報道陣との一問一答は以下の通り。

−殿堂入り。

「驚きと喜びが、本当に交錯しています。どちらかと言うと、恐縮する思いの方が強いです」

−資格1年目での殿堂入り。

「それが僕であっていいのかなと。純粋に。自分よりプロ野球界に貢献された方、実績を残された方はたくさんいると思うんですけど。本当に僕でいいのかな、と正直に思います」

−連続フルイニングの記録を樹立。

「フルイニングを目指して記録を作ろうとしてやってきたわけではない。日々、毎日試合に出なくてはいけない。数字を残さなくてはいけない、休んではいけない。
その連続、結果がたまたま記録になっただけ。目指した記録ではない。そこを評価していただいたのはうれしく思います」

−けがをしても出続けた。

「一番は、その時の責任感じゃないですかね。チームのために試合を抜けられないという思いでした」

−一番、印象に残っているシーン。

「いっぱいあるんですけど、広島時代で言うと、連続無併殺記録。
タイ記録と新記録の時、なぜか一塁にランナーがいて…。ランナーいなかったら自動的に更新するんですけど、なんでタイ記録と新記録でランナーが一塁にいるんだろう…。そこでヒットとホームランが打てた。笑い話のような、自慢のような。
タイガースに来てからは日本シリーズのサヨナラホームランですかね。甲子園球場が一番沸いたというか、あの日が一番、拍手喝采を浴びた日じゃないかなと思います」

−星野さんが昨年、殿堂入りを。

「去年、星野さんが選ばれて、入れ替わるように自分が。本当に選ばれましたという報告がしたかった。残念です。本当に。もう70歳でかなり丸くなられてるんで(もしここにいたなら)おそらく、優しい言葉をかけていただいたかなと思います」

−今シーズンへの意気込みを。

「監督就任して3年目ですし、もちろん結果はほしいです。内容もほしい。両方を追い求めて、当初の志を強く持ったまま、ブレずに強いチームをつくって、優勝したいと思います」