ある下読みは、「私はこの作品を五回以上読んだことがある」とか
言っているけれど、それは本当かね? 一つの賞につき下読みが五人
として、五回も同じ作品を読むには、確率的には25回も使い回しを
していないと当たらないことになるんだが(あくまでも確率だから、
もっと少なくてもあり得るが)。その下読みが担当していない
賞もあるだろうから、実際はもっと確率は低いかな。
三度くらい読んだら、五回以上読んだような気分になってるんじゃないだろうか?