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レッスルエンジェルス サバイバー 妄想スレ臨時 [無断転載禁止]©2ch.net
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0001名無しくん、、、好きです。。。@無断転載は禁止垢版2017/08/26(土) 09:30:45.36ID:HZPfGuUY
レッスルエンジェルスサバイバーのあれやこれやといった
妄想を書き連ねていくスレです
0095名無しくん、、、好きです。。。垢版2018/07/29(日) 16:26:23.95ID:6dx86l5U
真夏のレッスル大決戦

突如現れた外敵を軒並み無力化してゆくレッスル軍団
あとは乱入者、大巨人・みぎりのみだが…

アナ「えー謎の光と共にレフトスタンド席が沈黙しましたが
   これはいったい…」
社長「あの一角にも抗議団体がいたのでしょうか…誤算でした」
アナ「え?社長、今なんと……」
社長「おっと…いえなんでも」

祐希子「すゎてと!あとはあんた一人だね!覚悟しなさい
    タダじゃあ帰さないからね!」
みぎり「うふふふ〜、私に勝てると思っているんですか〜
    まだ隠し玉はあるんですよ〜」
???「ようやく…?待たせてくれるわね」
???「ヒャハハハハ!皆殺しだぁ!」
アナ「おーっと乱入者大空みぎり、ここで助っ人要請か!」
社長「見た目のほんわかさと違い、かなり計画的襲撃ですね…
   いやあるいは、協力者の差し金か……」

十六夜「私に関わると、あなたも災厄を纏うことになる…ふふふ」
ライラ「ヒャハハハハぁ!暴れるぜ、真っ赤になぁ!」

龍子(…なんか、またヤバいのが来たな…)
0096名無しくん、、、好きです。。。垢版2018/07/29(日) 16:50:09.65ID:6dx86l5U
祐希子「なによ、まーた新手?芸がない上にしつこいわねほんと!
    しつこい女は嫌われるわよ!」
みぎり「え〜?しつこくねちっこくは恋愛の基本ですよ〜」
龍子「…お前の基本なんか知るか!大体恋愛どこから出てきた!
   こんな時にまで恋愛脳とは随分余裕だな!」
みぎり「うふふ〜、女の子は愛を語らないと死んでしまうんです〜」
祐希子(その図体と年で、女の子って…)

霧子「ほらそこ乱入者、邪魔しないで下がって!」
十六夜「邪魔するならあなたも災厄まみれだけど、いい…?」
ライラ「うるせぇブッ殺すぞ!どけオラァ!」
金井「こらーやめなさい!悪者はあたしがゆるさないぞー!」
アナ「乱入者リングに迫る!金井の制止も一歩及ばない!
   これは!?リング上のダウンした永原目掛けて一直線か!?」
ライラ「ヒャハハぁぁー!テメェの首もらったぁー!!!」

??(見つけたぞ…相変わらずだ、お前は)
ライラ「……ちっ、この殺気は……テメェか!」
0097名無しくん、、、好きです。。。垢版2018/07/29(日) 17:22:16.23ID:6dx86l5U
十六夜(…?あなたも、災厄の匂いがする……ふ、ふふ……
   楽しくなりそうだわ…)
祐希子「なによまた?」   龍子「…てか誰だ!お前!何しに来た!」

カンナ「…北の地より、乱るる者に罰を与えるために!」

ライラ「またかテメェ……しつこインだよカンナぁ!」
カンナ「…ライラ!神威流の名をそれ以上汚す事は伝承者として
    一人の女として、断じて許さない!」
ライラ「お前が許さなかったら…どうだっテンだ!えぇ?
    また品だの礼儀だのアイだのほざクのか!クセェんだよ!」
カンナ「何故、神威流が女だけに伝承された拳であるのか……
    その意味を、考えた事があるのか、お前は!」
ライラ「知るかンなもノォ!コの力がアリゃなんデモぶちのメせル!
    ナニもかもやりタい放題ダァヒャハはハハぁぁぁーア!!!」
カンナ(マズい!既にここまで……一刻も早く止めねば)    

