうか」
温泉マークの問いかけに、母親ははっと顔を上げた。そこには温泉マークのむさ苦しい顔がある。
「今、二階ではあなたのお子さんとラムさんとがセックスをしておられます。最中のまま気絶しているのです。
あなたはそれを承知していましたね?」
「それは、人様に迷惑をかけることではありませんから」
「だったら私たちも同じです。黙っていればいいんです。やがて長いレールの上を、日常という列車が走り出し
ます。あなたは何食わぬ顔をして列車に乗って、また家族と生活を続ければよいのです」
「でももし子供ができていたら?」
温泉マークは母親の体内に二度も放っている。可能性は捨てきれない。
「私も平凡な血液型ですから、まずはわかりません。あなたとご主人の子供として育ててください。いやでした
ら堕ろしてでもいい」
母親の顔に恐怖が浮かんだ。 一戦終えて、つばめの肉棒を舐めキレイにするさくら。股間からはザーメンが垂れていり 「あなたは人間じゃない!」あたるの母は、果物ナイフを持ちだして、温泉マークのたぬき腹に突進した。
温泉マークの腹に怒りの刃があっけなく突き刺さった。刃渡り13センチの鋭い金属が脂肪の塊をかき分けて根元まで没入した。
「奥さん、あなたもなかなかやりますな」
温泉マークはなぜか笑っていた。あたるの母に怯えの表情が浮かんだ。
この男はなぜ笑っているのか。苦しそうにもがいて命乞いをするのではないのか。あるいはそのまま息絶えるとか、しないのか。
「私も正直、驚いております。果物ナイフで刺されるのは初めてですが、自分がこうも平然として息も切らさずにいられることにね」
「あなたは、魔人なの??」
ここであたるの母の内面を描写するのは視点に混乱が生じるので控えるが、少なくとも正気ではなかろう。もともと諸星島で正気を保つなど不可能なのだ。
「奥さん、私は人間ですよ。一介の高校教師に過ぎません。しかも独身です。今までなんとか女性にもてようと、この出た腹をなんとかしようと努力はせずにたまに考えるだけで
終わっていましたが、図らずも脂肪をそのまま纏い続けて正解でした。あなたの突いた刃は私の命までは届かず、いたずらに脂肪を突き刺しただけに止まっているようです。つま
り私を殺害するという、あなたの目論見は失敗したのです」
「そんな……あなたの肉棒は私が私であるということを見事に粉砕したというのに、私は何も反撃できないだなんて」
「まあ、そういうことです」
温泉マークはあたるの母をどんと突き飛ばした。全裸の中年女は畳の上にひっくり返り、股を開く。
温泉マークはそれには目もくれず、腹のナイフをそのままにして、一階の室内を物色しはじめた。大型の絆創膏を探し当てると、蓋代わりに刺したままのナイフを引き抜き、傷口
を覆った。
「これで一件落着、いや、残念ながら私は傷をおっているので暫くの間は奥さんを犯して楽しむことはできませんな。これは一本とられました」 数日経った。温泉マークの腹の傷は大分癒えてきた。
二階で気絶している諸星とラムはずっと動かない。よく見ると呼吸さえ止まっていた。まるでその部屋の時間が停止したかのように静かだ。
温泉マークは薄気味悪くなり、二階の部屋を封鎖してしまった。
「さて奥さん」
温泉マークはあたるの母に向いた。あたるの母は、台所で料理を作っている。温泉マークの目にはエロエロしい40代の主婦の後ろ姿が映っている。
「奥さんは、この現象をどうお考えです?」
「どうって、ラムちゃんが来てから変なことばかり起きてますから。また、20分くらい経ったらオチがついていつも通りになるんじゃないかしら」
「20分? なんですかそりゃ」
「あら温泉マーク先生は知らないんですか。この世界はTVアニメの中の世界なんです。だから放映時間の二十数分で、全ての問題が解決しちゃうんです」
「ほほう、面白い視点ですな、それは」温泉マークの目が光ったように見えた。
「だがもう二十分どころかかなりの時間が過ぎているように感じるのですが、ね」
「じゃあ映画の中の世界かも」
「次は映画ですか。でも映画は二時間くらいしかありません。ここでは数日が過ぎています。それに映画にしてはプロットがまずすぎる気がするんですがね」
「温泉マーク先生、あなたの考えが聞きたいわ。あなたは教師でいらっしゃる。日常の泥沼に浸かりきった主婦より頭が働くのではなくて?」
「いや、私の頭は今、奥さんの尻のことでいっぱいです。他のことは考えられない。この傷が治ったら、また存分にセックスしましょう」
「あら、いやですわ」母の返事はまんざらでもない様子である。
そういえばあたるの父はまったく帰宅してこなかった。そのことを当事者の誰も口にしない。 そして、あたるの母は料理に使っていた包丁を温泉の首に刺しひねった。
部屋に飛び散る鮮血。唖然とした表情のまま倒れてゆく温泉。
あたるの母は手慣れた様子で糸ノコギリを そして――数日経った。
温泉の腹部の傷は、治るどころか悪化していた。
「奥さん、私はもうダメです」
病床で温泉は弱々しい声を発した。
腹部は腐り、異臭を放っている。食事を摂ると、吐く有り様だ。
「あら先生、そんなこと言わないで、治ったらまた楽しむって言ったじゃないですか」
