まあ、こんな時代だったわけだしね


90年の月刊現代より。
タイトルは「大浪人時代!もはや大東亜帝国が高嶺の花に!」

都立新宿高校の教員がこう語る。
「かつてはうちの生徒が大東亜帝国といったレベルの大学に落ちることですら驚きでしたが、今では何ら驚かなくなった。浪人してもこれらの大学に落ちるのですからね」
 
80年代半ばから90年にかけて18歳人口が連続的に大増加した為、私立大学の倍率が年々上昇しそれに伴い難易度も急上昇。
一例を挙げると亜細亜大経済学部は85年当時の難易度は35.0であったのが今年(90年)は55.0と当時の明治大政経学部並みに。
駒沢大経済学部は当時は42.5であったのが今年は57.5と当時の青山学院国際政経学部にまで上昇している。
さらに教員はこう語る。

「以前一年浪人すればほとんどの生徒は自分の志望する大学に合格したものでしたが、今は浪人しても翌年にはさらに18歳人口が増加しているため入試が激戦になり合格までのレベルアップが追いつかなく、
どこの大学にも受からずに再浪人というケースが増えてます」