十六夜(…殺るなら今のうち、ね)
アナ「ああっと乱入者の片割れ、突如現れた覆面レスラー同士が
   牽制し合うのを横目に、リングに到着!
   永原危ない、危なーい!」
0098名無しくん、、、好きです。。。垢版2018/07/29(日) 21:37:25.87ID:6dx86l5U
龍子「またか…邪魔するなって…言ってるだろ!」
十六夜「…聞けないわね。こっちにはこっちの事情があるの」
祐希子「そんなの知ったこっちゃないわよ!大体なによ
    乱入しといて偉そうにさ!」
十六夜「お喋りは…ソコまでよ!」
祐希子「痛っ!やったわねこのっ!」
十六夜「ちっ…邪魔しないでくれる!」
アナ「ああっと乱入者、すかさず割って入ったマイティ祐希子に
   行く手を遮られる!行かせない、行かせません!」
祐希子「好き勝手ばかりさせるか…ちょっとなにしてんの!
    とっとと決着、つけなさいよ!」
龍子「お前らが邪魔してんだろうが!変なのぞろぞろ連れてきて!
   ったく主催者連中、何してんだ!」

金井「ぜーぜー……。はー、やっとこ追い付いたー
   あのー…会長逃げちゃったし、新女の社長も
   ちづるちゃんが、ボコボコにしちゃったって…」
龍子「……だからって、残りの連中はどうしたんだ!
   スタッフすら誰一人来ないで、あのおかしな連中を
   黙って見てるとか、頭おかしいだろ!」

みぎり「うふふふ〜、無駄ですよ〜。あなたたちはもう〜
    新しいレッスルにとって、邪魔者ですから〜」
龍子「来やがったかデカいの!…って、そりゃどういう意味だ!」
みぎり「強いものは、弱いものを駆逐する〜
    古いものは、新しいものに、とって代わられる〜
    当たり前のことじゃ、ないですか〜」   
0099名無しくん、、、好きです。。。垢版2018/07/29(日) 22:14:17.12ID:6dx86l5U
金井「だから…なんなの!平気でルール無視して…」
みぎり「うふふ〜。ルールは、強い人の為にあるんだそうですよ〜
    どのみち、皆さんを倒せばわたしが晴れて、女王ですし〜」
龍子「…お前…それ本気で言ってんのか?」
みぎり「偉い人に、そう言われました〜。なので、間違いないです〜」

永原「違うよ!そんなの、ちがう!」
龍子(…!永原、お前…)
金井「あ、ちづるちゃん!ようやく起きた!」
みぎり「うふふふふ〜、チビッ子達や若い人たちを、見て下さい〜
    みんなわたしたちに声援を送っていますよ〜」
永原「…そ、それは!」
みぎり「人は強さに惹かれるんですよ〜、それがたとえ
    どんな形で、つち…培ったものだとしても〜
    だから、わたしも一番になる、なれるんです〜」

龍子「…なぁお前。モテたこと、ないだろ」
みぎり「え〜、なんですかぁ?失礼な先輩ですねぇ〜
    まぁこの身長なので〜、男の人からは怖がられてます〜」
金井(…正直に答えるんだ)

龍子「…まだ、男も馬鹿ばかりじゃなさそうだ。安心したよ」
永原「そうだよ!あなたはおかしい!避けられて当然だよ!」
みぎり「ひどい〜、あんまりです〜」
0100名無しくん、、、好きです。。。垢版2018/07/29(日) 22:50:07.34ID:6dx86l5U
霧子「…貴女にはおよそ、他人への情というものが感じられない
   行動も言動も全て、自分の事だけ…体の大きさは関係ないわ!」
永原「的確な指摘ありがとレフェリー!えーと、とにかく!
   そんな勝手で乱入していい理由にならない!おーけー?」
みぎり「いやです、ひどいです〜。こんなのいじめです〜」

金井(…乱入してきたの、そっちじゃん…)
龍子(自分の主張が受け入れられないと、たちまち被害者ヅラ…
   まるで子供じゃないか、それも…)

アナ「…えー、ナニやらリングサイドで言い争っている様ですが
   何でしょうか?大空みぎり、泣きそうになっていますが…」
社長「…幼すぎたのです。挑むには」
アナ「……?はぁ…」