あたるの母は、ほんの数日の間に息子の担任に情が移ったようだ。自分を強姦した相手にとどめを刺すどころか、懸命に看護に回っていた。
「ところで奥さん……」
「なんですかちんぽでも扱いて欲しいんですか。いいですよ」
「いえ、そうじゃありません。質問があります」
温泉の目がいつになく真剣に母の目を見ている。
あたるの母は、どきりとして温泉から目をそらした。分かっているのだ。次に飛んでくる質問の内容を。
「旦那さんが家に帰ってこないようですが、どうかなされたのですか」
やっぱり! その質問が。と母の顔が狼狽した。
「わけありですね。良かったら冥土の土産に教えていただけないだろうか」
数秒の間があった。果たして言っていいものだろうか、という逡巡が動作を止めているのだ。
そして元妻は口を開いた。
「夫は殺しました。私がやったんです」
「殺意の理由は何なのでしょう?」
「あの人は、その、キャラが薄かったので退場してもらったんです。ちなみに死体は庭に埋めてあります」
「ありがとう。それは確かめるまでもないでしょう。ようするに夫に満足していなかったのですね……よくあることです」
「ええ、あなたのちんちんのほうが楽しいわ。なんか獰猛だし、毎日レイプされているみたいで心が躍りました」
だが温泉は元人妻の言葉を聞いてはいなかった。
温泉は、息をしていない。
温泉マークは、死亡した――。 暗闇――そこから横に視界の線が切り開かれ、眼の形の窓に景色が映る。
景色は、どこか見慣れた民家の一室か。
《ここは、どこだ? 俺は……俺は……俺は温泉マークだ》
色々なことを思い出した。初めて友引高校に出勤した日のこと。保健医のさくらさんを盗撮したこと。学園祭で死にそうになったこと。そして――
諸星家で、あたるの母に刺されたことが原因で、死亡したこと!
《だが俺は生きている。待てよ、これは流行りの転生ってやつか》
温泉マークは自分の肉体に違和感を感じていた。腹に巻き付けていた重苦しい脂肪層の感覚が欠落している。体が宙に浮きそうなくらい、軽い。そうか、やはり俺は死んで魂だけになっているのか。だから、軽い……? そ
こまで思案を巡らせたとき、違和感の正体を垣間見て彼は愕然とした。
目の前に自分の両手が見える。
それは、慣れ親しんできた自分の手とはまるで違う。
ほっそりとした若々しい女の手が肩から生えていた。
「ま、まさか……」
そう発した声もまた、自分の低い声ではなかった。
甲高い娘の声。しかも聞いたことのある人物の声だ。
部屋にあったクローゼットの扉の鏡を見た。確かめた。
鏡の中で自分を凝視しているのは不細工な中年ではなく、若い娘だ。
眼のつり上がった美しい顔立ちには、見覚えがあった。頭を手で触って確認すると、人にはありえない小さな角が生えている。
これは、彼女は――その正体は、
ラム、それしかない。
「い、入れ替わってる――?」
温泉マークの意識が、魂が、若々しいラムの体に取り込まれていた。 僕の知り合いの知り合いができたネットで稼げる情報とか
念のためにのせておきます
グーグル検索⇒『金持ちになりたい 鎌野介メソッド』
DXSAB 誰でもできる嘘みたいに金の生る木を作れる方法
念のためにのせておきます
いいことありますよーに『金持ちになる方法 羽山のサユレイザ』とはなんですかね
W3U 「んー、気持ちいい……」
ラムの肉体を得た温泉先生は、虎縞のビキニのブラジャーを脱いで、豊満な乳房を弄んでいた。
「すごい感度だ。さすがはラムの身体。地球のレベルを遥かに超えておるわい」
女の乳頭が固く膨らみ、表面に激しい性感が巡る。 (教師生活25年。俺はこんなに高揚したことはない。教え子のラムと肉体が入れ替わって、その美しい身体を弄び放題なのだからな)
(思えばラムが宇宙から転校してきたときから、気にはなっていた。女子高生にしてはエロすぎるプロポーション。それがあのバカ、あたると同居しているなんて、許せない!) ラム(温泉)はクリトリスをこすりまくって絶頂に達した。 「ふう、スッキリした。おっとこんなことばかりもやっておれんな」
ラム(温泉)セーラー服を着た。
「うむ、念願のセーラー服を着たぞ」 「とりあえず学校の様子でも見に行こう。じゃなくて、見に行くっちゃ!」
ラム(温泉)はラム方言を口にしてなんだか恥ずかしくなった。 ラム(温泉)はバスに乗った。
(しまった。ラムはバスなんか乗らなくても飛べるんだったな。いや、最近はドローン規制法もうるさいから迂闊に飛ぶのはまずいかも、っちゃ) ラム(中身は温泉)は、語尾に「ちゃ」を付けてしまい、赤面した。
(うーん、なんて恥ずかしいんだ。自分が徐々にラム化していくのが、恥ずかしいやら怖いやら) ラム(温泉)がつり革につかまってバスの振動に揺られていると、臀部に怪しげな感覚が走った。
ほぼ満員に近い車内なので、他人との接触は避けられない。
だが、この感触にはよこしまな感情が発せられていた。
間違いない。
痴漢だ。 (これが、痴漢というものか)
ラムの中の温泉先生は、臀部をなめ回されるような痴漢の感触に、奇妙な感慨を味わっていた。