米国放送機器展 NAB デジタルシネマサミット (2004年4月17日)

講演(2) The "White" Paper
Matt Cowan氏 (RealD社 元サイエンテフィックオフィサー)
Loren Nielsen氏 (Xperi社 現ヴァイスプレジデント)

> 映画製作時から上映までに用いられるホワイトには、
> 「製作時のホワイト」、
> 「エンコーディング時のホワイト」、
> 「ディスプレイにおけるホワイト」
> が存在する。
>
> この中で一番重要なのが、製作時のホワイトであり、
> ストーリーやシーンの内容によりさまざまな値が用いられている。
>
> 視 聴 時 の 感 覚 は 相 対 的 な も の で あ り、
>
> 物 理 的 な 絶 対 量 で は な い 。
>
> この相対的な感覚により、
> 実際の世界では広いレンジを必要とするホワイトでも、
> スクリーン上で表現することを可能としている。
>
> 例えば、「雪のホワイト」、「雲のホワイト」、「明るい物体のホワイト」
> などは、実際の世界では非常に広い物理的なレンジを必要とするが、
> 人間の知覚が相対値であるため、
> 限られたレンジしか表現できないスクリーン上でも表現が可能となる。

「デジタルシネマに関する調査研究」報告書 財団法人デジタルコンテンツ協会
https://hojo.keirin-autorace.or.jp/seikabutu/seika/16nx_/bhu_/it_/h16_it_digitalcontentskyoukai-8.pdf