一方、神威流の二人の行方は…

カンナ「ぐっ!ライラ!男の凶暴性を真似ただけの女に!
    私は、決して倒せない!」
ライラ「…きしょう!ウザってぇ…!イチイチ癪に障る…うらぁ!」
カンナ(貰った!ふん!)
ライラ「うげっ!ち……き、しょ…………」
カンナ「神威流・芯撃一突…。鳩尾を突いた……これで勝負ありだ」

アナ「ああっと謎の覆面レスラー二人!どうやら争いは終わった模様
   黒装束の女、力なく倒れたぁ!」
0101名無しくん、、、好きです。。。垢版2018/07/29(日) 23:23:10.79ID:6dx86l5U
みぎり「もういやです〜みんなキライです〜!えいっ!」
永原「うわっち、危なっ!いきなりなにすんの!」
龍子「コイツなにしやが……お、おい」
アナ「ああっと!?みぎり選手、突如近くの机を手刀で真っ二つ!
   更に折れた机を観客席にぶん投げたぁー!!!」
社長「これは……!」

客A「え、なんかこっちキター!」
客B「え、待てそれはやば……ウボァー!」
客C「ぐふっ……。俺の人生…ここまで…か…」

みぎり「いや〜、みんな寄らないで下さい〜!」
アナ「ああっと今度はパイプ椅子二丁持ち!そのまま振り回しまくる!
   観客の皆さん逃げて、逃げて下さい!」

??「なぁにをしとるか!この未熟者がぁぁぁっ!!!」
社長「あれは…」
阪口「不測の事態に備えておれば……勝負の場で己を見失い
   観客に無礼を働くとはなんたる暴挙、なんたるバカ者よ!
   お主のような天使、このワシが成敗してくれるわ!」
アナ「おおーっとあれは!伝説のコーチ、阪口正吉であります!
   現役時代に、ここ東京で不敗を誇ったことから
   東京不敗・別名マスターカントーの異名を取った男!」
みぎり「もういやです〜どいてください〜」
阪口「甘いわ!ふんっ!」

アナ「ああっと!一瞬!椅子をかわした直後に懐に入ってからの
   綺麗な飛行機投げ、エアプレンスルー!
   大巨人みぎり、豪快に一回転だぁ!」
   
0102名無しくん、、、好きです。。。垢版2018/07/29(日) 23:51:50.19ID:6dx86l5U
金井「おー阪口おじいちゃん、ナイス!さすがベテラン!」
阪口「バカ者!感心しとる場合か!観客に被害が出ているのに
   なーにを浮かれておるか!永原、お前もじゃ!」
永原「うぇ!?は、はいコーチ!あたしがぶったるんでおりました!」
阪口「ならば!背後の奴らくらいなんとかせぇ!」
永原「後ろ…ってなにアレ!」
龍子「…見るからに臭そうだな…。まるで作者みたいだ」

??「うへへへへぇ〜、オナゴじゃあ〜」
??「選り取り緑ってヤツだぁ〜うひゃほほぉ〜い!」
??「結婚したのか…オレ以外のヤツと…」
アナ「今度は会場入り口からか!この暑さで完全に参った
   三日目辺りのヤバい奴等が大集合だあ!」

龍子「ん?最後のやつ…どこかで…」
永原「…え、あれってまさか…」
神代「うへへへぇ〜、よくも放置プレイしてくれたなぁ〜
   僕はしつこい男、だからねぇぇぇぇ〜」
龍子「あー……お前、か…。悪い、今の今まで存在を忘れてたわ」
永原「えーと、うーんと……あの………失礼ですが……誰?」
神代「酷い!あんまりだ!最近いくらご無沙汰だったからって!
   よーしここからは全部僕のターン……

??「悪りぃ。おめーのターン、もうとっくに終わってるから」
??「おめーは、俺を…俺らを、怒らせた」
??「ってなわけで逝っとけやイケメン。俺らと一緒によぉ!」
??「フフフハハハハハ、堕ちた貴様に慈悲など、欠片も必要ない!
   死ね!主にイケメン的な意味で!」
??「やーセンパイゴクロウサマッスねー。正直ウケたッスよ
   でも俺はー、評価しますよマジで!」
神代「なぬ…!?お前ら……」
0103名無しくん、、、好きです。。。垢版2018/07/30(月) 00:25:11.28ID:LGtZ/h0k
杉山「俺らプロは常に紳士たれっつったろーが。この○○○○○が」
吉村「オメーは変態紳士だけどな」
杉山「だからオメーはいちいち…!」
小野寺「うるせー黙ってろお前ら。よ、神代。しばらくぶりだが
    いい具合に干からびたじゃあねーか。見る影もねぇ」
神代「うぅ…それを言うな…」
福田「フフフ半分は自業自得だがなぁ!」
永村「センパイその辺にしときましょうよー。オレお姉ちゃんと
   五回戦が待ってるんでー、パパパーっと済ませましょう!」
杉山「好きだねお前も…。んじゃま、覚悟せーや。これもけじめやからの」

