夏休みの間に片山君と何度かプールで会っていて、自分にも友だちが出来たと喜んでいた。
そして、夏休み明けになり片山君とクラスで会った。片山君に話し掛けようとしたが、片山君は他の子たちとワイワイ一緒に騒いでいて、自分のほうなど見向きもしなかった。
きっとあの夏休み期間は自分は誰かの友だちの代替えだったのだろう、とその時に気が付いた。
あの時の絶望感を思い出すと今でも涙が出てくる…。
ただ、一時でも一緒に過ごしてなってくれた片山君には感謝している。
片山君、今ごろどうしてるのかなぁ。