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【ときメモ】ときめきメモリアルSS総合スレ

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1名無しくん、、、好きです。。。
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2010/04/06(火) 20:03:17ID:5DqS8Q41
思いをぶちまけろ!
エロネタはエロパロで。
2010/04/22(木) 13:09:02ID:H+6SDqzB
おっとアンカー消えた>>14じゃなくて>>144
2010/04/22(木) 13:20:35ID:xiA1DKw/
>>145
おへ!?
自分で書いてて全然気が付かなかった!
>都子ED・つぐみEDとのイメージ

元ネタはイラストからでして
イラストを見てて沸いたイメージに少し付けたししていったのが今回のSS
イラストの作者さんに改めて敬礼なのです(`・ω・´)ゞビシッ!


そして改めておねだり&期待させて貰っちゃうねw
2010/04/23(金) 00:17:21ID:TbRC7Rk+
以前柳ネタを作っていると言ってた者ですが。
ようやく完成にこぎつけました。
稚拙でかつ読みづらい点等々あるとは思いますが、
生暖かく見守っていただければ幸いです。
2010/04/23(金) 00:20:39ID:TbRC7Rk+
柳家の晩餐 〜地獄の一丁目へようこそ〜


5月某日。
かろうじて一流大学に入学し早一ヶ月が過ぎようとしていた。
ようやく大学にも慣れ、友達も増えつつある今日この頃。
相変わらず、学は女子学生に弄ばれる姿を横目に見ていたり。
しかし・・・あいつのエロスパワーはどこから湧いて出てくるんだろう。。。


さて、話は変わって。俺は何故か、とある短大の前に立っていた。
ある女の子を待つために。しかしここは女子短大。
どうみても校門前で待つ俺は不審者である・・・マッチョな警備員の眼光が恐い・・・


『あ。○○く〜ん』


どこからともなく聴こえてくるあの甘ったるい声。
1人の女の子が俺の下へ駆けてくる。
ほんわかとした雰囲気。すこしぽっちゃりした体。そして大きな胸(おいおい
柳冨美子。俺の彼女。
あの悪夢?の全校告白生中継のお陰で俺たちは結ばれたわけだ。
2010/04/23(金) 00:23:07ID:TbRC7Rk+
『ごめんねぇ〜。待った?待ったよね?』
「いや、待つのは慣れてるから大丈夫。」
『あ。それって嫌味〜?あはははははは』
「はははははは。」
『さってと。お買い物してあたしん家いこ♪』
「あぁ。行こうか冨美子。」

今日は付き合って初めて、冨美子の自宅へ行くことになっていた。
家の前までは何度もあるが、家に上がるのはこれが初めてである。
うっ・・・そう考えると少し緊張してきたぞ・・・?
お土産は何にしようか・・・スイーツショップのケーキか?甘味処のあんみつか?
う〜ん・・・あまり考え無しで来ちゃったな・・・

『・・・くん?○○く〜ん?』
「えっ!?あっ?何?」
『もぉ〜。何を食べたいか聴いてるのに〜!』
「あ!あぁごめんごめん。そうだなぁ〜ハンバーグとかいいなぁ〜。あは、あはははは・・・」
『ほうほう。ハンバーグね!おけおけ〜^^』
う〜ん。やっぱり冨美子は笑顔がかわいいなぁ。
しかし・・・おいおいいくらなんでもやたらめったら買いすぎじゃないのか?
ひき肉、玉ねぎ、人参、お構いなしにどんどんカゴの中に入れていく・・・
「な、なぁ冨美子」
『ん?ど〜したのぉ?』
「冨美子の家って確か・・・ご両親とおばあちゃんと、妹に冨美子、だよな?」
『そうだよぉ。』
「5人+俺にしても、やたら量多くないか?」
『そうかなぁ?これでも少ないくらいだよ?』
この一言の意味は、後々思い知らされる事になろうとは、
この時の俺は知る由も無かったのである・・・
2010/04/23(金) 00:26:36ID:TbRC7Rk+
お土産は冨美子のリクエストでシュークリームになった。
しかし・・・大量の食材・・・すごく・・・重いです・・・
『たっだいま〜!彼、連れてきたよ〜!』
「おかえり〜。今行くわね〜。」
「あら。冨美子の言う通りかっこいい子ね。いらっしゃい。はじめまして、冨美子の母です。」
「あ。どうもはじめまして。○○と申します。今日はお招きいただきありがとうございます。」
よく似た親子である。
「あっ!お姉ちゃんの彼氏だ〜!こんにちはっ!妹の加奈子でーす!きらめき高校1年で〜す!」
これまたよく似た姉妹・・・クローンか?
「おやおや。冨美子の将来の旦那さんかいね?どうもどうも。冨美子の祖母でございます。」
どんどん出てくる柳家の人々。しっかしよく似てる・・・
女性側の遺伝子が強いんだろうか・・・
「おぉ。冨美子の彼氏くん。いらっしゃい。冨美子の父です。いつも冨美子がお世話になっていてすまないね。」
・・・でけぇ・・・キングワル男よりでけぇんじゃないのか!?
「おいおい。いつまで玄関で挨拶させるんだ?あがってもらいなさい。さぁどうぞ遠慮しないで。」
「あっはい。お邪魔します!」

リビングに通される。
ふ〜む。至って普通の家・・・だな。ウチとあんまり変わらないや。
「さぁさぁ。そこに座って。母さん、お茶でも出して。」
「あっはい。それじゃ失礼します・・・うおっ!」
ソファが思いのほか深くてオレの体が軽く埋まってしまった。
「ははは。キミもやっぱり引っかかってしまったか。初めて来る人は大概そうなるんだよ。決してイタズラじゃないからな?ははは。」
「ははは・・・ちょっとびっくりしました・・・」
「ふふ。ごめんなさいね。ウチのソファは全部そういう感じなの。はい、どうぞ。」
「あ、どうもありがとうございま・・・」
・・・アレ?俺の目がおかしいのかな・・・これ・・・お茶・・・だよな?
何故ジョッキで・・・しかもおかわりがピッチャー・・・
この時点で気づけばよかったものを、やはり高校時代からの鈍感っぷりが遺憾なく発揮されている。
こういうモノなんだと思ってお茶を飲む。
2010/04/23(金) 00:30:17ID:TbRC7Rk+
ここからはお父さんからの質問攻めタイム・・・
き、気まずいなぁ・・・しかし、それは杞憂に終わる。

「で・・・。キミと冨美子は付き合ってどれくらいになるんだ?」
「えっ?あぁ正式に付き合うようになってからは2ヶ月程経ちましたかね・・・」
「高校時代から付き合ってたんじゃなかったのか〜。」
「はい。何て言いますかね・・・高校時代は仲のいい友達・・・とでも言いましょうか・・・ごく」
「その割には、毎日のように冨美子はキミの話をしていたけどなぁ。てっきりもう付き合って長いのかとばかり思ってたよ。」
「う〜ん・・・まぁ・・・友達以上恋人未満がやたら長かったから・・・ですかね・・・」
「なるほどね。しかし、キミ結構体格いいな。放送部、だったんだろ?」
「えぇまぁ。でも体動かすのも嫌いじゃないんで、走ったりはしてます。」
「それだけの体格だ。メシも結構食うんだろう?」
「いえ・・・人並みですよ」このお父さんの一言。
ここでも気づかない俺はとてつもない鈍感野郎である。

「あ。お兄さ〜〜ん。ちょっと教えて欲しいところあるんですけど〜」
「お、お兄さん!?」
「だって、ふ〜ちゃんの彼氏さんなんだし。お兄さんって呼んだ方がいいかなって。」
『加奈子〜!あんまり困らせちゃダメだよ〜』
「いいじゃん!ねぇお兄さん♪」
「いや・・・ははは・・・呼ばれ慣れてないから恥ずかしいやらなんとやら・・・」
「ふ〜ちゃんから聴いてますよぉ?3年間、学年トップの座を誰にも譲らなかったって!」
「いや・・・あれは結局偶然が重なって・・・」
「またまた〜!すごいじゃないですかぁ〜!だからちょっとわかんないところがあるから教えてもらおうって思って!」
「まぁ・・・1年の問題なら大丈夫・・・かな。どこがわからない?」
「えっと。ここなんですけど、全然解けなくて・・・」
「どれどれ?あぁこれか。○○先生の出しそうな問題だ・・・えっとコレはちょっと引っ掛けがあってね。」
「ふむふむ・・・あ〜!そういうことか!」
「どう?こんな感じなんだけど。」
「おけおけー!ありがとうございます!」
口調までそっくりだ・・・学校でも人気ありそうだな。
この姉にしてこの妹あり、と言ったところか。
2010/04/23(金) 00:35:13ID:TbRC7Rk+
「ご飯出来たわよ〜!」
食欲をそそるいい匂いがリビングに漂う。
お腹も空いてたし、まさに待ってました!と言わんばかりの俺。
この後襲い掛かる悪夢を知らずに・・・
「じゃあ、彼氏クンは冨美子の隣ね。」促されて冨美子の隣に座る俺。
す、すごい!ご馳走の数々に目を見張る。しかし・・・
す、すごく・・・大きいです・・・一品一品がやたらとデカイ・・・
ご飯はどんぶりメシ山盛り。味噌汁もコレ・・・ラーメンの鉢だよ・・・な・・・
自分でリクエストしておいてアレだが・・・ハンバーグも・・・デカイ・・・皿からはみでてる・・・
サラダも・・・コレ普通取り分けるよな・・・デカイのが1人1皿・・・
流石の俺も笑顔が引きつる。こんな大量のメシを見るのも食うのも初めてだ・・・

「いっただっきま〜〜〜〜〜〜す!」

物凄い勢いでメシを食う柳家の人々。
「い、いただきます・・・」「さぁさぁ。遠慮しないでどんどん食べてくれよ!」お父さんが言う。
「は・・・はい・・・」と、とにかく食わないと!柳家の面々に負けずに巨大メシを胃にぶち込む俺。
うっ!コレは!!う、うまい!!と思ったのもつかの間。
「おかわり!」お父さん・・・もうどんぶりメシ食い尽くしたんですか・・・?ご飯が山になってますけど・・・
「彼氏クンはおかわりいらないの?」「えっ!?あっはい!お願いします!」
「やっぱり男の子ね〜。ご飯多目に炊いておいてよかったわ♪」
メシの山だ・・・また山になってる・・・
『遠慮しなくていいんだよぉ〜 あたしも作ったんだからどんどん食べてね!』
「あ、あぁ・・・」コレ・・・どうすりゃいいんだ・・・

何とか山盛りのメシやら何やらを全部胃の中へブチ込んだ・・・
う・・・生まれそうです・・・横になりたい・・・でもそれやっちゃうのはマズいだろ・・・
だが、コレで終わったと考えた俺は・・・甘かった・・・
「さぁみんな〜。食後のデザートよ〜。彼氏クンがシュークリーム買ってきてくれたのよ〜」

・・・増えてる・・・しかもでかくなってる・・・
ここで俺の意識は途絶えた。もう・・・ダメです・・・
2010/04/23(金) 00:37:58ID:TbRC7Rk+
『・・・くん・・・○○くん・・・』
気がつくと、目の前に冨美子の顔。
「えっ・・・?アレ・・・???」
『どうしちゃったの?デザート見た瞬間倒れちゃったんだよ?』
「えっと・・・ここは・・・?」
『あたしの部屋だよ?キミが気を失ってお父さんが1人でここまで運んでくれたの。』
流石あの体格・・・俺1人くらい余裕ってワケか・・・
『もしかして・・・』「えっ?」『多・・・かった?』
「う、うん・・・まさかあんなにあるとは予想してなかったからさ・・・」
『やっぱりね・・・お母さん、張り切りすぎちゃって・・・ごめんね。』
「い、いや・・・謝る事ないよ・・・」
『い、いつもはあんなたくさんじゃないんだよ?今日はキミが来るから・・・あたしもお母さんも張り切っちゃって・・・』
「いや、俺の方こそごめんな。あんな風に倒れちゃって。」
『そんな!謝らないで!私がちゃんと説明していればキミも驚かなかっただろうし・・・』
『それに・・・キミ・・・たくさん食べそうだなぁって・・・思っちゃってたし・・・』
何とか身体を起こし、冨美子と相対する。やっぱりまだお腹は苦しい。でも・・・そんなことはどうでもよかった。
「冨美子。ありがとな。俺のために一生懸命やってくれたんだもんな。」
冨美子の頭を撫でる。
『ふぇ・・・こっちこそ・・・ありがとう・・・ふぇぇぇぇぇぇぇぇん』
冨美子が抱きついてくる。ぎゅっとする力が強い。ちょ、ま、待って・・・そんなに力入れられたら・・・
ぐ・・・ぐるじい・・・嬉しいんだけど・・・苦しい・・・
ふと、冨美子が顔を上げる。
赤くなった頬。潤んだ瞳。見ているだけでドキドキしてしまう。
冨美子の全てがいとおしく感じる。
冨美子が瞳を閉じた。こ、これは・・・まさか・・・
思わずツバを飲み込んでしまう。
ゆっくり・・・ゆっくり・・・近づいてい・・・
2010/04/23(金) 00:40:29ID:TbRC7Rk+
ガタッ

部屋の外で物音がした。
ドアの方を向く俺と冨美子。
よく見ると、開き戸に少しだけ隙間が・・・

「母さん・・・若いって・・・いいなぁ・・・」
「えぇお父さん・・・いいわねぇ・・・」
「ふぉっふぉっふぉっ。おじいさんを思い出すねぇ」
「おばあちゃん!おじいちゃんまだ生きてるから!」


・・・皆さん・・・いつから・・・
おあずけですかそうですか・・・

「さぁ!彼氏クンも復活したところで食後のデザートを食おうじゃないか!!はっはっは!!!」
まだ食うのかよ!



