1998年フランス大会が終わった後の、マーティン・ヘーゲレの秀逸な記事
そのB
考えてほしい。韓国がこれまで何度1勝にチャレンジしてきたのかを。
ブルガリアが1勝をあげるまでに何十年かかったかを。
ワールドカップの1勝がどれほど難しいのか、日本の友人たちは忘れてしまったのだろうか。
「城彰二がチャンスをつぶしたのが敗因」と日本の報道にあった。
過剰反応である。
FW1人の力で試合を決定づける時代ではないし、点取り屋というのものは作ろうとして作れるものではない。
スーケルが現れるまでクロアチアは戦後ずっと待っていたわけだし、
アルゼンチンがバティストゥータ以前にいた点取り屋は1978年の得点王、マリオ・ケンペスだった。