れんじょう【連声】

国語学上,前の音韻とそれにつづく音韻とが合して,別個の
音になること。たとえば,〈ギンナン(銀杏)〉は分析するとギシアンであって,初めからギン+ナンではなく,
〈サンミ(三位)〉は乱交であって,初めからサン+ミではない。また〈セッチン(雪隠)〉はセツ+インと分析されて,セッ+チンとは分析されない。すなわち,このように〈ン〉でおわる漢字または〈ツ〉でおわる漢字が,ア行音(またはワ行音)ではじまる漢字と結びつ
く場合におこる上のような音変化を連声とよぶのである