終わり
2010/04/23(金) 00:55:24ID:TbRC7Rk+
あとがきみたいなもの

無駄に長くなってしまいましたが、
何とか完成までこぎつけられたことにある種の充実感を感じています。
読みづらい文章で申し訳ないです。

この話を書くヒントになったのは、
柳さん追加デートのスイーツショップのくだりが最初でした。
次に、大分前に何気なく眺めていたTV番組。
確かギャル曽根だったかな?
ギャル曽根家の夕食風景みたいなのを、何となく覚えていたのがもうひとつのヒントでした。
もし柳家が大食い一家だったら・・・というのが思い浮かんだんです。

架空キャラ、特に妹ですが、たまたま気分転換ににゃんこい!を読んでて、
もうお分かりかと思いますが、住吉加奈子から取りました。キャラは完全正反対ですが。
井口さんつながりで楓にしようかとも思いましたが
流石に冨美子と来て次楓は無いだろーと。
おじいちゃんは・・・おいしいご飯を求める旅に出ているということで・・・w

色々感想等お聞かせ頂けるとありがたいです。
稚拙な文章にお付き合い頂き、ありがとうございました。それではまた、どこかで。
2010/04/23(金) 01:12:32ID:+bMrb4kT
ふーちゃんの人柄のよさがわかる家族でぽかぽかしました
キスできないのはお約束ってことですねw
2010/04/23(金) 06:46:51ID:sIXwyJ9z
>>156
そう言えばギャル曽根も曽根家食卓のハンバーグ地獄で
彼氏にドン引きされたことがあるんだっけ
のどかでございました
2010/04/23(金) 07:17:27ID:9MXLd57w
あったかい家庭に育まれてのふーちゃんの人柄ですな
アメリカ人の女の子の家の食卓に招かれて悪戦苦闘するコピペを思い出したw
2010/04/23(金) 11:11:41ID:vluQJ9Ce
『アフターショック』

……やあ、ボクです。
昨日は、都子ちゃんとセニョールがコンサート帰りに入った喫茶店で、
ウェイトレスのつぐみちゃんがキレちゃたんだ。ねぇ誰のせい?誰のせいかな?
い〜けないんだ〜〜。
つぐみちゃん、あとでこってりパパに怒られちゃったらしいよセニョール?

さて、翌日の学校です。
つぐみちゃんがコーヒー券を持って、都子ちゃんに会いに来ました。
「大倉さん、昨日はゴメンなさい。お客さんにあんな態度をとるなんて…
何考えてるんだ!?ってお父さんにも思いっきり怒られたわ。本当にゴメン!」
ペコリと頭を下げるつぐみちゃん。都子ちゃんはちょっと慌てた顔で、
「あっ、いいの。そんなのもういいのよ。もう、済んだことなんだからっ、ね?」
笑顔をつくります。「…良かった」つぐみちゃんはホッと胸をなでおろしました。
「これに懲りずに、これからもうちの店に来てよね。……これ、うちのタダ券」
差し出されたコーヒー券。「えっ、そんなの悪いよ?」都子ちゃん両手ぶるぶる。
「ううん、これはウチのケジメ。大倉さん大事な常連さんだし、受け取ってよ」
「そ、そう?じゃぁ、ありがたく使わせてもらうわ…ね?」
つぐみちゃん、ビシッと直立して「オッケー、お待ちしてます!マドモアゼル」
と胸に手を当てて執事のようなお辞儀…ちょっとおどけて。
「あらやぁだ、そんな、照れるよ…うふふ」「うふふ」「うふふふふふふふふふふ」
………うふふふふと笑いあう二人なのでした。
あーほのぼの。こういうの、ちょっといいよね。
なぁ、いま、ほっとしただろセニョール?
2010/04/23(金) 11:13:06ID:vluQJ9Ce
と、少しの間ののち、都子ちゃん「それで……あの……」ちょっと上目遣いぎみに、
つぐみちゃんと瞳を合わせました。「ん、なに?」そして、おずおずと…
「また……また……ね?また……カレと来ても、いいかしら?」うは、ダイタン!?
でも、つぐみちゃんは「うん、いいよ?もちろん」あっさり。「本当?……良かった」
「私、なるべく2階にいるようにするから、気にせず来てよ?」
「そう?ごめんね。なんか、悪い気がしちゃうな…」
「はは、気にしないでよ。そもそも、悪いのは大倉さんじゃないし…ね?」
そうそうそうそう…うんうん。わかってるセニョール?
「ありがとう…。それじゃ、遠慮なく」「まあ、私もあんなの初めてだったから…
次はたぶん大丈夫だと思うけど…またキレちゃったら、そのときはゴメン」
「…う……うん……」「私、そういうの自分でコントロール出来ないんだよねぇ……」
頭をかく仕草をするつぐみちゃん。
「肝試しやもお化け屋敷も、私と一緒に行った相手は必ず後悔してるみたいだし」
………。
「……でもね?無理やりガマンして、後々まで引きずるよりはイイかなって…
そう思うことにしてるんだ。うん、ガマン良くない!」「ガマンは良くない?」
「そ、ガマンは体に毒……だから、もしもの時は…そうね。その時また全力で謝るから」
とつぐみちゃん手を差し出し。「だから、よろしくっ」握手を求めます。
「はいはい。うふふ」都子ちゃんも、笑って握り返しました。
「まあ、キレるのは、私ガマンしない…って言うか…出来ないんだけど。
他にもっと……、うん、もっと、素直になれればね……はぁ……こればっかりは……」
「えっ?」「ううん、なんでも」

……やぁ、ボクです。
「はぁ、なんかだんだんライバルが増えちゃってる気がするなぁ……」
その夜。自室で髪をおろした都子ちゃんがボクに話しかけます。
「でも……。うふふ……ガマンはからだによくないんだって………うふふふ………」
そうだよ?だから覚悟しなセニョーーーーーーーーール!うふふふふふふふふふ……
2010/04/23(金) 11:13:56ID:vluQJ9Ce
『アフターショックあとがき』
リクエストに応えてみた。ちょっとほのぼのちょいブラック……
描写控えめ内面は勝手に想像しちゃいな路線。
読んで頂けた皆様の妄想力だけが頼りのしょーもないSSでござる。
と、言う事で…いかがでしたでしょうかセニョール?w
2010/04/23(金) 19:59:26ID:9MXLd57w
にこやかに握手する二人の後ろに、雷の効果と相打つ竜虎が見えたw

うさぎさん目線のSSは俺もいつか書いてみたいな
というか先越された。クソッww
面白かったよ〜乙です!
2010/04/24(土) 08:23:40ID:hU4UjU8X
>>163
見方によってどうにでも解釈できるように心がけたので
竜虎が見えたはとても嬉しいお言葉でござる
うさぎさんの言葉がいつもより丁寧語で
本来のうさぎさん目線よりちょっと引いた
うさぎさんナレーション風でございます

よって真のうさぎさん目線SSはまだ未踏峰ですぞw
耳をなが〜くしてお待ちしてます
2010/04/24(土) 18:34:48ID:raP7B4en
俺にははっきりと見えたw
>竜虎


あれこれ手を出すほど力量も無いのでとりあえずは
今やってるのからちゃんと終わらせてからにします
耳が長く垂れ下がらないよう早めに頑張ってみますがw
166名無しくん、、、好きです。。。
垢版 |
2010/04/24(土) 19:19:23ID:gTQHB8P0
次スレはギャルゲーSS総合スレ

・次スレは >>980を踏んだものが速やかに立てること。
 >>980が立てなかったら有志がスレ宣言してから立てること。
2010/04/24(土) 19:27:41ID:ZlxJfPIa
都子関連のSSは他のヒロインが少しかませ犬みたいになってるような・・・
2010/04/24(土) 19:55:16ID:oXmIwJdL
ま、気にしない(・3・)
ごひいきキャラ寄りになっちゃうのも仕方ない
SSスレ位まったりしてようぜ
各人の妄想炸裂を楽しむところなんだしさ
169優ちゃん
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2010/04/25(日) 03:29:22ID:c0esyzwy
きらめき市国

首都 きらめき市 最大の都市 きらめき市

政府 (公)  - 公爵 伊集院レイ

きらめき市国は、日本の静岡県の伊豆半島に位置する藩国。
全てを日本国に囲まれている。首都はきらめき市。
元首である伊集院家の当主の称号は「藩主」であり、藩国もしくは藩区と呼ばれる場合もある。
一方、伊集院家の当主の親族は 『公爵』 である。
但し、現在においては伊集院氏は 『公爵』 『藩主』と呼ばれることを嫌い、
多額の資金を保有する意味の『財閥総裁』を名乗る事が多い。

政治

 藩主である伊集院家の総裁は、日本国の天皇から「参議」「公爵」の位を代々頂くことになっている
 天皇の臣下ということになるので、公式には日本国の一部ということになっており、
 日本国の地図においては、藩国という形で静岡県の一部と記載されているが、
 韓国・中国と東南アジアの一部、ヨーロッパ諸国は独立国として承認している。

 事実、直接的に日本国政府の統治下にあるわけではなく、あくまで天皇の信任を受けて公爵である
 伊集院家が独立して政治を行う形になっており、政治及び議会の成り立ちは、日本国の
 衆議院・参議院を頂点とする立法府及び内閣・行政府とは無関係である。

 元首は国家の君主である藩主。藩主は伊集院家の当主による世襲制で、他国の君主が象徴・儀礼的
 存在であるのに対して強大な政治的権限を有している。そのため「アジアの絶対君主制」と言われる事も
 あるが、立憲政治、法の支配が確立されており、正確には立憲君主制である。また他先進諸国と同様、
 国民の市民的自由は十分に保障されている。
170優ちゃん
垢版 |
2010/04/25(日) 03:29:34ID:c0esyzwy
 議会は二院制で、市会と貴族院市会を持つ。通常の「市会」は議員定数25人、任期4年、解散あり。
 選挙は、複数投票制と比例代表制を組み合わせた直接選挙で行われる。
 貴族院市会は議員定数は定められていないが、伊集院氏に協力したという十二月衆
 (睦月氏・如月氏・弥生氏・清和氏・皐月氏・水無月氏・文月氏・葉月氏・長月氏・神無月氏・霜月氏・師走氏)
 及び、藤原家ゆかりの者などの名家が貴族院議員に指名されることが多い。なお貴族院市会は終身制である。

 議院内閣制を採用している。行政府の長である市長は議会の第一党党首が藩主によって任命される。
 また、副市長には第二党の党首が任命される。死刑制度は廃止されている。

外交
 1899年の日本政府との合意に拠り、日本国がきらめき市国利益代表を務めることが多い。
 日本国との関係においては、日本の天皇を皇帝としてその臣下という形をとっている関係上、
 日本側は静岡県の一部という行政区域にしているが、その部分においてきらめき市国側が
 日本に苦情を申し立てたことは無い。この制度のことを「国家内国家制」と呼ぶこともある。