神代「何で口調変わ…うみっ、ぐぶっ、ぼべらっ、ギャフンっ!」
吉村「おら、これでもまだバグ直らんかー!」
小野寺「おらおらおらおらおらおらおらおらおらぁっ!」
永村「ああ…なんて美しい悲鳴…いいッスねぇ…」
福田「この福田順が命じる…バグは死ね!そして元に戻るのだ!」

神代「…お前ら、言いたい放題言いやがって!ゆるさん…ぞ…」
杉山「おう元に戻ったか、よかったよかった」
小野寺「このまま死なれたんじゃ寝覚めが悪いからな」
吉村「この荒療治、たまに戻れなくなる奴いるしなー」
神代「おま…なんちゅうことすんだ!」

永原「……来てたんだ」
杉山「おう、野暮用忘れてて立ち寄ったんだが…」
神代「…野暮で悪かったな」
小野寺「よく考えたら俺ら、ろくに試合観てなくてな
    折角だ、最後まで観てくわ」
福田「フン、ならコイツは余に任せてもらおう。しっかり
   がっつり事務所で軟禁しておこうか」
神代「…何さらっとヤバい発言してんだお前!」
0104名無しくん、、、好きです。。。垢版2018/07/30(月) 01:13:57.05ID:LGtZ/h0k
吉村「今ヤベーのはお前だろうが。大人しくしとけ」
神代「皆さんコイツら悪党でーす!俺拉致られるー!
   イヤだー、アーッされるのはイヤだーっ!!!」
吉村「…誰がするか、気色悪ぃ」
永村「やっぱおねーちゃんに限る!さて今度こそ五回戦!」
福田「キリキリ歩け神代、罪の重さを噛み締めながら!」
神代「罪と言うほどの事か!こんなの…理不尽だー!」

永原「…なんだったの、一体」

変な奴等が更に増殖する決勝戦
いつになったらマトモに試合できるのか?

つづく
0105名無しくん、、、好きです。。。垢版2018/08/29(水) 20:21:21.67ID:eO9eN4dq
永原の決断

敗北と乱入の危機をからくも仲間達に救われた永原
しかしまだ混乱は続いている…

アナ「おおっと大空みぎり、阪口コーチに投げられるもいまだ健在!
   さらに怪しい集団がリングに…あっと?」
上原「どこから迷い出たのか…お客さん、観戦するなら客席で…」
KR「オーッホッホッホ!アナタ達もこの美しいワタクシの
  下僕になりに来たのかしら?」
??「どけぇ……○女が俺を呼んで…」
??「ええい年○はいい!○女を、○女を出せぇ…」
??「申し訳無いが、義務教育以上はNG…」

上原「…やはりこれ以上行かせるわけにはいかないな!
   ちびっ子の安全と夢と未来を守るため…今、再び!
   私はブレード上原として戦おう!」
KR「ほう…ではイイ感じに患ったアナタ達にご堪能いただきますわ!
  ワタクシの…いえレッスルエンジェルス流のデートを!」

アナ「来た!来てくれました、レッスルの救世主!美しき嬢王!
   この迫り来る妨害者達を何とかしてほしい!」
社長(…この登場は予定にない…。本物のイレギュラーなのか…)
0106名無しくん、、、好きです。。。垢版2018/08/29(水) 20:52:03.65ID:eO9eN4dq
RD「うわ、っこの!離せ、離せー!」
??「たった一人でノコノコ来るとは、バカな女だ!
   (…この際こいつでもいいか。手ぶらよりゃマシだ)」
??(了解。サンプルとしては弱いが…贅沢は言えないか)
RD「やめろ悪者ー!ぶぅっとばすぞぉー!」
アナ「あっとスタンド席ではRDが捕まった!なんたる醜態!
   何をやってるRD!正義の味方がこんな事でいいのか!」

