ビッグメゾンによる血で血を洗う買収合戦で老舗ブランドは復活したけど80年代創設の新進デザイナー達は苦労したよ
LVMHグループ(ヴィトン・ディオールなど) VS ケリンググループ(グッチ・サンローランなど)VS プラダグループの抗争が90年代後半に勃発した

特にプラダグループはヘルムートラングとジルサンダーを買収しておきながら創設デザイナーを辞めさせて、結局海外に売却した
プラダと同じミニマリズムの旗手と言われたラングとジルサンダーを潰した罪は重い

一方でルイヴィトンはマークジェイコブスを起用して鞄屋からコレクションブランドに
グッチ・フェンディはトムフォードを起用してオジサンイメージとライセンス販売から先端モードに復活
ディオール・サンローランはエディスリマンとガリアーノによって復活

現在は資本の大きなグループ傘下になるか(GIVENCHYのように)優秀なデザイナーを抜擢して(バレンシアガやランバンがこれ)復活するばかりで大掛かり新人が居ない
デナムサヴァリアのヴェトモンがビッグシルエットと脱構築的デザインで久々の大型新進ブランドだけど、彼自身はマルジェラなどで経験を積んだベテラン
それでバレンシアガ(から出資も受けて)も兼任してる