軍事
 外交と同じく、1899年の合意に拠り、日本がきらめき市国の防衛を担当している。
 ただし、きらめき市国そのものも傭兵を中心とした陸海空軍を保有する。(元首は伊集院家当主)

地理
 面積は南北に10キロメートル、東西に25キロメートルと狭い。小豆島などとほぼ同じで東京23区の1/4程度
 しかなく、日本の市町村の中では、埼玉県熊谷市に最も近い。人口は30万強で、東京都町田市などとほぼ
 同じである。世界で7番目に小さい国。国土は山がちであるが東西は海と接している。日本の静岡県・
 神奈川県との結びつきが非常に強い国で日本との間にパスポートコントロールなどはなく、住民や旅行者は
 自由に行き来できる。
171優ちゃん
垢版 |
2010/04/25(日) 03:29:46ID:c0esyzwy
絶対君主制と言われる所以について

 上記のように、きらめき市国は立憲君主制国家であり、かつて存在した絶対君主制国家とは異なる。
 しかしきらめき市国は君主大権を保持し続けており、君主が強大な政治的権限を有する国である。
 そうである理由は以下の三点に由来すると考えられる。

1.伊集院家が富裕であり、国庫からの歳費収入に依存していないこと

 歳費を必要としていないということは議会・政府側が有力な交渉上の切り札(「歳費の支給を停止する・
 増額する」など)を有していないということになる。また、移入君主である伊集院家の家産は海外における
 独自の資産(金及びダイヤモンド鉱山の保有など)において蓄積されたものであり同家の私有財産でしかなく、
 きらめき市国とは無関係である。このため、議会・政府側は家産を収公するための大義名分(「もとをただせば
 国民の物」など)を持っていない。また家産の大部分が日本国外にある現状では、日本政府及びきらめき
 市国政府が国有化宣言等を行ったとしても実効性を確保できない。

 ちなみに伊集院家が国外に所有する私有地の面積の合計は、きらめき市国の国土を軽く凌ぐものである。
 もちろん地価総額も伊集院家の私有地の方が遥かに高額である。同家の資産総額は約15兆円とされる。
 そして1990年代以降、伊集院家は歳費を返上しており、経済的に完全に自立してしまっている。

2.明治維新において明治天皇より独立が事実上承認されたこと

 伊集院家はもとより皇族出自の一派であり、皇族でありながら且つ武士であるという立場を
 堅持していた関係もある一方で、明治維新において関東での戦闘のほとんどを担当していた
 こともあり、その功で日本国内にありながら琉球と同じ「藩国」の立場を勝ち得た。
 その後琉球は琉球処分により沖縄県になったが、独自の資金力で当時の明治政府の収入と
 互角の資金力と軍事力を保有していた伊集院藩に対して、明治政府も強行な処分をすることが出来なかった。
172優ちゃん
垢版 |
2010/04/25(日) 03:30:15ID:c0esyzwy
3.1930年代のファシズムの台頭に対し藩主大権を行使しこれを防いだこと

 日本国内での軍国主義の躍進にともなって市国内でもファシストが増加し、次回総選挙では多数の
 当選者が出ることが予測されていた。この危機に対して伊集院氏は藩主大権によって総選挙を
 無期延期とし、ファシストの市国流入を防いだ。この時総選挙が延期されずに実施されていたならば、
 きらめき市国は日本への併合あるいは枢軸陣営での参戦などという事態となり、第二次世界大戦の
 惨禍をまともに受けていたと考えられている。伊集院家ではこの間の経緯について「藩主大権の
 行使により国難を未然に回避した」と自負しているようであり、藩主大権を保持し続けることの
 正当性を示していると考えているらしい。

経済

 主要な産業は精密機械、医療。ほかに観光、国際金融、切手発行もよく知られている。
 日本との関税同盟があり、郵便や電話の制度は日本と共通となっている。
 タックスヘイブンとしても知られ、税金免除を目的とした外国企業のペーパーカンパニーも集中
 (人口より法人企業数が多いと言われる)。これら法人税が税収の40%に及び、この結果、
 一般の国民には直接税(所得税、相続税、贈与税)がない。
 この国に拠点を持つ会社としては伊集院財閥・龍光寺グループなどが有名。
 労働者の約半数は日本から毎日越境している。

教育
 きらめき市国の中にある超一流大学・一流大学・二流大学・三流大学は全てきらめき市国の
 大学であり、きらめき市国民である場合は学費が免除される。
 これらの大学は事実上の国立大学であるが、名目上は伊集院家の私大とされる。

173優ちゃん
垢版 |
2010/04/25(日) 03:30:33ID:c0esyzwy
地方行政区分
 全部で7の基礎自治体に分かれる。これらは山岳が多いきらめき大市と海沿いが多い
 はばたき大市に分けることができ、現在でも国政選挙の選挙区としてこの区分が残っている

─きらめき大市
 きらめき市 ひびきの市 萌黄野(もえぎの)市 等
─はばたき大市
 はばたき市 等
(このはばたき市の名前の由来は一説によるとアラビア語で航海を意味する動詞habatakから来ているといわれる)


歴史
1121年 伊集院宮家が南面の武士として天皇家より分家
1192年 鎌倉幕府成立の代償として天皇が伊豆に御料地を要求、
     それを受け入れる形で伊集院宮家が入国
1251年 倭寇の開始、倭寇に積極的にかかわり中国・東南アジアに進出。キリスト教・イスラム教の流入
1321年 このとき、アラビア・紅海沿岸に日本の伊集院船が交易として日本刀を輸出していたことが
     確認できている。
1333年 鎌倉幕府滅亡、建武の新政で御料地が増加
1343年 紅海とインド洋の交易をめぐり、印度でヒンドゥー教徒との戦闘が起こる(イジューイン・アラハッドの戦い)
     このときダイヤモンド鉱山を獲得。
1491年 ベルゲンに伊集院交易船が到着(露西亜海路の開拓)
1501年 喜望峰到達、アフリカ進出が本格化
1521年 アメリカに初到達
1600年 関が原の戦い。伊集院藩の独立が確保される。
174優ちゃん
垢版 |
2010/04/25(日) 03:30:44ID:c0esyzwy
1864年 下関戦争で伊集院藩は長州藩に加担することを正式に表明
1865年 第三次美樹ノ原の戦い、幕府軍を萌黄野坂(伝説坂)で撃退
1866年 薩長伊同盟(薩長・伊集院同盟)
1867年 大政奉還、王政復古の大号令
1868年 第四次美樹ノ原の戦い、萌黄野坂からの新型ガトリングガン乱射と甲鉄艦4隻の砲撃により幕府軍敗退
1869年 戊辰戦争終結、官制改革 、伊集院家の半独立体制の公認、きらめき市国議会の開始
1870年 日本円をきらめき市国通貨として認める
1875年 永世中立国となる
1877年 女性参政権を認める
1930年 議会停止、以後1945年まで議会選挙は無し
1942年 「青少年の男女交際を支援するときめきメモリアル法」を制定、日本が対米参戦するも不参加を表明
1945年 日本敗戦、日本の困窮を見て「ときめきメモリアル法」の廃止を決定
1995年 「ときめきメモリアル法」復活、
2005年 「ときめきメモリアル法」停止、副通貨「リッチ」の流通を開始


※ときめきメモリアル法
 古くは戦時中にさかのぼる、きらめき市国の藩主制定法典。
 男女交際をする際の資金や手段などを、市国が援助するというもの。
 戦時中のファシズムにおいて男女交際が厳密に禁止されていたことに反発した伊集院参議が
 君主大権を発動して議会を無視して成立させた法律。
 同様の政策としては、徳川幕府8代将軍吉宗が倹約令を出したときに
 尾張大納言宗春が反発し、豪勢な暮らしを奨励したという政策が近い。
175優ちゃん
垢版 |
2010/04/25(日) 03:31:17ID:c0esyzwy
2011年3月、きらめき市国の伊集院参議は定例会見で記者団の質問に答え、
日本国の成婚率や出生率低下などの問題が浮上している事を踏まえ、1995年から2006年までの間に
適応されていた、指定された一定期間(16歳から18歳までの3年間)において市内に通う高校生の
男女の生徒が恋する相手などにプレゼントを贈る際の出費を20リッチ(日本国通貨で約20000円程度)
までを市国が肩代わりするといういわゆる「ときめきメモリアル法」を暫定的に復活する用意がある事を
示唆した。

これに対し、PTAなどは男女不純交際の助長につながるとして参議に対して慎重な対応を求める声明を
出す一方、出生率と成婚率の低下を危惧する日本の東国原宮崎県知事は、きらめき市国民の成婚率
の高さを踏まえて有効な考えであるとの認識を示した。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

             ,  ----- 、
            , . ´. : : : : : : : : : :.`:. 、
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          /: : : : : : : : : : : : : : : : : 、ヽ: : :ヽ マアネタダケドネ
.        ,': : : : : : : : :: : : : : : : : : : :ヽ:ハ: : :.ハ
       i  .i   i   ! 、    .\: : :ハ : : ハ
       |. . .i . . i. . ハト、..\: : : :\:\ :.ハ: : :ハ
       |: : :i : : i: : | .! \: :ヘ`>‐弋 、: :.i : : ハ   以上がきらめき市の謎の全容です
       |: : :i : : i:_才チ ̄ \ミゝ,.ィ芯ト、ヽi: : :i:ハ       分かりましたか☆川さん
.         !i : :i : : i::/,ィ'孚ト     込リ '.| |: : :i:ハ
        |: : i: : :|' _{弋;;リ         リ: : :.! ハ
       |: : i: : :|ヽ       . 〉      !.:i.:.:: i: : : \
.         |: : r‐'7ー-、         ,    八|.:.:.:.i:: : :', :.\
.        |:.:/.    ´)、     ̄   ,イ:.:.:ハ:.:.:: : : : ヘ` 、ミ三ニニ===- 、
          !/      ノJ >   .._ , イ:..i:.:.:.:ハ.:: : : : : :.\
       /    /:.:.:.:.:.|        |ー、:.:.:.:.::\: : : : : : :`ミニニ===- 、
2010/04/25(日) 10:51:48ID:w+d3+5kq
そ、そうなんだ、じゃあね
2010/04/25(日) 14:23:52ID:9xFuuhSQ
ときメモ最大の謎があきらかに…
2010/04/25(日) 22:35:31ID:4MibOdBc
独立国だったんすか
179名無しくん、、、好きです。。。
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2010/04/26(月) 00:41:08ID:EqtOC+9T
下の作品 ss (side story) 小説を書く計画は無いんでしょうか?
下の作品も それなりに おもしろい 名作と思うの に、 SSがない、少ないのがとても惜しいと思います。