??「よーしソコまでだ。ホールドアップってやつだな」
??「あなた達の好きにはさせないわよ」
??「…!?貴様ら…逃げたはずじゃ…」
??「とんでもない。待ってたんだ、お前らをさ」

??「本部もふざけた指令を出してくれたモンだ。まぁ
   こっちも手ぶらじゃ言い訳できんしな」
??「こっちがメインになるとは思ってなかったがね」
??「人拐いの手伝いするよりは、これで良かったんじゃない?」
??「ハハハ、そりゃそうだなジ……ん?」
RD「あなた達誰?さては…そのミリタリールック、私と同じ…」
??「…いかん、バレたか?」
0107名無しくん、、、好きです。。。垢版2018/08/29(水) 21:34:36.71ID:eO9eN4dq
RD「レイヤーがこんなとこにもいるなんて!コスプレは文化!
  持つべきものは同じ趣味ね!」
??「…ええまあ、そうね…うん」
RD「バ○オのコス…それもかなりの完成度!後で写真…
  え、と…フォトグラフOK?」
??「…OKお嬢さん。俺達はサービスがいいのが売りでね」
??(ふぅ…どうにか誤魔化せた…か)

アナ「あっとこれは?スタンド側、先程の軍隊集団か?
   騒ぎを鎮圧した模様!一体どういう事でしょうか?」
社長(…まさか本物?だとすればあの手際の良さもわかる…)
霧子「社長…みぎりさんが!危ない!」
社長「…ん?コッチに…来る!?」

みぎり「みんなひどい〜、キライです〜!いなくなっちゃえ〜!」
金井「こらー、お客さんと社長に手を出す…ぶぐわっ!」
阪口(いかん、逆に回られたか…これでは間に合わん!)
アナ「来ました大巨人みぎり!うわーこっち来る!来ます!
   しかし私は逃げません!逃げてたまるモノですか!」

永原「…美加ちゃん!美加ちゃん!」
金井「ちづるちゃん……来ちゃ…だめ…」

??「うへへへぇ〜、踏んで、踏んでくだせぇ女王候補様〜」
龍子「くそっ、何人か来やがった!寄るな!このヘンタ……
   おい、永原!?どこ行く気だ!」
永原「…ゴメン、先輩。あたしやっぱ……バカ、みたい!」
龍子「待ておい、永原!」
永原「見捨てられる訳……ないよ!みんなを!」
アナ「うわあああぁ来たー!アナウンサー生活もうすぐ四年目!
   ここで私は終わるのかー!嫌だ死にたくなーい!」
永原「させるかー!とおぉりゃあああぁぁーっっっ!!!」
0108名無しくん、、、好きです。。。垢版2018/08/29(水) 22:41:08.44ID:eO9eN4dq
みぎり「うぎゃっ!……う〜、いたい、いたいですぅ〜」
アナ「あ……?お、おおっとこれは!永原、みぎりに向かって
   豪快なトペ・コンヒーロぉ!?みぎり、場外でダウン!」
社長「…コーナーからの思いきった大技でしたね……。しかし
   一歩間違えれば、我々が餌食になっていましたが…」
アナ「…確かに、5cmズレてたらアウトでしたね…」
永原「あいっててて……。えへへ、間に合った…」
社長「永原くん、なぜ試合を放ってまで、我々を……」
永原「え?あー……体が勝手に動いた、というか……」
社長「全く……無茶をするな。でも有り難う、助かった」
永原「えへへ…無事ならホント良かった…」

