締め切り後、編集部総がかりでどの下読みに割り振るかの、荒読み、荒選り。この段階で大概勝敗が決まっている。
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下読み。過去の通過者を落とせないので、非公式なデータベースを活用するだろうし、見つけた知り合いの応援に、
それ以下の応募作を挙げて擁護し、そのために非公式なデータベースに虚実を加えデータベースの信頼度を下げる。
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つまり、非公式なデータベースを活用する下読みは、通過作候補を確保したと思った時点で仕事をしたと判断する。
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最終選考前に候補作を精読する批評家は、自分の信ずる正しい作品の範疇に無い通過作から弾いて賞の基調を厳守。
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選考委員の既存の小説家は、自分の存在を脅かすような存在に対して、無意識にでも拒絶しようとしないだろうか?


最初の編集部の予想と、選考結果とが一致していれば問題ないのだろうが、実際には、どうなっているのだろうか?