1. 初恋ばれんたいん スペシャル
初恋ばれんたいん スペシャル PS版は あまりのテンポの悪さ,ロードは遅い(パラメーターが上がる度に、いちいち読み込みに行くらしい・・・)
のせいで、悪評が集中しました。ですが 初恋ばれんたいん スペシャル PC版は テンポ,ロード問題が改善して 快適です。
(初恋ばれんたいん スペシャル PC版 プレイをお勧めします!) 初恋ばれんたいん スペシャルはゲームシステム的にはどうしようもない欠陥品だけど。
初恋ばれんたいん スペシャル のキャラ設定とか、イベント、ストーリーに素晴らしいだけに SSがないのが とても惜しいと思います。
2. エーベルージュ
科学と魔法が共存する異世界を舞台にしたトリフェルズ魔法学園の初等部に入学するところからスタートする。前半は初等部で2年間、後半は高等部で3年間の学園生活を送り卒業するまでとなる。 (音声、イベントが追加された PS,SS版 プレイをおすすめします。)
同じワーランドシリーズなのに ファンタスティックフォーチュンSSは多いのに似ている 魔法学院物なのに ネギま、ゼロの使い魔 SSは多いのに
エーベルージュのSSがほとんどありませんでした。
180名無しくん、、、好きです。。。
垢版 |
2010/04/26(月) 00:41:59ID:EqtOC+9T
3. センチメンタルグラフティ2
センチメンタルグラフティ1のSSは多いのにセンチメンタルグラフティ2のSSがほとんどありませんでした。
前作『センチメンタルグラフティ1』の主人公が交通事故で死亡したという設定でセンチメンタルグラフティ2の
主人公と前作 センチメンタルグラフティ1の12人のヒロインたちとの感動的な話です
前作(センチメンタルグラフティ1)がなければ センチメンタルグラフティ2は『ONE ?輝く季節へ?』の茜シナリオ
を軽くしのぐ名作なのではないかと思っております。(システムはクソ、シナリオ回想モードプレイをおすすめします。)
センチメンタルグラフティ2 VS ONE 〜輝く季節へ〜の茜シナリオを比べてみました
センチメンタルグラフティ1の主人公 田中 一郎 = 茜 小説版、ドラマCDに登場する茜と詩子の幼馴染 城島司 永遠の世界に
センチ1の主人公 田中 一郎は交通事故で死亡 = 城島司は 「えいえんの世界」に旅立つことになる。
センチメンタルグラフティ2の主人公 椎名耕平 =ONE 〜輝く季節へ〜の主人公 折原 浩平
センチメンタルグラフティ1の12人のヒロイン = 里村 茜
181名無しくん、、、好きです。。。
垢版 |
2010/04/26(月) 00:42:41ID:EqtOC+9T
4. 茜 小説版、ドラマCDに登場する茜と詩子の幼馴染 城島司のSS
茜 小説版、ドラマCDに登場する茜と詩子の幼馴染 城島司を主人公にして、
中学生時代の里村茜、柚木詩子、南条先生を攻略する OR 城島司ルート、城島司 帰還END(茜以外の
他のヒロインEND後なら大丈夫なのに。) SS
5. Canvas 百合奈・瑠璃子先輩のSS
個人的には 「呪い」 と「花言葉」 を組み合わせた百合奈 シナリオは Canvas 最高と思います。
Canvasの他のヒロイン SSは多いのに Canvas 百合奈・瑠璃子先輩のSSがほとんどありませんでした。
2010/04/26(月) 00:49:07ID:QUf50nAj
なんだ?
2010/04/26(月) 12:43:10ID:T5PwFgT/
>>175
すいません
優さんに見とれてました
2010/04/26(月) 16:15:49ID:+hI6wtwS
>>167
もし逆パターンをお望みなら>>24くらいかな
2010/04/26(月) 17:59:03ID:pPUgSLVQ
樹の下に
都子じゃなくて
スタ☆彡リバ が
2010/04/28(水) 20:07:00ID:zzOOn05O
「会長、この資料はこっちの段ボールに纏めておけばいいですか?」
「そうね。纏めたらマジックで段ボールに資料名を書いて、あの棚の上にしまっておいてね。それと・・・私もう会長じゃないのよ?」
「あ、そうでした。すいませんでした会ちょ、、、、…皐月…先輩」
注意を促すと彼が慌てて言い直そうとするが、また間違いそうになり更に言い澱む。
「もう…真希ちゃんに失礼でしょ。気を付けなさいね。でも…ふふっ」
少し強い口調で窘めてみたものの慌てる彼の様子がおかしくて、つい軽い笑い声が漏れてしまう。
「重ね重ねすみません。でも、星川さんにとっても俺にとっても会長はやっぱり会長なんですよ。どうにも慣れないんです。まいったな」
「真希ちゃんも同じ事言ってたわ。やっぱり貴方たち似たもの同士なのかしら?」
頭を掻きながら弁明する彼に対して、やや芝居めいた感じで口元に手をやり、小首を傾げて自問するかのように声に出す。

そう、見ているこっちが呆れつつも微笑ましくなるほど波長も歩みも似た二人…
少し暗い翳が胸をよぎるが、それを打ち消すように言葉を続ける
「でも、それにはもう慣れてもらうしかないわね。私は構わないけど、とりあえず人前では気をつけること。
 けじめをつけないと大変よ?もうあなた達の生徒会なんですから、しっかり自覚を持ってね」
「肝に銘じておきます」
気持ち澄ました口調で先輩風を吹かせる私に対して、彼もおどけた調子で返事をした後に軽く苦笑いを浮かべ、お互いの仕事に戻る。
「さ、もう少しね。真希ちゃんが戻ってくるまでに終わらせられるように頑張りましょう」
2010/04/28(水) 20:07:51ID:zzOOn05O
今日は二学期最終日。
終業式も終わり、冬の短い休みを満喫すべく他の生徒が足取りも軽やかに下校していった校舎で、私たちは資料整理と称した大掃除を生徒会室で行っている最中である。
この秋に任期を終え会長職から離れた私であったが、後輩たちより授かった『名誉顧問』の肩書きと共に非定期的ではあるが生徒会室を訪れる日々が続いていた。
訪問の理由は様々だ。今日のように資料の整理に立会って要・不要を判断し、その資料の概要を説明することもあれば、ただ単に談笑してお茶をご馳走になって帰る事もある。
新しい体制になった組織に旧体制の人間が立ち入ることは、本来双方にとって良いことでは無いという事は分かっているのだが、
私の代から真希ちゃん達の代への移行に関してはこれまでとは少々勝手が違っている。
それには通常1年の任期である会長職を私が2年務めていた事が少なからず影響している。

手前味噌な話ではあるがこの2年間で生徒会も大分組織として成熟し、生徒の意見を反映し学校側に対しても働きかけの出来る組織になった。
言ってみれば完成された組織となったわけだが、時が経ち先達のやり方のみを真似るだけの凝り固まり停滞した組織ほど息苦しく醜いものは無い。
何より生徒会は私が卒業した後も生徒の手によって組織・運営されるものである以上、常に新しい風を吹かせ続ける必要がある。
これまで以上に凝り固まった生徒会に新たな風を送り込む存在として、誰よりも生徒の事を考え、より良い学校生活の実現を目指す事に労力を惜しまない人間が誰か?
と自問した時に彼女…星川真希が適任であると判断し選出したのである。
その目論見は成功し、既に皐月体制の生徒会から星川体制の生徒会へと見事に移行しつつある。
但し、実務に関しては私だけが把握している事などがまだまだある為、こうして引退後も引継ぎ業務を行う為に顔を出しているのである。
2010/04/28(水) 20:09:09ID:zzOOn05O
「しかし…申し訳ないですね」
「ん?何がかしら?」
彼からの言葉に作業の手を止めずに答える。
「いえ、他の現役役員の人間が帰ったのに先輩にまだ残って貰ってしまっていて…」
「今日は終業式ですもの。誰だって早く帰りたいでしょ?もう殆ど終わりだし、手の空いた者から帰るにこした事はないわ」
「それに片付けの終わった後の打ち合わせが本来の目的ですもの、私が残るのも当然よ」
「それはそうですけど…」
「それと真希ちゃんが今わざわざ買いに行ってくれているお茶とお菓子も、私、楽しみにしているのよ?」
若干くだけた感じでそう告げると、それを聞いて彼もクスリと笑う。
「そ・れ・と・も、私とじゃなくて真希ちゃんと二人きりの方が良かったかしら?」
少し意地悪な口調でそう続けてみる。

ガタン!

椅子に乗っかり段ボールを棚の上に置こうとしていた彼がバランスを崩したのだろう、大きな音を立てる。
「ほ、星川さんが、なんでそこで出てくるんですか!」
器用に椅子の上でバランスを取り直した彼が慌てた口調で返してくる。
その様子を見てまた胸に暗い翳がよぎり作業の手が止まる。
――――なんでだろう・・・なんであんな事言ってしまったのだろう。そして何故こんなにも沈んだ気持ちになるのだろう…
心の中で頭を振りその考えを振り払って声を掛ける。
「ごめんなさいね。大丈夫?」
「えぇ、大丈夫です。それと、先輩と引継ぎしながらお茶を飲むのは俺だって楽しみにしてるんですからね!」
「そうよね、引継ぎは大事、だものね…」
2010/04/28(水) 20:10:01ID:zzOOn05O
そう…私は引継ぎをしなければならないからここに来ているだけ、他に何もあるわけが無い…
そう考えながら作業の手を止めたまま、彼の横顔をぼんやりと何の気なしに眺めてしまう。

…トクン

胸の奥底で自分の心臓の鼓動では無いような音が聞こえた気がした。
その鼓動が鳴る度に、不安で胸が締め付けられるような、それでいてまるで子供の頃の遠足の前日のような高揚感に包まれる…
さながらチョコレートを食べているかのような甘くて苦い不思議な感覚。
彼を見る時、話す時、彼を想う時、湧き上がってくる不思議な感覚…

その感覚に身を任せながら彼を眺めていると不意にこちらを向いてきた為、視線が合ってしまった。
盗み見していた事に気づかれたのかと思い、顔が一気に熱くなる。
しかし、そんな私の様子に気づきもせず彼が話しかけてくる。
「先輩、これって・・・」
彼が棚に上げた段ボールと入れ替わりに別の段ボールを下ろして来る。

彼が下ろした段ボールの確認の為に席を立ち、自分を落ち着かせる為にもゆっくりと向かい、埃を被った段ボールを覗き込んでみる。
「サンプル」
と書かれたそれを見て、中身が何かを思い出す。
埃を取り払い、開けた中身は記憶どおりの物であった。
「これって、制服…ですよね?」
中身を取り出し彼が問いかけて来る。
「えぇ、そうよ。」
「以前デザイン画を見たことがあったでしょ?最終的に決定したものを元にサンプルを作成してお披露目したのよ。これはその時の物」
「へぇ・・・そうだったんですか」
私の返事を聞いた後そう呟き、少し思案する仕草を見せた後にまた彼が問いかけてくる。
「お披露目…ってことは誰かが着たんですよね?誰だったんですか?」
「えっと…その時の生徒会役員の男子と女子1名ずつだったわね」
それを聞いて彼はふぅんと小さく頷き、また考え込む。
急に黙り込んでしまった彼に声を掛けようとした瞬間、彼が思案顔から一転、真剣な眼差しをこちらに向けてくる。
2010/04/28(水) 20:13:05ID:zzOOn05O
…トクン
―――あぁ、まただ…また、この鼓動…

一瞬鼓動に気を取られていると彼が意を決したように口を開く。
「先輩。これ、着てみませんか?」
「はい?」
意外な申し出に間の抜けた声が出てしまう。
「いえ、先輩が折角新制服の採用に尽力したのに一度も袖を通さず終わるのも勿体無いなぁと思いまして」
「きゅ、急にそんな事言われても…」
「駄目…ですか?」
「駄目っていうか…私が着たって似合わないわよ」
「絶対似合いますって!」
「…恥ずかしいし…」
「俺だけしかいませんし…俺だけに見せてください!この通り!」
そう言って彼は地面に擦り付けんばかりに頭を下げそのままの体勢で固まっている。
困ったなと思っていると、耳の奥で彼が言った「俺だけに」という言葉が繰り返される。
その言葉を反芻していると

…トクン
鼓動が大きく、跳ねた。
頭を下げたままの彼の元へと、一歩近付くたびに鼓動が高鳴る。
一歩近付くたびに鼓動の正体が分かり始める。

「『見たい」と言われても着替えなきゃいけないし…」
―――他の誰の為でもなく
「心の準備もあるし…」
―――私が
「もぉ・・・」
―――彼の為だけに
彼の元に辿り着き、想いを込めて耳元で囁く

「それじゃあ…あなただけに…」
2010/04/28(水) 20:17:16ID:zzOOn05O
やっと・・・やっと書き上げれたよぉおおお!
元ネタはイラストレーションズの優さんのイラストから
どうしたら優さんに新制服を着てもらえるだろうか?ってとこからスタートしてます。
少し強引だったなぁ・・・反省

「卒業間近にしてやっと自分の中の気持ちに気付いた」
ってのが表現できてれば幸いです。
192名無しくん、、、好きです。。。
垢版 |
2010/04/29(木) 07:15:00ID:+a+ybbm1
パロディーでもいいんですかね?

なんかのゲームとか。
2010/04/29(木) 07:51:09ID:cGsNuOPT
>>191
カチッとした文章が生徒会モノにあってるなぁ
そうは書かれてないはずなのに自分には
土下座してる主人公と困り眉子笑顔の
皐月先輩…告白シーンでしてるような…が見えたw

>>192
結果的にときメモのSSになっていれば良いんでない?
自分のは高確率でなにかしらパロディが入ってる
2010/04/30(金) 04:02:17ID:oRFdZf3M

ピコピコピコ…となぜか一緒にゲームをしている一稀&瑠衣&理澄の3人(他のキャラはゲームの登場人物です)
そろそろゲームも最終局面に入ったようですが……?

