>>155

>― どうしてソニーはあのサイズにしたんでしょうね?

【レンズ開発担当 大竹 基之】

フランジバックが短いと広角レンズが性能アップできる特徴があります。
昨年発売した16-35mm F4のレンズの広角側16mmのときのMTFカーブを見ると、
中心から周辺まで高いMTFが実現できていることがわかります。
これに対して、Aマウントの広角レンズは焦点距離よりもフランジバックが長くなるために採用するレンズの形式が限られ、
そのため収差が残りやすく、周辺部でMTFが下がるというケースが多かったのですが、
Eマウントではそうした部分がありません。

それからもう一つ、フランジバックが短いことで射出瞳が短いという特徴があります。
イメージセンサーの前についているオンチップレンズは光を効率良く集めますが、
射出瞳距離が短いためにレンズから出る光の角度に制約を持っています。
それを合わせないと、光が蹴られてしまいます。

最初のEマウント機であった N E X を 始 め る と き 、イメージセンサー部門とレンズ部門とで、
ど う い っ た バ ラ ン ス に す れ ば 一 番 性 能 が 良 く な っ て 、
か つ A マ ウ ン ト と の 兼 用 化 が で き る か を 徹 底 的 に 議 論 し ま し た 。
これも、
イ メ ー ジ セ ン サ ー と レ ン ズ を 同 じ 社 内 で 開 発 し て い る か ら こ そ で き る 技 だ と い え ま す 。

http://www.sony.jp/ichigan/ambassador/vol_01/


Aマウント兼用とイメージセンサーの進化だと思います。。。