基準が知りたい人、あるいはどうしても明確に提示されないと気が済まない人のために

サッカーという競技について
明文法(読まなくていいよ)
・ゴールが多く奪った方が勝ち。引き分けあり(育成では、プレイヤーの成長のために「大人が負けを受け入れる」必要がある。大人が美しさというこだわりのために言い訳をして「プレイヤーに負けを受け入れさせる」のは本末転倒)
・ボールは足で扱う(ミスは絶対します。トレーニングでボールを手で扱ったりするのは、ミスという要素をあえて排除して動きに集中させるため)
・リーグ戦では勝ち点制で順位を競う
・あとは11人制とかオフサイドとかルールブックにのってること

不文法(サッカーインテリジェンスの高いあの選手がなぜあんな無謀に見えるチャレンジするの?規律に厳しい監督はなぜ怒らないの?その理由)
・攻撃はゴールへできる限り直進する
(個人のプレーの方向性、チームのベクトル。かつ駆け引きに勝つための投資。オートマティックな中央迎撃にはオートマティックなサイド展開やフリック。でも、前を向けたらゴールへ。一瞬、体の向きをゴール側に向けるだけで相手をコントロールできる)
・守備はゴールへ向かう攻撃をふさぐ(ゴールと攻撃を結ぶ線上に、攻撃を阻むように立つ)
・攻守の切り替えはシームレス(野球みたいなウラオモテでやるわけじゃない。バランス大事。ポジション配置のモデルは守備が四角、攻撃がジグザグ)
・ゴールを奪われやすい危険なエリアがある(中央、横はゴール幅と縦はPA+2mぐらい。ここで8割だったか得点が決まる)

ポジショナルプレーは全てでは「無い」。これらを円滑に行うための一手段(ポジショナルプレーという基準でサッカーをやりますよってこと)
1、ポジション良ければ、大失態はないよね
2、それに結局、俺たちの方がつえーんだから、我慢しとけば相手が折れるよ
っていう実はミス待ち戦法

ベップバルサはメッシというモンスターパワーで、ミスからのカウンターによる失点という、サッカーにおけるポジショナルプレーのリスクを無視できた
カウンターで失点しないということではなく、トランジション守備の網を抜けて1対1で点を取られるより、整ったブロックの外からメッシが1対多数を破ってが得点する確率の方が高いという特殊例(普通はできない)
(実際には、メッシに渡すために、イニシャビが相手を一枚剥がして、メッシがスタートは1対1になるようにしている)