一稀「やっとボスの都子も倒したしこれでクリアかな?」
里澄「まだ油断しちゃいけない、そう音楽が告げている……」
瑠衣「あ!伝説の樹の下に誰かいる!むむむ……あの人は生徒会長さん?」
一稀「お、本当じゃん。今まで親切にしてくれてたし『クリアおめでとう』とか言うのかな?」

(ゲーム画面)
皐月「やっと来たわね。おめでとう!このゲームを勝ち抜いたのは貴女たちが初めてよ。」

柳「ゲーム?」

皐月「私が創った壮大なストーリーのゲームなの!」

カイ「どういう事だ?」

皐月「私は平和な学園生活に飽き飽きしていました。そこで都子ちゃんを入学させたの。」

鳴瀬「何考えてるっちゃ!」

皐月「都子ちゃんは世界を乱し面白くしてくれたわ。だけど、それもつかの間の事。彼女にも退屈してきたの。」

春奈「そこでゲーム…ですね?」

皐月「そう!その通りよハルちゃん!!私は幼馴染を打ち倒すヒロインが欲しかったの!」

郡山「何もかも貴女が書いた筋書きだったわけね。」
2010/04/30(金) 04:03:19ID:oRFdZf3M

皐月「なかなか理解がはやいわね。多くのモノたちがヒロインになれずに伝説の樹の下で消えていったの。
   告白されない運命を背負ったちっぽけな存在が必死にときめき度を上げる姿は私さえも感動させるものがあったわ。
   私はこの感動を与えてくれた貴女たちにお礼がしたいの!どんな望みでも叶えてあげるわ!」

語堂「あんたのためにここまで来たんじゃない!よくも私達を、皆を玩具にしてくれたわね!」

皐月「それがどうかした?全ては私が創り上げたモノなのよ?」

真希「私たちはモノじゃないわ!」

皐月「生徒会長にケンカを売るとは……どこまでも楽しい人たちね!どうしてもやるつもりなのね。
   そう、これも生徒のサガね……良いでしょう、死ぬ前に生徒会長の力、とくと目に焼き付けておきなさい!! 」


(↑のゲームをプレイしている3人に描写が戻る)
瑠衣「げぇーっ!?まさか今まで親切にアドバイスしてくれてた会長さんがラスボスだったとはー!?」
里澄「あの人のBGMはどこか違和感があったのはこれのせい……?」
一稀「そういえばうさぎさんのドロップアイテムにチェーンソーってあったよ!それ使おうよ!」
瑠衣「チェーンソーならラスボスも瞬殺出来る気がするっす!バラバラっす!会長も怖くない!」
里澄「一撃必殺だとつまらないと思う……ちゃんとした戦いでクリアするのが礼儀……」

>>192-193
パロディというかただの改変だけどこういうのも良いのかな?
本スレでRPGの話題が出たときに作ったのに規制に巻き込まれて今になってやって出来たという奴ですが
2010/04/30(金) 06:39:16ID:h5o2LioR
>>192
ときメモのキャラ使ってパロディならいい様な気がする

>>193
最初のプロットだと土下座だったw
流石にそれはやりすぎかなと思って止めたけど
ちなみに最後の所はバイノーラルでお楽しみくださいw

>>194-195
サガwwwwww

しかし会長をRPGで敵に回すと厄介だな
【高貴】で補助魔法等が解除されてしまうw
197名無しくん、、、好きです。。。
垢版 |
2010/05/05(水) 16:52:57ID:94WJ8Dal
ときめきメモリアル4、WHITE ALBUM2、Canvas3のSSを書く計画は無いんでしょうか?
ときめきメモリアル4、WHITE ALBUM2、Canvas3も それなりに おもしろい 名作と思うの に、 SSがない、少ないのがとても惜しいと思います。
198名無しくん、、、好きです。。。
垢版 |
2010/05/05(水) 17:11:10ID:94WJ8Dal
ときメモ4、WHITE ALBUM2、Canvas3、Piaキャロット4のSSを書く計画は無いんでしょうか?
ときメモ4、WHITE ALBUM2、Canvas3、Piaキャロット4 それなりに おもしろい 名作と思うの に、 SSがない、少ないのがとても惜しいと思います。
2010/05/05(水) 17:42:58ID:dbTvQj9s
>>196
DQにはこっちの全防御呪文を解除できる「いてつく波動」を使う、
「ダークドレアム」というボスがいます。
その強さはまさに・・という感じです。

皐月先輩をこれに当てはめてみてはどうでしょう?
2010/05/06(木) 08:51:31ID:LzoU+T+1
『 オナモミ 』

何年ぶりになるのかな?
こうやって、あなたと手を繋いで歩くのって。
あなたの背中、オナモミが沢山ついてる。
それは草むらの中、一生懸命、
うさぎさんの目のボタンを探してくれた、その印。
あたしの服にもついてる。
そのまま、あなたの背中にぎゅってしたら、ふたり、
くっついちゃって離れなくなりそう。
そしたら、ずっと一緒にいられるのかな?
ううん、そんなこと関係ない。
あたしが、オナモミになればいいだけ。
もう、あなたを離さない。
あなたにくっついて、離れないんだから。
だから、あなた、明日から覚悟してね?
新たに貰ったボタンを握り締めながら。
あたしは、こころの中でこっそりと、
あなたに、宣戦布告した。
2010/05/22(土) 14:33:50ID:tsUllGtn
202名無しくん、、、好きです。。。
垢版 |
2010/05/24(月) 09:53:03ID:EVj2fD2o
『ときめきのリズム』

近づいてくるアレグロ・ヴィヴァーチェ、あなたの足音。
いつもより早いテンポ。
わたしの胸の鼓動もプレスト、いつになく急速。
ドキドキドキドキ…ドキドキドキドキ…
わたしの心が、身体が、世界中が…、このリズムだけに支配されてる気がする。
これから演奏しなきゃいけないのに、
胸をおさえても、いくら深呼吸しても、収まらない。どうしよう……
ドキドキドキドキ…ドキドキドキドキ…
どうすれば…いいの?

…そう言えば、前に賛歌を演奏したときは、どうしたんだっけ?
いいえ、あの時は、今ほどには緊張しなかった。
発表会の前に、皐月先輩が微かに口ずさんでいた歌さえも、覚えてるくらい。

この胸のときめき、溢れる想いを…………!?

そう、そうだ。そう……だったんだ……。
これから演奏するのは、私の今の想いを載せた曲。
この、緊張のままに、この胸のときめきのままに、溢れる想いのままに、
素直にあなたにぶつければ、いい。
気がついてみれば、なぜそれが分からなかったんだろうって思う。反省……。
でも、もう大丈夫。

卒業式、わたしの高校生活のコーダ。
あなたの為だけに作ったこの曲を、あなただけに聴いてもらう演奏会が、
もうすぐ、はじまる……。
2010/05/24(月) 18:25:37ID:5qLcCUXz
『真希のパンツ』

きらめき高校に入って早いもので、いつの間にか季節は三年目の冬を迎えていた。
――そろそろ特技の付け直しの頃かな……

「そろそろ見直したほうがいいんじゃない?」
放課後真希ちゃんが声をかけてきた。いつものように椅子の背もたれをこっちに向けたまま座りなおす。
正直この格好は非常にまずい。背もたれがあるせいで、真希ちゃんは脚を大きく広げて椅子に座っている。
……真希ちゃん、今回も……下着が見えてるよ……
彼女は無頓着と言うか、おおっぴらというか……全く気にした様子がない。多分見えてるということに全く気づいてないのだろう。
健全な男子高校生の前でちらちらと見えるパンツ……正直これで見るなというのが無理な話だ。
真希ちゃんに悟られないように、つい視線をそこに動かしてしまう。椅子の向こうに見える魅惑のデルタゾーン。真希ちゃんが少し動くたびにスカートが揺れて奥が見える。
今日は……ピンクか……
今までに見た色は……ピンクが四回、白が三回、青の縞が二回。
やっぱり真希ちゃんは清純なパンツでよかった……なんて勝手に悦に入る。
しかし今までずっと真希ちゃんのパンツを見てたことに対してやはり多少の罪悪感はあるわけで……いつもそのことを言おうとは思うのだがなかなか踏ん切りがつかない。
「もう特技つけるのも最後だよ。なんだか寂しくなっちゃうね」
真希ちゃんが少し物思いに耽ったような表情を見せる。
彼女と一緒にいられるのも残りわずか……やっぱりこのままじゃ悪い気がして、俺は正直に教えることにした。
「あのさ……真希ちゃん」
言葉を選びながら真希ちゃんに話しかける。
「ん?どーしたの?」
何も知らない真希ちゃんは俺に満点の笑顔を向ける。
「実はさ……その……真希ちゃんのパンツ見えてるんだ」
「えっ?えっ?えっー!?」
気づいたのか真希ちゃんは慌ててスカートを抑える。そのまま下を向いて固まってしまった。
2010/05/24(月) 18:26:49ID:5qLcCUXz
――しばしの沈黙……凄く……気まずい。やっぱり言わなきゃよかったかな……
既に誰もいなくなった教室。時計の時刻を刻む音だけが聴こえてくる。

真希ちゃんがゆっくり顔を上げて、泣きそうな声を上げる。
「……見た……?」
今の真希ちゃんは耳まで真っ赤になっている。
「う、うん。実はずっと前から……最初の時から見えたよ……」
「えー!ほんとに?嘘じゃなくて?」
「ご、ごめん。ほんとはもっと早く言おうと思ってたんだけど……なかなか言い出せなくて」
「ひどいよー……もっと早く教えてくれればよかったのに……」
よほど恥ずかしかったのだろう、涙目で訴えてくる。
しかしだ、いち高校生である俺がスマートにかつさらりと、『真希ちゃんパンツ見えてるよ。おっちょこちょいだなハハハ』なんて爽やかに言えるわけないじゃないか。
経験地も何もかも足らなすぎるよ……
「あ……ご、ごめんね。わたしだって悪いもんね……それにキミは男のこだししょうがないよね……」
俺の困った顔を見て、真希ちゃんがすぐに謝る。
「パンツ見られたのは恥ずかしいけど……えーと……その……キミにだったら見られてもいいかなー……な、なーんてね」
「えっ!?」
「あ……じょ、冗談だよー。でも見られたのが他の人だったらきっと嫌だったかも……」
「そ……そっか、俺も真希ちゃんのだから嬉しかったよ……あはは……」
しまった……つい余計な一言が口から出てしまった……
――また気まずい沈黙……お互い顔が見れずに下を向く。

「……ほんとに?」
真希ちゃんが沈黙を破る。
「ほんとだよ」
思い切りかぶりを振ってみせた。
「そっか……ならうれしいな……えへへ」
ああ……よかった。真希ちゃんはいつもの笑顔に戻っている――
2010/05/24(月) 18:27:59ID:5qLcCUXz
――それからしばらく――多少の気まずさはあったものの――特技の見直しや、もうすぐ終る高校生活について話し合った。
「まだ一つ特技残ってるよ?」
「最後の特技はこれにしようって決めてたんだ」
俺はそう言って『告白する勇気』を選んだ。
「えっ……これでいいの?これって……」
「うん……これでいいんだ」
「そ、そうなんだ……」
困惑した真希ちゃんの表情……
「どんな人なのかな……その人って?」
「そうだな……何事にも凄く頑張って、いつも笑顔で明るくて、前向きで、いつも応援してくれて……俺にとって大切な人なんだ」
「えっ……それって……もしかして……」
もしかしなくてもキミのことだよ……真希ちゃん。出かかった言葉をぐっと飲み込む。
「この話はこれでおしまい。そろそろ帰らないと先生に怒られるよ」
「そ、そーだよね。プライベートなことだもんね……えへへ」
どこか真希ちゃんは嬉しそうだ。少しは俺の気持ち伝わったのかな?でも彼女鈍感だからな……

「さーて、お互いに悔いの残らないようにしようね」
あと二ヶ月……
卒業式まで残り少ないけど、必ずキミにふさわしい男になるよ……
だからもう少しだけ告白は待っててね真希ちゃん――





めもラジの投稿で、あの座り方はまずいとの投稿がありそっから妄想具現化しましたw
2010/05/24(月) 19:26:58ID:oE6LzwYR
>>205
GJです。そういやイラスト集でもどんな座り方してるか、
妄想して楽しんで下さいと言うような事が書いてありましたねw

