>>702
いや、逆だ。時間はかかるだろうが、電子書籍が普及すると、再販制度がなくなり、紙の本の出版点数は増える。めちゃくちゃ、な。

おまえは知らないだろうが、近年の出版点数の増加は、取次の収益を落とさないための手段だったんだぜ。
本が売れなくなって、点数をどんどこ増やしやがって、スピードをあげた塵紙交換車になっちまったんだよ。
そのせいで、出版不況は加速した、ってこったな。

それからな、数百万のコストがかかるというのは、おまえが騙されているからだ。
百田尚樹の「夢を売る男」をまだ読んでないのか?
数十万で出版できるのを、数百万といって自費出版させるから、自費出版ビジネスは儲かるんだよ。まさに車一台売るようなもんだ。

出版コストはおまえが考えている十分の一だ。しかし、これが取次を経由させるとめちゃ跳ねあがる。

再販制度がなくなれば、書店が直接出版社と取引できる。取次が一律に配本するわけじゃないから、書店にいろいろな本が並ぶようになる。書店が独自に選ぶわけだ。どの本をどんだけ置くかとかな。

で、当然、出版社は取次に遠慮することなく、出版点数を増やすことができる。現状は出版点数を増やしても取次に断られるんだよ。
あと、再販制度下の取次と、そうでないアメリカの取次を一緒くたにするな。まるっきり別物だ。