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バーチャル編集長作『山シゲ(仮題)』の問題点を挙げる

1.冒頭、場所がどこかわからない。学校の教室という設定のようだが、初めに読んだ時は新婚夫婦かと思った
2.「お熱いのー、ご両人、少しは周りを気にしたらどうだ?」というのはケントでもメイでもない山シゲのセリフだが、この名前が登場するのは3つ後のセリフであり、そこまで読んでようやく2人の傍に別の男がいる姿が浮かぶ。状況の説明が皆無に等しいので、読むうえでのストレスが大きい。
3.セリフだけで進めている途中に、それまで一切絡んでいなかったサキがいきなり登場する。よって先の最初のセリフである「ねえ、ケントー、私もお弁当作って来たんだけどどうする?」が誰のセリフかわからず、読者が混乱する
4.「あの子のなんかより、よっぽど美味しいと思うけど」というサキの発言について、「あの子」とはメイのことを指しているのだろう。しかしメイはケントとキスをしたばかりであり、目の前にいると想像できる。「この子」または「その子」でないと不自然である。
5.ケントは「じゃあ、山シゲ、二人でサキさんの分も分けて食べようか」と発言しているが、メイの目の前で彼女の好意を踏みにじるような発言が出てくるのは不自然である。冗談かと思ったが、直後に「メイの様子を察して」「あのサキさん、今回は遠慮させてもらいます。せっかく、作って来てくれたのに悪いですが」といった言動から、当初は冗談のつもりですらなかったと読み取れる。
6.山シゲの「サキ様の寝姿を思い浮かべながら、心して頂かせていただきます」は、ただのセクハラです。友人同士ならともかく(それでも問題だが)、一度「いや、山シゲ、お前は食べなくて良いから」と蔑ろにされているのでそこまで仲が良いようには思えない。深読みすれば、サキは山シゲに好意を抱いているものの、照れ隠しでケントに渡す弁当を山シゲに譲った、という展開に持っていきたかったとも考えられるが。
7.とりあえず山シゲの言動がキモイ