龍子「くそっ、このっ!邪魔するな……ん?お前ら…
   まーだやってたのか」
祐希子「うっるさいわね!こいつ強いんだから仕方ないでしょ!」
十六夜「ぐ……ふふ……あなた達に、私の災厄…受け止め…」
祐希子「あーもう、無駄にしぶといったら!……それよりっ!
    試合はどーしたのよ、早くしなさいよ!」
龍子「うるせー!だいたいお前が!先輩から正式に女王継いでりゃ
   そもそもこんな騒ぎになってないんだよ!」
祐希子「な、なによ!あたしが悪いって言うの!?」
龍子「そうだろうが!レッスルの新作がいつまで経っても出ないのも
   大会が混乱しきってるのも業界が徐々に過疎ってるのも
   あたしらの年俸がアレなのもレッスル主人公のお前のせい!」
祐希子「…最後はあたし関係ないわよ!」
0109名無しくん、、、好きです。。。垢版2018/08/29(水) 23:16:21.82ID:eO9eN4dq
龍子「アタシは最初から女王なんか真っ平御免なんだよ!メンドいし
   パッケ裏にすら紹介されてねーくらいの人気だし!」
祐希子(…そういうトコは気にしてんだ)

十六夜「…もらった!マイティ祐希子!」
祐希子「あだっ!…これ以上……あたしを、怒らせんな!
    食らえ炎のバーニングナックル!ふんっ!!!」
十六夜「んぐっ……く、お前、にも、私の、災……」
祐希子「はーはー…ったく、もー、しぶとかったわ…」

龍子「…とにかく!女王なんてのはだ!お前か市ヶ谷みたいな
   力のある目立ちたがり屋がやっときゃいーんだ!それを…
   グダグダやってたらこれだ!」
??「…ごめんなさい。目立ちたがり屋でグダグダで」
龍子「…え?げっ!先輩!あー、いやそのこれは…」
理沙子「いいのよ、言われても仕方無いもの。この状況を招いた
    責任…私にも確かにあるのだから。それに…」
??「……感づいた、か。リサコ…今度、こそ!」
??「フッフッフ……まだ、終わっては、いないぞ…!」
理沙子「…試練の奥様十番勝負、ここからが本番よ」

龍子「はぁ…。再生怪人よろしく、クソしぶといな」
祐希子「…さすがにキツいわね。ほら!候補様はリングに…」
龍子「わーってるよ!」

永原まさかの試合放棄!?そして現れた最後の影とは…

つづく
0110名無しくん、、、好きです。。。垢版2018/09/27(木) 19:20:33.06ID:73dNP0+P
神と悪魔の凶援

いよいよ女王決定戦も終局
しかしここで最後の壁が立ちはだかる……?

アナ「さあリングでは……おおっとこれは!?カオスにモーガン!
   ここに来て、ラスボス二大巨頭の襲来かぁ!?」
社長「……ん?あの二人……まさか?」

祐希子(くっ…さすがにこれは…厳しいわね)
龍子「…ふん、来るなら来やがれ!こうなったら誰が相手だろうが
   容赦しないからな!」
クリス「ふ、ふふふ…私たちの意地を見せてやる!」
カオス「貴様の首……貰ったぞ!」
永原「……また!?させない、これ以上させないから!」

クリス「邪魔するな……。私が…我々が、相手をするのは!」
カオス「お前だ、オオゾラ!」
アナ「ああーっとぉぉぉ!?カオスとモーガン、乱入かと思いきや
   場外で倒れているみぎりに向かって突進だぁ!」
みぎり「うぅ〜、いたい、いたいです……え?」
カオス・クリス「…食らえ!」
みぎり「あなたた……うぎゃっ!!!!」
アナ「決まったー!!!!カオスとモーガンのWショルダー!
   大巨人・みぎりもこれにはたまらず吹っ飛ばされたぁ!」

龍子「……!?どうなってるんだ、一体…」
祐希子「…敵じゃ、ないってこと…なの?」

永原「…あたしを……、助けて、くれた……?」 
0111名無しくん、、、好きです。。。垢版2018/09/27(木) 19:55:28.31ID:73dNP0+P
アナ「ああっと、カオスとモーガンの奇襲により、怪しげな連中が
   相当数巻き込まれた模様!しかしこれは半ば自業自得か!」

