40歳からひきこもりの男性(56)、両親に相次いで死なれ・・・収入なし、16年ぶりに家の外に出る
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 「誰にも相談できないと思っていた」。
ひきこもりの長期化で、高齢の親とともに生活に困窮するケースが増えている。
ともに暮らした両親が相次いで死亡し、新たな生活を始めた東京都内の男性(56)が、当時の心境を語った。

 中学でいじめに遭い、高校卒業後に運送会社で働いたが、客からのクレームなどで精神的に追い詰められ二年で退職。
簿記の資格を取るために通った専門学校も途中でやめて、四十歳から自宅にひきこもった。
その頃、両親はともに七十代。男性に少しでもお金を残そうとしたのか、病院に行くのを見たことがなかった。

 二〇一六年の秋。父が動かなくなっているのに気づいた。

「寝ているだけだから」と母。自ら一一九番し、駆けつけた救急隊員がその場で死亡を確認。
さらにこう続けた。「お母さん、認知症が始まっているようです」

 父は晩年、脳梗塞でろれつが回らなかった。
母が対応しないので「大丈夫だろう」と勝手に思い込んでいた。

 「私がもっと早く両親の異変に気づいていれば、父に介護を受けさせたり、母を病院に連れて行ったりできたはず」