「民事再生」レナウン、最初の躓きはバブル絶頂期に(JBpress) - Yahoo!ニュース
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 戦後の同社の歴史は、栄光に満ちていた。高度経済成長真っただ中の1961年には、小林亜星が作詞・作曲したCMソング『ワンサカ娘』で一世を風靡。
1969年には、空前のゴルフブームを背景に、米国の著名ゴルファーの名前を冠し、
赤黄白緑の四色の傘をマークにしたトータルファミリーブランド「アーノルドパーマー」で戦後最大と言われるヒットを飛ばした。
さらに1971年には、紳士服のブランド「ダーバン」をアラン・ドロンのCMによって売り出し、樫山と大賀を抜き去って、背広市場で首位に躍り出た。

 1965年の売上げで見ると、日本のアパレル・メーカーの上位5社は、
(1)レナウン162億円、(2)樫山(現・オンワードホールディングス)85億円、(3)イトキン43億円、(4)三陽商会39億円、(5)東京スタイル24億円である。
1985年時点でも、やはりレナウンが首位で2202億円、2位樫山1760億円、3位ワールド1359億円。レナウンは常に業界の王者だった。