石の剣(つるぎ) (新潮文庫―ソーントーン・サイクル) 文庫 1991/1/1
久美 沙織 (著)

大傑作なのであるが...2006年3月6日
美しい設定で、流れるようにストーリーが展開する大傑作。
和風ファンタジーとして、最高峰に位置する傑作である。掛け値なしにすごい。
恐ろしい力を持つ女王と対決する実の娘(王女)は馬に姿を変えられている。
王女を愛した若者は小さな魔法の力を持つ少女と共に、女王に挑む。
設定、ムード作りが秀逸で、国産ではちょっと、お目にかかれないぐらいスゴイのだが、
二巻以降は何故か、どんどん質が落ちる。大傑作なのは一巻のみである。
また、タニス・リーの「冬物語」にとにかく設定が酷似しているのは、相当に疑問が残った。
オリジナルと言えるか、甚だ疑問である。なので、星5つ→3つとしています。