レアル下部組織の監督が中井卓大に期待。 「上に行ける可能性がある」

カデーテAのトゥリスタン・ロドリゲス監督はどう評価しているのか。
20年以上にわたり、クラブの育成部門をわたり歩いてきた名指導者に話を聞いた。

「明らかなことは、日本人選手のボールコントロールの技術レベルが非常に高いということ。
これは私の個人的な印象だが、真面目で自己犠牲の精神も兼ね備えている日本人選手は、
どこの国・クラブに行っても重宝されるはずだ。それはレアル・マドリードという特別なクラブでも同じ。
フットボールはチームスポーツであり、とくに現代サッカーでは"チームファースト"で
動ける選手の価値が高いから、スペインでもチャンスが与えられる日本人選手は増えていくだろうね」

「ピピ(中井の愛称)の特徴は、ボールを落ち着かせることができること。
その点でいえば、レアルだけではなく、スペイン中の同年代でもトップクラスの能力がある。
チームの攻撃は彼を経由して始まることが多いし、ボールコントロールというスペシャルな武器を持っていることが彼の強み。
今はボランチが主戦場で、チームのシステムが変われば前めのポジションでプレーする時もあるが、
彼には自分なりのスタイルを見つけてほしいね」


中井くんは来年に呼んで試して欲しいな