もう誰も書かないのかと思い、保守がてら此処にUPするつもりの
なかったものまで貼ってしまったので、他に書き手がいてほっとしました。
2010/05/28(金) 14:59:57ID:QeuKOMAg
『眠れないの?』

それは、都子と夏祭りから帰ってきた夜のこと。
寝苦しい暑さにデートの余韻も加わりなかなか寝付けそうにない。
そいや都子の浴衣姿、久しぶりに見たな。
小さい頃はお人形さんみたいで、可愛らしい感じだったけど、
今はキレイっつーか、な〜んか色っぽかったな。へへへ……
って、あああ、こんなの思い出してたら、余計に眠れなくなるし。
都子はどうしてるかな?
と思ったその瞬間、携帯のベルが鳴る。
……うわ、都子からだ。すげぇ、シンクロニシティってやつ?
「もしもし、都子?」
「うん、あ・た・し。……お祭り、楽しかったね」
「おう、サイコーだったな。花火もキレイだったし」
「ホントにね…。あなたと一緒に見れて、すっごく嬉しかった。
花火の年の特別な夏祭りに、あたしを誘ってくれて…。ありがとう…」
「お、おう?」
ありがとうなんて、なんか照れるぜ……
「そ、それで、なっなんか用か?」
照れ隠しに、無理やり話を切り替えようとする、俺。
「あっ、うふふ……」
電話の向こうで都子が笑ってるような気配がする。
ばればれじゃん……。
「あっ、ううん、ごめんね。実は…」
「実は?」
「あなたが、眠れないんじゃないかって、思って…」
2010/05/28(金) 15:00:55ID:QeuKOMAg
うわわわ、ビンゴだよ…
「ああ、うん。ちょっとね。どうにも暑苦しくってさ」
「うふふ、やっぱり。じゃぁ…」
「じゃぁ?」
「あたしが、うさぎさんを数えて、あ・げ・る」
「うさぎさん!?ええっ!?ええと…ふ、普通は羊じゃないのか?」
「別に、うさぎさんだっていいじゃない?」
『それとも、このボクじゃイヤだってーのか。セニョール?』
……ひいっ?なんか恐ろしい声まで聞こえてきたぞ!?
俺は慌てて承認した。
「は、ハイ!よ、喜んで……」
「えっ、なっなに?」
急に上ずった俺の声に、いぶかる都子。
「あ、いや…なんでも」
「変なの?うふふ、でも良いわ。……それじゃ、はじめるね?」
都子はうさぎさんを数えだした。
「うさぎさんが1匹、うさぎさんが2匹、うさぎさんが3匹、
うさぎさんが4匹、うさぎさんが5匹、うさぎさんが……」
眠れない…そもそも、あの恐ろしいうさぎさんだぜ?眠れるワケが無い。
「うさぎさんが21匹、うさぎさんが22匹、うさぎさんが23匹、
うさぎさんが24匹、うさぎさんが25匹、うさぎさんが……」
それでも、都子はうさぎさんを数え続ける。優しい声で……
「うさぎさんが61匹、うさぎさんが62匹、うさぎさんが63匹、
うさぎさんが64匹、うさぎさんが65匹、うさぎさんが……」
うわ、50匹突破したよ…。
幼なじみが羊を数えるときは50匹で終わるんじゃなかったっけ?
2010/05/28(金) 15:01:54ID:QeuKOMAg
って、うさぎさんだから関係ないのか?
「うさぎさんが…、うさぎさんが…、うさぎさんが…、うさぎさんが……」
更に数え続ける都子。
都子は本気だ。俺が寝つくまで本気で数え続けるつもりだ……。
なんでこんなに一生懸命なんだろう?
そりゃ俺のため…だよな。優しい都子。
「うさぎさんが…、うさぎさんが…、うさぎさんが…、うさぎさんが……」
うさぎさんが…、うさぎさんが…、うさぎさんが…、うさぎさんが……
うさぎさんが…、うさぎさんが…、うさぎさんが……
うさぎさんが…、うさぎさんが……
うさぎさん………
…………

俺はいつの間にか眠りに落ちた……

-----------------

…やぁボク、うさぎさんだよ。さてと、その頃の都子ちゃんは…

あら?……あなたの携帯、電池切れ?
あたし、ちょっと長電話しすぎちゃったかな?
ごめんね、夏休み中デートに誘えなくなっちゃったね。
でも、他の女の子の水着、見とれて欲しくないし……

……な〜んてね、うふふふふ。
2010/05/28(金) 23:55:36ID:Dkx/zEdi
ひぃ
2010/06/05(土) 19:39:23ID:Q9w9UbA9
ふぅ
2010/06/05(土) 21:16:24ID:HW5l7GKa
みぃ
2010/06/07(月) 22:01:55ID:h5/98QVm
≪大倉が主人公に激怒絶叫≫
主人公のふがいなさに昼食後、学校の屋上で大倉が絶叫した。「一緒よ!ときめいても!」
今年、何度も繰り返される鈍感現象に我慢も限界。
「駄目よ、こんなのじゃ。いつも同じシーンを見ている。いくらヒロインポイントを取っても勝てない」とまくしたてた。
主人公に対する幼馴染の不信感増大。ゲームにとって最悪の2学期開幕となってしまった。
(2010.9.19 屋上 きらめき高校)
2010/06/07(月) 23:30:22ID:9C1rOHSS
小遣い管理の何があかんのですか!
2010/06/13(日) 02:52:53ID:e35uj0NC
「もうやだよー怖いよー」
冨美子がこの台詞を言って何度目だろう。今日は放送部の夏合宿で肝試しをしている。
よっぽど怖いのかさっきからずっと俺の腕にしがみついてくる冨美子。
……その……さっきから肩やら肘やら腕のいたるところに冨美子のが当たっている。ああ、冨美子のこんなに柔らかいんだな……
冨美子には悪いとは思うがついそこにばかり意識がいってしまう。体操着越しなのに確かに伝わる弾力。しかしこれはちょっとした生殺し状態だな……

合宿で泊り込みをしてるプレハブの施設は裏手は森になっている。
その森をぐるっと回ってくるコースが肝試しのルートになっている。時間にして30分程度。要所にお化けの役の部員がいて脅かすせいで、さっきから冨美子は悲鳴を上げっぱなしだ。
正直男の俺でもこの道は不気味だ。元々怖がりな冨美子ならなお更だろう。聞こえるのは虫の鳴き声と鳥の鳴き声、そして俺と冨美子と足音のみ。
曇っているせいで月明かりもほとんどなく、手に持っている懐中電灯だけが唯一のあかり。宿舎を出てからもう30分ほど立っているが、冨美子の足取りがなかなか進まないのでまだ三分の二程度といったところか。
前に嫌がる冨美子をお化け屋敷に誘ったことがあるが、あの時もこんな状態だったな……

「ねえ……まだかな……」
冨美子が震えながら囁く。
「多分……あと15分くらいあるいたらゴールかな……」
「えー……まだそんなにあるの……」
冨美子は今にも泣いてしまいそうだ。
「じゃああ、ちょっとだけそこで休もうか」
前方の少し開けた場所にちょうど二人くらい座れそうな岩があった。そこを指差して冨美子を促す
「うん……」


「ふー……さすがにちょっと疲れたね」
腰を下ろしてすぐに冨美子がつぶやく。冨美子はずっと悲鳴をあげてたし、きっと俺の何倍も疲れてるかもしれない。
俺も冨美子の隣に腰を下ろして伸びをする。
「なんかごめんね……」
「ん?何が?」
「あたし怖がりだから……キミに迷惑かけてるよね……」
申し訳なさそうな顔して謝る冨美子。
「そんなことないよ。冨美子と一緒になれてラッキーだったし」
「ほ、ほんとに?」
少し慌てる冨美子。なんだか少し顔が赤いような?
2010/06/13(日) 02:53:38ID:e35uj0NC
「ほんとだよ。せっかくなら冨美子と一緒に回りたかったしね」
「……えへへー、だったら嬉しいな」
肝試しが始まってやっと見れた冨美子の笑顔。やっぱり彼女には笑顔が似合うな……
「それに冨美子が腕を抱きしめるものだから、さっきからずっと当たって……」
そこで慌てて口を紡いだ。しまった余計なこと言ってしまった……
「え?何が当たるのー?」
不思議そうな顔で尋ねてくる。くっ……自然体であれをやってのけるんだから天然ハンターとでも言うべきか……
「いや、その冨美子の胸が……腕にこう……ぐいぐいと……」
「えっ?えっ?えっー!!!」
完全に意識してなかったらしい。
「あうー……恥ずかしいよー……もうキミの顔が見れないよー」
顔を真っ赤にして動揺する冨美子……ちょっと可愛いかも。
「そう?俺は嬉しかったけどなー。役得だったし、あはは」
「はううー変なこと言わないでよー!……その……嫌じゃなかったんだよね?」
「えっ……そりゃ嫌なわけないよ……冨美子だし」
これってちょっとした告白じゃないのか?言ってから俺まで恥ずかしくなってくる。
「そっかー……えいっ!隙あり!」
冨美子がいきなり腕を絡ませてくる。
「へへーさっきはキミのぬくもりを感じれなかったからねー」
冨美子ってこんなに大胆だったっけ……?
「えへへ……なんか恥ずかしいね」
恥ずかしいどころじゃない、どぎまぎだぞこれは!さっきまでみたいなアクシデントとは違う、冨美子が意識して腕にしがみついてくる……
手を繋ぐだけでもあれだけ緊張したのに……今は冨美子の身体が密着している……今度は俺の顔が真っ赤になる番だった。
「こうやってるとキミの温もりが伝わってきて……さっきまで怖かったのが嘘みたい」
俺にもたれかかるようにして冨美子が喋る。
「あたしもね、キミと一緒で嬉しかったよ。肝試しはイヤだけど、キミと一緒なら心強いしそれに……」
「それに?」
「ううん、何でもない。……ねぇ、伝説の樹の話したの覚えてる?」
「覚えてるよ」
「もしも、もしもだよ……仮の話だからね。キミが……伝説の樹の下で告白されたらどうする?」
「えっ……やっぱり嬉しいと思う。……でも誰に告白されるかってのが大事かなやっぱり」
「そっか、そうだよね……それなら……」
2010/06/13(日) 02:54:49ID:e35uj0NC
冨美子はそこでいったん区切ると深呼吸をした。
「……もしもそれがあたし……だったら?」
えっ?……冗談……って雰囲気でもないよな……だから正直に答えることにした。
「冨美子なら当然嬉しいよ」
「……そ、そっかー……えっへっへっー」
冨美子はいやに嬉しそうだ。顔もこころなしかだらしなくなっているような……
「あっ、あたしまただらしない顔になってるー!……ううー」
よっぽど恥ずかしかったのだろう、顔を抑えていやいやをする。
「ううう……さっ、もう行こう」
恥ずかしさを隠すように俺の手を取って立ち上がる冨美子。
「あのね、さっきのは例えだからね。例え」
「そっか、例えかちょっと残念だな」
俺も冨美子の手を握り返して立ち上がる。
「もーそんなこと言われたらあたしまたニヤニヤしちゃ――」

あqswgtじゅおl!!!!!!!!

