0300名無し物書き@推敲中?2017/07/23(日) 13:43:02.06 れつだん先生 恋する閉鎖病棟から引用 膝までの深さがある沼をずっと歩き続けていた。いや、歩いているつもりになっていた。 気がつけばずぶずぶと、肩のあたりまで沈み込んでいた。けれど、僕はそれでも歩くのをやめなかったし、 もうすぐにでも向こう岸に辿りつけると思っていた。そんな僕に主治医ははっきりと、「入院したほうがいいね」と言った。 僕は静かに頷いた。そこでようやく僕は歩くのをやめた。