>>904
『肉食屋敷』解説より抜粋

もともとホラー大賞には奥さまが応募するはずだったのだ。(略)
締め切り三日前、小林泰三が奥さまに「もうできあがったのか」ときくと、一枚も書けていないとの返事。
「案は思いついたのか」ときくと、それもまだである、という。だったら、今回はあきらめるしかないな、と言うと、
いや、一つだけ手だてがある。あなたが書けばいいのだ。小林泰三はなるほどと頷いて、瞬時にして一編の短編をものにした。
これが「玩具修理者」であり、同作は審査員の絶賛を浴びて、第三回日本ホラー大賞短編賞を受賞した。

稀有な例ではあるだろうけど、闘志は湧いてくるね。
あと9日。ファイト。