E-620で初採用した簡易型ISユニットだが、省電力・小型軽量化=Penへの搭載を前提として開発
されたこともあり、ガッツリ原点決めの出来ていたE-3系/-510系/-30とは異なり、補正能力自体も
約3段と控えめだった。そして、この頃になってISユニットエラー個体が一気に増えて来た。
動作不良ではなく、いきなり張り付いた形で動作不全を起こすケースが殆どで、原点決めが出来て
いないという信号が戻されることで、不動>NG信号>モーターというループに至り、最後にはメイン
基盤にダメージを及ぼす可能性すら出て来るという代物である。

つまりE-620〜PL6までの機種で、この不具合を起こしうるということ。

メカの軽量・簡略化と寿命はトレードオフってコト。昔あったMDのピックアップメカだって、初期は結構
頑丈なガイドレールを使っていたが、後期は本当に華奢だったからね。

ちなみに、残しているフォーサーズボディーはE-300/-5の2種。