ふたつのおまんこは、ひとつは大きく、ひとつは小さい。産道をおちんぽと子供が通過したおまんこと、なんびとも歩んだことがない新鮮なおまんこの差だった。
街はどちらかと云うと大きいおまんこだった。あらゆるちんぽと人間が行き交っていた。
小さいおまんこの下では仔猫が雨から身を守っていた。街の一角、人が踏み入らない片隅である。雨を嫌うはずの仔猫が震えはじめた。かつ大きいおまんこの方へ歩み出た。つまり、危険が多い街に向かった。
より凶悪なものを感じたからだった。
このおまんこ汁を降らす元凶。この屁を吹かす恐怖のみなもと。

大小のおまんこにおちんぽが迫りつつあった。