日本人と言えば宗教的リテラシーが皆無に近いと言われますが
天皇を世俗の権力から切り離された存在として存在せしめてきたその根底には
「聖なるものは決して権力と結びついてはいけない」という、
日本人の宗教的直感があるのではないか思います
それは西洋の宗教観に遜色ない、全き宗教的感覚だと思います
他にも日本人はたとえば好意を持った異性の向こう側に、
限りなく純粋な善きものを、つまり神に連なるものを見ますよね?
それも詰まるところ宗教的感覚と呼ぶのにふさわしいものではないか。
そういうことを考えていて、これはマリア信仰に似ているのではないかと思いました
マリア信仰は基本的に聖書を根拠にしてはいないようですね
異教的な地母神信仰がキリスト教の中で形を取ったものと言われているようです
しかし非権力の指向においては、たとえば教会よりも、
宗教として本物ではないかとも思います
どうなのでしょうか?