私は、趣味で小説を書いていまして、
何点か書いてはみたのですが、通っている文芸教室では内容以前に
作風が明らかに歓迎されていないみたいです。
(通っている文芸教室は、大手出版社を少し前に定年退職した編集長の方です)

私自身悲劇がメチャクチャ好きで、「いかにラストが陰惨に見えるか」
そこに注力している訳ですが、「もっと救い(笑)を持たせろ」みたいな
コメントばかりが飛んできます。
(それをしたら、この作品は全否定されてしまう)

後は、女性に対する暴力―早い話がレ〇プ描写或いはその類―を話の山場に書くことが多いです。

私はその被害者を、嫌悪感が先立つ以前にそのシーンをいかに美しく書くか、それを追求できるのは男性の書き手の特権と考えてまして。

この二点を、自分が書いている東洋系のオカルト・ホラー(超自然の要素は極力抑えて実質はサイコホラー)に落とし込むかみたいなことを考えて書いているんですが・・・

「よく書けているけど、この陰惨さじゃ賞取れないよ」
(原稿用紙換算で840枚の投稿度外視で書いた作品なのに)
みたいな感想ばかり見受けられます。

私には―後者の性描写以前に―アンハッピーエンドに対する物凄く強い拒否反応がある様に感じられてしまいます。

悲劇性の高い作品は、日本のエンターテイメント作品では、そこまで受け入れられないものなのでしょうか?