違法賭博店の収益を受け取ったとして、警視庁は、指定暴力団住吉会系組幹部の平田弘二容疑者(41)=東京都新宿区新宿1丁目=や、「敵刺(てきさす)」の名でユーチューバーなどとして活動していた同会系組員の坂井俊太容疑者(39)=港区海岸3丁目=ら計4人を組織犯罪処罰法違反(犯罪収益等収受)の疑いで逮捕し、28日発表した。

暴力団対策課によると、4人は昨年8~11月、新宿区内の喫茶店や路上で、ポーカー賭博店の収益である現金計110万円を同店長の男(47)から受け取った疑いがある。同課は認否を明らかにしていない。賭博店をトラブルから守る「用心棒代」名目だったという。

この賭博店は新宿区歌舞伎町2丁目の雑居ビルの一室にあり、同課が昨年11月に家宅捜索して現場にいた店長の男らを賭博開帳図利容疑などで逮捕していた。その際押収した店長らのスマートフォンに用心棒代の支払いに関するやり取りが残されていたという。

同課は、賭博店が暴力団の資金源だったとみて調べている。

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