ヴィンデッドの持つ色み、これを目指してデッドに近い、同じ色みにすればええと思って作ったら
そらデッド状態ではええ感じに見えるやろ
これはええ色落ちしそうやと思わせられる
それで皆、騙される
実際に退色させると全然違う方向の色のトーンへ向かっていくのを見てがっかりすんのが関の山や
せやけど穿いてる内に愛着感みたいなもんが生まれて、これはこれでええ色やと自分で無理やり納得させる
これが現実や
実際に色落ちた時の色、リアルに退色していく過程の色が同じ傾向にあるんかどうか
ここがいっちゃん重要なとこなんや
そこで生地に眠ってる潜在的な落ちた色みを研究する必要がある
実際に生地作っても色落として見なわからん
ここにジレンマが生じる
長期間のリアルな穿き込みで実験するにはあまりに効率が悪すぎる
そこで、ヴィンのデッド生地を使って洗い加工の実験をする
開発した生地にも同条件の加工を施し、色みを判断する
この洗い加工の色落ちで同じ傾向の色落ちが見れるかどうか
同じ傾向であれば、リアル穿き込みでも同様に落ちていくことが想定されるのである
こうして効率化を図る事が可能