「アメリカの夜」だって、群像の本選考中に審査員によって改題されたもの。「小春日和」を本当に春先の日よりの意味で
使用していたらしい。審査員から、旧暦の10月ではないか、と指摘があった。それでも内容が買われたせいか受賞。恐らく、リライトも当然あったのではなかろうか。
古くなるが、「太陽の季節」だって、「ちょうど〜のように」の「ちょうど」を「丁度」と
書かなければいけないのを、「調度」としてしまったと審査員から指摘されていた。
致命的(例えば登場人物が多すぎて、作品中で死なせてしまった人物を、そのことを忘れて後で普通に登場させた、とか)なエラーでない限り、
やはり作品の内容で本命を決めて、リライト、受賞、というパターンなのだろうか、どの賞も。