組織を掌握するとき、監督は善良な人間だけを好むべきではないだろう

そう語っているのは、かつてバルセロナであらゆるタイトルを勝ち取ったフランク・ライカールト監督である。

「いい選手は人格的にも優れていることが多いが、同時にしばしば複雑な性格の持ち主だったりする。そして、変わり者や偏屈な選手こそ、チームが勝ち続けるには必要な部分がある。人間としていい性格であることは、決して悪いことではない。
でも、監督はそれを絶対的な価値にしてはならないだろう。素直で従順な選手だけでは、厳しい戦いを勝ち抜けないからね。チームはいろいろな性格の持ち主がいて、お互いが補い合い、それぞれが融合することでうまくいく。その集団を束ねるのが、リーダーである監督なんだ

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