久本雅美の小説

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0001この名無しがすごい!2020/06/13(土) 23:24:46.82ID:DCAQ+T17
「あれっ、ここは、どこ?」

柴田理恵が目覚めると、そこは彼女の知らない部屋だった。
部屋の中には理恵の他には誰もいない。人どころか置き物一つない殺風景な部屋だ。

「なっ、何が起きてるの!?」

理恵が困惑していると、突然、背後に気配を感じた。

「あらー、おはよっ!」

後ろからハスキーなおばさんの声が聞こえてくる。
そっ、そんな、さっきまで誰もいなかったのに。
理恵はあまりに恐ろしくて、振り向くことが出来なかった。

「無視しないでよー」

親しげに話しかけてくるその声は、どこか聞き覚えのある声だ。
この声は、たしか、ヒルナンデスでよく聞く声。
えっ、まさか!?

「せいかーい!」

理恵は確信した。

「久本雅美だよっ!」

息を飲み、ゆっくりと後ろを向くと、

そこにはマチャミがいた。
マチャミの手には一本の包丁が握りしめられている。

「私が今から何するか、わかるよね?」

そう言ってマチャミは包丁を振り上げてみせた。

「やっ、いやだっ、、やめてっ、、、」

理恵は逃げようとしたが、腰が抜けて歩けなかった。

「さぁ! いっくわよー!!!」

マチャミの包丁は一直線に理恵の胸に向かってくる。

その勢いが止まることは無かった。


包丁が胸に突き刺さる直前、理恵は思い出していた。



昨日、飲み会で「創価学会」を馬鹿にしたことを。

0002この名無しがすごい!2020/06/13(土) 23:30:30.91ID:1mSntNqt

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