sigma fP

誰得なカメラなのか
事情があり購入して一時期使用しました。

高解像度で手ぶれ補正がないので、多くの場所では三脚がないと高画質で撮れない。
画素数が低い方が好感度耐性は高いので、ファイルが重くなるだけになる可能性が高い。

メカシャッターが無いので、動体撮影は難しい。
動画でもローリングシャッターを気にする必要がある。
このレベルの読み込み速度でメカシャッター無しの6100万画素にしたのが謎。

AFスピードと精度が悪いので、高解像度が全く意味を成さない場面が多い。
ファインダーも他メーカーのフラグシップモデルより画素数が低く、確実で正確にピントを合わせるのは難しい。
画素数の低いカメラでは、この程度のファインダーでも良いと思う。

ブラックアウト時間が長いので、連写は出来ないし、無理に何枚か連写しているとバグが発生する。

動画のダイナミックレンジは狭く、このカメラを使う優位性は感じられない
https://youtu.be/Zsz3wto6lNk
BRAWメインでも使いにくい

ローパスフィルターと高画素の組み合わせはマッチしていて、キマれば美しい写真が撮れる。

設計に哲学はないかもしれないが、使う側が工夫して楽しむカメラだと思う。
特に選ぶ理由がない限り、高画素が欲しいのであれば手ぶれ補正と高性能AFがあるa7rivを選んだ方がいい。

Sigmaにしか出せない商品レベルであるし、逆にそれを楽しめる前提で購入した方が良いと思う。