冨美子の言葉を遮るように突然後ろから上がる謎の叫び声。

「うわぁあああああああ!!!」
「きゃー!!!なになになに???」
あまりの恐怖で冨美子がその場にへたり込む。
「やだやだやだっ!!何?怖いよー……うっうっ……」
「冨美子っ!」
正直俺もびびって身体がすくんでいたが、それい以上に冨美子が気になって強く抱きしめた。
「怖いよ……動けないよ……ひっ、ぐすっぐすっ」
「冨美子……もう大丈夫だよ。さっきのはお化け役の連中だから」
確証はないが多分間違いない。逃げる足音も聞こえたし。冨美子を安心させるためにもそういうことにした。
「ほんとにっ?ひっ、ぐすっ……」
よっぽど怖かったのだろう。さっきから泣いている。少しでも安心させたくて抱きしめたまま頭を撫でる。
「俺がいるから。だからもう怖くないよ」
「うっ、うん……ひぐ……ありがとう」
2010/06/13(日) 02:55:30ID:e35uj0NC
少しは安心したのだろう、強張っていた表情もいくらか和らいでいる。
「あれ、冨美子太もも濡れてる?」
俺の太ももに何かの液体がつくのに気づいて冨美子に尋ねた。
「えっ?……」
あひる座りをしている冨美子の真下に水溜りができている。スパッツから太ももにかけて何か液体が……
「これって……」
「えっ?うそっ!やだ……あたしどうしよう……」
また冨美子が泣きそうな顔をする。無理もないか……
「不可抗力だよ。しょうがないって」
なるべく明るい表情で冨美子を励ます。
「だって……あたしもう高校三年生だよ……それなのに……よりによってキミの前でだなんて……汚いし……」
「汚くないよ!」
「そんなわけないよー。だって……だっておしっこだよ……」
困った……なんて声をかけたらいいかわからなくて……だから行動で示すことにした。
冨美子の太ももに顔を近づけて、俺は雫を舐め取ってみせた。
「えっ!ちょっ、ちょっと何してるの!!」
冨美子が慌てて俺の頭を抑えつける。
「何って……汚くないのを証明しようと思って」
「意味わからないよー……おかしいよそんなの」
「何もおかしくないよ。冨美子のだから……俺は平気なんだ!」
自分でも何を言ってるのかよくわからない。ただ今は勢いもあってよくわからないことを口走っていた。
「…………ほんとに?」
思ったより悪くない手ごたえ。冨美子はなぜか顔を赤らめている。
「うん。だから俺は冨美子が漏らしたことも何も気にしない!冨美子を受け入れるよ」
「……キミってやっぱり優しいね……ありがとう」
よかった……やっと笑顔の冨美子に戻った。
「さ、帰ろっか」
足元についたほこりを払って、冨美子に手を伸ばす。
「うん」
冨美子が手を握り返してくる――
2010/06/13(日) 02:56:40ID:e35uj0NC
――結局宿舎に戻って、見つからないように着替えを持ってきたり何やらですっかり遅くなってしまった。
もうこんな時間か……明日も早いしそろそろ寝ないとな。
「そろそろ時間だし寝ないと」
「そうだね。今日は色々あって疲れちゃったしね」
「それじゃあお休み」
「あ、待って」
冨美子が袖を引っ張って俺を呼び止める。
そのままが少しだけ背伸びをすると……俺のほっぺたに……
「えへへっ、今日のお礼……」
顔を赤らめて少しもじもじする冨美子。
「じゃあお休みなさい」
そう言ってそそくさと部屋に戻ってしまった……
俺はただ呆然と立ち尽くして、しばらく動けずにいた。
キスされた頬を指でなぞってみる。熱い……実際に熱があるわけではないが、なぜかそう思った。
これって、キスだよな?
明日会ったらどんな顔をしたらいいんだろう……
そのまま頬を触ったまま俺はそんなことずっと考えていた――




お漏らし要素があるが、エロは入れてないのでこっちに上げたんだが、不快に思う人が申し訳ない
2010/06/16(水) 15:21:08ID:s8ow2jth
乙です〜

俺も規制も解けたことだし書きかけに手を出すかな
規制が長かったせいですっかり忘れてたぜ
221※※※
垢版 |
2010/06/16(水) 20:18:41ID:GCwSvA/G
GJ! おもらしはちょっと俺得すぎるがよし!
222名無しくん、、、好きです。。。
垢版 |
2010/07/05(月) 19:39:29ID:d4GdQbnB
誰か、自宅にヒロインが「家、来ない?」と言うみたいなシチュの話お願いします。 ヒロインは書く人の自由で
223名無しくん、、、好きです。。。
垢版 |
2010/07/05(月) 19:43:15ID:d4GdQbnB
↑すいません、自宅に招くような感じでっての抜けてました。
2010/07/05(月) 23:14:08ID:e4hUj5ay
>>222
前に知姫先輩で書いたが、誕生日も近いのでまた書いてみようと思った!

今からネタ考えるかな
2010/07/06(火) 01:41:10ID:NvAy9axF
>>224
wktk
待ってる
2010/07/07(水) 22:24:24ID:bAyFTf61
知姫先輩書く予定だったが、閣下の誕生日なので投下


    『織姫と結奈と彦星と主人公』



「――よし結奈はまだ来てないな」
 そっと科学部の中を盗み見て、結奈がいないのを確信した。
 俺はそそくさと教室の中に入ると、冷蔵庫に隠していたケーキを取り出した。
 だいたいなぜ科学部に冷蔵庫があるのか?それもこれも結奈が「研究してると喉が渇くわね。あなた冷蔵庫を持ってきなさい」と言った一言のせいだ。
 本来なら教師が許すはずはないのだが、我がきらめき高校で結奈に逆らえる教師がいるはずもなく、気付いたらこの科学部は凄い勢いで結奈の私物化が進んだのだ。
 そんな結奈は「傲岸不遜、白い悪魔、閣下、良心罪悪感ゼロ」など凄い言われ方をしている。「他にも踏まれたい」だの「罵られたい」なんてのもあったな。
 結奈自身はそんなこと一切関せずっといったところで、まさに唯我独尊だ。それもこれもIQ300の天才的頭脳を持ち合わせてるからこそ許されるのだろう。
 まあ、多分にその代わりにモラルを忘れてきたところはあるわけだが……

「さて、結奈が来る前にさっさと用意するかな」
 俺はケーキを取り出して、食器棚からフォークを取り出すと、皿にのせるとテーブルの上に置いた。
 ケーキにはプレートが乗っかっており、『紐緒結奈 HAPPY BIRTHDAY』と書いてある。
 今日、七夕が結奈の誕生日なのでわざわざが俺が持ってきておいたのだ。
 しかし七夕が誕生日だなんて、全く似合わない。
 いつだか織姫と彦星と話をしたときに、「全くバカな二人ね。わたしだったらさっさと天の川を渡れる橋をつくるわ」なんて言ってたくらいだ。
 その後「結奈でもそこまでして、恋人に逢いに行きたいのか?」なんて言ったら「ば、ばかねたとえ話よ……恥を知りなさい」とか顔を真っ赤にしてたこともあったっけ。
 そんなことを思い出しながら結奈が来るのを待ってたら、教室の扉ががらっと開いた。
2010/07/07(水) 22:25:32ID:bAyFTf61
「あら、いたの?」
 俺にちらっと一瞥をくれると、すたすたと入ってくる。
「これは?」
「見たらわかるだろ? バースデーケーキだよ」
「あら、そう」
 普通なら、ありがとー、とか、嬉しい大好きだよ! とかそんな反応を期待するが何しろ結奈だ。逆にそんな反応されたら気持ち悪くて熱でもあるんじゃないかと疑ってしまう。
「まあ、わたしの下僕なんだからこれくらい当然の心がけね」
 平静を装っているが、顔がにやけてるぞ結奈。指摘すると怒り出すからそれはやめておこう。
 俺は早速食べようぜとジェスチャーをするとナイフでケーキを等分した。
「ふーん……けっこうおいしいのね」
「だろ?」
「何か飲み物ないの?」
 ビーカーにあらかじめ入れておいた飲み物を結奈に差し出す。
「あなたが実験してるのかと思ったわ……ほかに入れ物なかったの?」
「そんなの気にするキャラじゃないだろ?」
「まあ、確かにね……」
 そう言って差し出された飲み物をすぐに飲み干す。
「なんか変な味ね……」
「まあね」
 俺は少し含み笑いをしてみせた。間もなくその意味を結奈は知ることになるだろう。
「全く、何かよからぬことを考えてたら承知しないわよ」
「へいへい」

 ――俺は時計に目を落とす。そろそろ頃合かな?
「なあ、結奈」
 ケーキも食べ終わり、人心地ついた結奈を呼んだ。
「何?」
「俺のことどう思う?」
「いきなり何を言ってるの? そんなの大好きに……」
 結奈は慌てて口を押さえた。珍しく狼狽している。
「ちょっと、あなたさっき何を飲ませたの? ……まさか?」
 さすが察しがいい。
2010/07/07(水) 22:26:48ID:bAyFTf61
「ご名答さま。そのまさかだよ」
 俺は胸ポケットから錠剤を取り出して見せた。


「――さあ薬ができたわ。早速飲みなさい」
「え、俺が?」
「あたり前でしょ。わたしが飲んで万が一があったら、世界的規模の損失よ」
「いやーいきなり臨床実験ってのはちょっと……まずいんじゃないかなー?」
「あら、あなたはわたしの頭脳を侮辱する気?」


 ――この時結奈が作った薬が、正直な事を喋らせる薬だった。といっても自白剤のようなしろもじゃなくて、何でも交感神経系を刺激して素直に気持ちにさせ結果正直になり……とかだったと思う。
 化学なんて畑違いじゃないのか?と聞いてみたが「わたしの天才的頭脳をもってすれば造作もないわ」とか言ってたな。
 ともかく俺はこの薬を飲んで……結果一世一代の告白をすることになったのだった。
 何よりも意外だったのが、結奈がOKをしてくれたことだ。
 それからしばらくはまるで別人のように振舞っていたが、それも長くは続かなかった。まあ今の性格の方が結奈らしい。

「もういらないから破棄してって言ったのに……」
「いやちょっと面白いかなと思って、少しだけとって置いたんだ」
「こんなものを飲ませるなんて恥を知りなさい」
 ぴしゃりと本人は言ったつもりなのだろうが、いつもの迫力が無い。
「おいおい、最初に飲ませたのは結奈だろ?」
 俺はやれやれと肩をすくめてみせた。
「そんなことよりさ――」
 俺はポケットに手を入れると、リボンで放送された箱を取り出し、結奈に渡した。
「何?」
 怪訝そうな顔で結奈は尋ねる。
「誕生日プレゼントに決まってるだろ。開けていいんだぜ」
「う、嬉しい……」
 また慌てて口元を押さえる結奈。
 素直に喜ぶこともできないんだから全く難儀な性格だな
2010/07/07(水) 22:29:01ID:bAyFTf61
 結奈は余計なことを喋るのをやめて包みをあける。中からは装飾された四角ケースが出てきた。
「あける……わよ」
 ケースを開くとそこに鎮座していたのは……
「指輪?」
「ああ。ペアリングになってる。毎年色気もないプレゼントだったし、たまにはこんなのもいいかなと思って」
 結奈は指輪を見つめたまま呆けている。
「いやだったか?」
「いやじゃないわよ……その、こんなの普段つけたことないし、どうしていいかわからなかっただけ。……ただあなたと一緒なのは嬉し……」
 そこまで言ってまた口元を抑える。結奈はすっかし顔が真っ赤だ。
 それにしてもよかった。普通に喜んでくれてるみたいだし。
「ほら、指だせよ」
 結奈の手を握ると俺は催促した。
「な、何するよの……」
 俺はリングを一つ摘むとそのまま結奈の指に通した。よかったピッタリだ。
「なっ……」
 結奈は耳まで真っ赤になっている。こんな結奈は滅多に見れるもんじゃないな。
 結奈は何か言いたいのだろうが、口をもごもごさせるだけで何も言ってこない。よっぽど失言するのが恥ずかしいのだろう。
「なあ、実はさっきの薬だけど……」
「ま、まだ何かあるの?」
「あれ、もう効果切れてるぞ。前に実験したときに三分程度しか続かなかったの覚えてないのか?」
「えっ……?」
「こういうのプラシーボ効果っていうんだった? 凄いよな」
「なななっ……」
 結奈は肩をわなわなと震わせている。ちょっといじめすぎたかな……? 普段俺はこの百倍以上はいじめられているわけではあるが。
「きっ、気付いてたわよ! あ、あ、当たり前でしょ。あなたにあわせてあげたんだから感謝しなさいっ!」
 うわー、それはちょっと無理があるよ結奈。目元はちょっとうるうるしてるし、顔も真っ赤で説得力ゼロにも程がある。
 ほんと素直じゃないんだから結奈は。
「そっか、さすが結奈だな」
 俺は結奈の頭に手をおくとそのまま撫でてあげた。
「ちょっと……子供扱いするんじゃないわよ」
 しかし顔は嫌がってない。つきあうようになってからわかったのだが、意外となでなでされるのが好きらしい。
「下僕のくせに生意気よ……」
2010/07/07(水) 22:29:57ID:bAyFTf61
「おい、結奈」
 俺は外を眺めながら結奈を呼んだ。
「ほら、星が凄く綺麗だ」
 窓を開けて空を指差す。快晴だったせいか、空にはハッキリと天の川が見える。
「あら、ほんとね」
 結奈も俺の隣に立ち窓が身を乗り出して空を眺める。 昔の結奈だったきっとこんなことは言わなかっただろう。
「なあ、俺がアルタイルだったらどうする?」
 輝く星を指差して聴いてみた。
「そうね……高速船でも造って迎えにいくわ」
「あれ、まだ薬利いてる?」
 ……いたっ? 茶化そうとしたら思いっきり足を結奈に踏まれた。
「うるさいわね。わたしには下僕が必要なのよ」
 すっかりいつもの結奈のペースに戻ってしまった……
「全く……わたしが迎えに行くんだから感謝しなさいよ」
「結奈が迎えに来てくれるなら頼もしいな」

