>>151
今年のGW最後の土日、彼が私の部屋に泊まることになった。
彼は金曜日にバイトを終わらせたあと、夜に車でこちらに向かうことになっていた。
私もその日バイトが夜遅くまであったので、アパート付近のコンビニで待ち合わせて、そこから車に乗せてもらって一緒に私の家まで行くことに。
バイトを終わらせ「着いたよ」とLINEを入れた上でコンビニに向かうと、イートインコーナーでスマホをいじる彼を発見。
「お待たせ」
「おっ、意外とバイト終わるの早かったな」
などと言葉を交わし、いざ我が部屋へ。

部屋に着いて、お互い荷物を置いて床にぺたんと座り、数度の溜息のち無言。
すると彼がぼそっと「◯◯、…ちょっとこっち来て」
私恥ずかしくて焦って「えっ、待って待って、私バイト終わりでめっちゃ汗臭いから嫌、せめてお風呂入ってからがいい」とムードぶち壊し発言。
彼、「何だそりゃww 仕方ないなww」と笑う。
そのまま、そうしたらひとまずお風呂入るか、となって、まず彼、続いて私、と入浴を済ませた。

私も髪を乾かし終わったころ、彼が「それじゃ、…こっちおいで」と言うも、私やっぱり恥ずかしくてなかなか近寄れない。
近づいては離れ、彼の方を向いてはそっぽを向き、としていたら、彼が「…隙ありっ」と私の両腕を引っ張り、私は彼に覆い被さるというか、彼の腰のあたりに抱きつく形になった。
私もさっきまでは恥ずかしがっていたものの、一度その体勢になってしまうと存外平気でしばらくそのままでいたら、
彼「そういえば俺ら、まだキスしたことなくね?」
私「…せやね」
彼「しよう、今日」
私「ええでもだって…、嫌とか全然そんなんじゃないけど、恥ずかしい、私したことないし…」
彼「俺だって恥ずかしいし、初めてだから緊張してるよ」
私「…」
彼「な、だから、起きて、こっち向いて?」