無職ゆき イルカ

卒業を待つ君の横で僕は単位を気にしてる
季節外れの講義をとってる
留年できる年数はこれが最後ねと寂しそうに教務がつぶやく

無職行きが来るときを知り ふざけ過ぎた1、2年のあとで
今ツケが来て俺は無職になった 高卒よりずっと惨めになった

篭り始めた俺の横で顔を伏せて母は何か言おうとしている
母のくちびるが「働きな」と動くことが怖くて部屋に戻った
時が来れば元気な親も定年になると気づかないまま

今2ちゃんに来て俺はニートになった
無職よりずっと惨めになった…