 しばらく他愛もないことを話しながら空を見上げる。
「その、今日はありがとう……」
「ん? そりゃ彼氏だからな。当然のことをしたまでだよ」
「あなた、ちょっと目を瞑りなさい」
「おいおい、変なことしないだろうな?」
 いたずらのお返しかと思って一瞬身構える。
「うるさいわね、さっさとしなさい」
 はいはいわかりましたよと降参のポーズをして俺は目を瞑った。 結奈が近づいてくるのが気配でわかる。よほど近いのかシャンプーの香りが微かに香ってくる。 ――と、唇に柔らかいものが触れた。ほんの一瞬ではあったが。
「もういいわよ」
 目を開くと結奈が真っ赤な顔をしている。
「いっとくけど! 今日はわたしの誕生日だし特別なだけよ。決して勘違いしないように」
 こうして俺たちの初キスは終わったのだった。

「さっ、そろそろ帰ろうか」
 結奈に手を差し出す。ふんと鼻をならし、握り返してくる結奈。
 外に出ると空は満点の星空。きっと今頃彦星と織姫もデートをしてるのだろう――
2010/07/07(水) 22:32:20ID:bAyFTf61
というわけで、改めて閣下誕生日おめでとうございます


内容は……勢いで書いてるのでw
書いててちょっとキャラ違うよなーとかも思ったりしたが、初代はもう10年以上プレイしてないので忘れてるところもあって難しかった
232名無しくん、、、好きです。。。
垢版 |
2010/07/08(木) 06:53:44ID:TWB247Fo
閣下可愛すぎですw                                         リク応えて頂きありがとうございました。
2010/07/25(日) 08:50:23ID:PMnVl6Ec
>>231
GJ
2010/08/10(火) 18:40:18ID:JdofyrCq
テスト
2010/08/16(月) 20:04:46ID:q3c1XGeQ
夏にぴったりなホラー話浮かんだ

需要あるなら投下しようかな
2010/08/18(水) 19:55:26ID:DiIxkRac
>>235
あるある!
よろしく!
2010/08/20(金) 23:35:33ID:wnWjOmH4
ミーンミンミーン…ジワジワジワ…

『あ…暑い……』

きらめき市の夏は暑い、が、去年に比べると異常なくらい今年は暑い…
それに呼応するかのように外では体育でもやってるのであろうか、他クラスの熱気のある声とセミの大合唱が響いていた。
そんな声を子守歌代わりに夜中の睡眠不足を補おうと机に突っ伏してた時。

学(おい起きろ公四朗、指されてるぞ…!)
教師「主人ー、主人!!………ぬしびとーー!!」
公四朗「えッ!!あっハイ!!すみません!!」

英語教師の大音量の怒鳴り声が教室と俺の耳元を揺るがす、端に目をやると、うたた寝しかけてた正志が目を覚ましていた。

教師「…まったく、人が暑い中教えてやっとると言うのに呑気なモンだな、顔洗って来いっ」
公四朗「はい…」

学「あーらら、ついてないでやんの」
…クスクス…w
クラスのみんなの失笑を背後に受け、俺は赤面しつつも言われた通り顔を洗いに水道に向かう。

スゥ……

廊下に出てしばらく、背後に気配。
『ん…?今何か…?』
………

何かを感じた気がしたが、熱気にうだった頭はそれ以上の詮索をする事はなかった。『気のせい…か?んまあ、いいか…。』

季節は7月中盤、期末テストも終わり、高校入学以来2回目の夏休みは、すぐそこにまで来ていた。
238名無しくん、、、好きです。。。
垢版 |
2010/08/22(日) 21:33:26ID:wYPZ9Z6f
断片だが1~33の作品中いくつは直接ssを創作して見ました。
2010/08/27(金) 06:37:02ID:E6SH+wde
>>237-238
プリーズ
240名無しくん、、、好きです。。。
垢版 |
2010/08/28(土) 13:27:26ID:wPzXgM52
>>239
マイナーなギャルゲーSS祭りを開催したいです。
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/gal/1257577488/
241名無しくん、、、好きです。。。
垢版 |
2010/09/08(水) 20:57:57ID:genbLvfy
センチ2の同人小説を見つけた


Sentimantal IIDX

ジャンル: センチメンタルグラフティ
サークル: “天”レーベル
作者: 天野優樹
発行日: 2010-08-15 ページ数: 32 価格: 200円 規格: B5
センチメンタルグラフティ2でリリースした作品の総集編です。耕平と優の“その後”をお楽しみに
2010/09/16(木) 00:22:35ID:+u1dmO/l
あれ、やっと規制とけた!!やたー!!
誕生日だしりずみん投下する!
2010/09/16(木) 00:23:28ID:+u1dmO/l
    『アフェットゥオーソ』


「あと少しで終わるんだけどな……」
 かれこれモニターとにらめっこをしたままかなりの時間が過ぎていた。八割方は出来上がっているのだが、何かが足りない。それがわからないから作業はいつまでも終わらずにいた。打ち込みもそこそこに画面から顔を逸らしてため息を一つつく。
 どうしたものか。一週間ほど前からほとんどこの状態のままだ。打ち込んではイメージと違うから消して、それの繰り返し。
 少し気分でも変えるかとベッドの上に放り出した携帯に手を伸ばす。
 あれ? 着信が。バイブにしていたから全く気づかなかった。
 液晶の画面には不在を告げるアイコン。そして留守録ありのマーク。
 着信履歴を確認すると全て里澄からだった。早速再生してみる。
『留守録が三件あります。順番に再生します……』
 機械音の後に聞き慣れた声が聞こえてきた。
『もしもし……響野です……えっと、その……あなたの声が聞きたくて……あっ、そうじゃなくって……今度の日曜日に、あっ、わたしは何も予定がなくて……』
 ぶつっと音声が途切れて次の録音を再生する機械音が流れる。
 思わず苦笑してしまった。相変わらず電話は苦手らしい。もう付き合い始めて半年になるのに、その初々しさが可愛らしかった。
 残りも再生してみたが、調子一辺倒でこんな感じだった。携帯を握って恥ずかしそうにしてる里澄の表情がありありと浮かんでくる。
 要約すると今度の日曜日にどこかに行かないかと、つまりデートのお誘いっだった。
 断る理由もないので、早速里澄に電話をかける。
 あっ、里澄? 留守電聴いたよ……



「……凄く綺麗」
 あたり一面は紅葉した木々。まだ暑い日も多いが、季節は確かに移り変わりつつあるのだと改めて実感する。
 今日は郊外の山まで来ていた。山といってもハイキングコースになっており、軽装でも気軽にくることができる。
 里澄は一本の大きな樹の前まで来るとそのまま腰をおろすので、俺も並んで隣に座る。
「やっぱり不思議だよね」
 里澄が落ち葉を一枚手の平に乗せて呟く。
 確かによく考えるとそうだ。何でも光合成が少なくなり、葉の中に含まれる成分――何かは忘れてしまったけど――が少なくなり紅くなると習った記憶がある。

2010/09/16(木) 00:24:45ID:+u1dmO/l
 しばらく落ち葉をしげしげと眺める里澄。それを元の場所に戻すと、そのまま横になり目を瞑ってしまった。
「こうやっていると、色々なオトが聞こえてくるの。ここは人工的な音がしないから凄く落ち着く」
 里澄にとっては、風の音、木々の揺らめき、小鳥の囀り、その全てが作曲活動のインスピレーションになるらしい。 
「あなたもこうしたら気持ちいいよ」
 里澄に倣って、横に寝っ転がる。頬を撫でる風が気持ちよく、目を瞑るとさっきよりはっきりと小鳥の囀りが聴こえてくる気がした。
 しばしこの空間を楽しむ。思えば最近はずっとパソコンの前にいた気がする……

「あなたのオトが聴きたい……」
「えっ?」
 いつの間にか半身を起こした里澄が俺に問いかける。
「俺のオトって?」
 里澄は何も言わずに俺の胸に手を置く。
 なるほど、そういうことか。軽く頷いてOKのサインを出す。
 里澄は少し嬉しそうな表情を見せると、俺に身体を預けそのまま目を瞑てしまった。俺の胸にうずまる里澄。
「うん……あなたの心音は凄く心地いい」
 里澄の髪に手を伸ばして手櫛の要領で頭を撫でる。
「気持ちいい……」
 周りには誰もいない。樹の下で里澄と二人きり。まるで世界を切り取ったような錯覚すら覚える。聞こえるのは小鳥のさえずりと木々を揺らす風の音。
 思えばこんなに里澄と密着したことはない。里澄は半身を俺に預けるように横になっている。
 今更ながら少しどきどきしてしまう。一度意識をしてしまうと尚更だった。里澄と触れてる部分一つ一つが熱を帯びてきた気がした。
「あっ、心音が変わった……凄く早くなってる……まるで8ビートから16ビートの変化」
 こっちの動揺を里澄に隠すことはできなそうもない。
「どうしたの?」
「えっと……」
 バツが悪くて言葉に詰まってしまった。
「凄く早いリズム。さっきの鼓動はとても落ち着けた……今の旋律は凄くドキドキする……でも嫌な感じじゃない」
 里澄は胸に耳を押し当ててオトを逃すまいとしているようだった。
「また早くなってる……」
 原因はキミだよ里澄。
「何かあった?」
 ああ、なんて天然発言なんだろう。里澄はわからずにきょとんとしている。
「……里澄のせいだよ」
2010/09/16(木) 00:26:17ID:+u1dmO/l
「わたしの……せい?」
 相変わらず、何が何やらといった表情を里澄は崩さない。
「……あっ!」
 理解したのだろう、里澄の顔はみるみる赤くなっていく。意識しないでやってたんだから、全く天然というかなんというか。
「恥ずかしい……」
 里澄もやっとこの状況を意識したのだろう。、
「あっ……わたしの鼓動も早くなってる……あなたにシンクしてるみたい……」
 里澄は自分の胸に手を当てて確認をする。
「ねえ、もっと……ドキドキしたオトが聴いてみたい……」
 里澄は顔を紅潮させて、俺をみつめる。
 里澄からこんなに積極的にくるなんて珍しい。というかむしろ初めてだ。この日常から切り離されたような空間が開放的にさせるのか。それともまだ味わったことのないメロディーを求めているのか。多分両方なのかもしれない。
「もっとって?」
「えっ……それは……」
 そこまで言って里澄は言い淀む。少し間をおいて里澄は続きの言葉を口にした。
「もっとドキドキさせて欲しい……」
 この状況でこのシチュエーション。一組のカップルが寄り添うように密着している。おあつらえ向きに周りには誰もいない。
 つまり里澄の意図することは……
 もう続きは聞かなくてもわかる。里澄の首に手を回し抱き寄せる。近づく唇。
 夢……みたいだ。里澄とキスをしようとしてるなんて。
 正直付き合って半年になるが何か進展があったわけではない。今までと同じようにデートをして、手を繋いで帰る。もちろんこれでも十分満足してたわけではあるが……
 里澄は目を瞑り、俺を受け入れようとしている。俺も里澄に倣い目を瞑ると少しだけ首に回した手に力を込めた。
「んっ……」
 ほんの刹那ではあったが、確かに里澄の唇と重なった。唇に残る柔らかい感触。ファーストキスを終えた俺達はお互いに見つめあっていた。
「凄い……」
「うん……」
 さっきの感覚を味わいたくて、もっと里澄が欲しくて、だから俺はまた目を瞑った。
 意図を汲んでくれたのだろう、里澄の顔が近づくのが気配でわかる。
「んっ、ぐっ……」
 覆いかぶさる里澄を抱きしめる手に力をこめる。
 さっきよりも長く、長く、互いの唇を絡めあう。感覚は鋭敏に磨すさまれ、唇に挟まれた箇所は熱く熱を帯ていく。
「んっ……はぁ……はぁ……」
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