??「うぎぃ〜いいいいてぇ〜、なんだあいつらぁ〜」
??「いてぇよ〜折れてるよこいつぁ〜」
??「ボクたちにこんな仕打ちして許さないんだなぁ〜」
理沙子「…お客様、ここからは立ち入り禁止なので下がって頂けますか」
??「ああ〜、邪魔するなやおばさ〜ん」
??「○女は、どこにいるだぁ〜」
理沙子「……ていっ!!!!」
??「ぐえっ!?このなにするだおば……」
六角「あー、今の一言はおねーさん、すごーく傷付いたぁ〜
   心の奥、とーっても、傷付いたぞぉ〜」
吉原「これは少しばかり業界的御褒美をあげなきゃ、ですね♪」
越後「おのれ暴走お客様め!これ以上の乱暴狼藉許すまじ!
   我が正義の竹刀をプレゼントだ!メン、メェーン!!!」
石川「お帰りは〜、あちらですよぉ〜それっ!」
??「あちっ!いてぇ、いてぇ、やめろってこの!」
??「こんな御褒美いらないから!持って帰ってチクショー!」
六角「まぁまぁそう言わず、受け取ってよぉ〜。な?」
??「ああ〜、俺はこれはこれで、なかなか〜」
越後(う……、これは強敵だ……)

アナ「来た!間に合いましたレッスル軍団!怪しい連中を
   あっという間に分断!迎撃!駆逐!そしてご退場!
   さよおーなら、グッバーイ!」
社長「今までで一番早かったですね。実にいい対応です」
0112名無しくん、、、好きです。。。垢版2018/09/27(木) 20:18:58.24ID:73dNP0+P
龍子「…お前ら、何しに来た!」
カオス「……フッフッフ、そうそうお前たちの好きにはやらせん!」
クリス「…予測を裏切ってこそ、プロ!今この場で、何をすればいいか!
    お前たちより!遥かによく知っている!」
祐希子「……カッコつけて、くれるじゃないの!」
クリス「当然よ……。チャンプでなくなっても私は…神、なのだから!」
カオス「いくぞ!これが、最初で最後の……!」
クリス「くっ……共闘だからな!」

アナ「ああーっとカオス・モーガン、みぎりをリングに放り込む!
   みぎり、懸命に立つが……既にグロッキー状態かぁ!?」
カオス(クリス…行けるか!)
クリス(……私を、誰だと思っている!)
カオス(……フッフッフ、では……行くぞ!)
みぎり「うぅ……いたい、ひどいですぅ……だれか…」

龍子「お前ら……」
カオス「フッフッフ……。すぐに済む、心配するな」
0113名無しくん、、、好きです。。。垢版2018/09/27(木) 20:42:13.97ID:73dNP0+P
アナ「みぎり動かない!いや、動けないか!カオス・モーガン
   みぎりを挟んで対角線!これは……出るか、出るのかぁ!?」
カオス「むううううん、ダークスターっっっっ!!!!!」
クリス「ポセイドン……ボンバーっっっっ!!!!!」
みぎり「あぁぁ……うぐぅっっっっ!!!!!!」

アナ「決まったぁぁぁぁぁー!!!!!!カオス・モーガンの
   究極・DXサンドイッチ!地獄の痛みと天国への誘い
   まさに、ヘル&ヘヴン!」
社長「…我々は、新たな伝説を目の当たりにしたのかもしれません」

龍子「…なんだってんだ一体…」
祐希子「…完全に見せ場、持ってかれてんだけど」
永原「…こらー!勝手にリングに入るな!」

クリス(……くっ、やはり全力では一発が限界か…)
カオス(…ならば、後は…)
永原「こらー!今すぐ、降りろ―!試合の邪魔するな―!」
龍子「…覚悟の上ってことか」
祐希子「つっ……邪魔するんなら相手に……なるわよ!」
龍子「…無理すんな。連戦でんな体力、残ってるわけないだろ」
祐希子「…くっ……」
0114名無しくん、、、好きです。。。垢版2018/09/27(木) 21:18:27.63ID:73dNP0+P
クリス「闘いは…これから…だ!」
カオス「……フッフッフ、では…行く、ぞ!」
龍子「…邪魔すんなって…言ってるだろうが!!!」

永原「駄目!龍子さん、熱くなっちゃ!」
龍子「どいてろ!アタシ一人で十分だ!この…ぐあっ!?」
クリス(…私を、ナメるなよ…)
永原「…くっ、このー!」
カオス(フッフッフ…今の、不調なお前では…な……
    疲弊しきった私すら…倒せまい……寝ていろ!)
永原(うう…駄目だ……このままじゃ!二人ともやられちゃう……
   そんな、予感がする……!)
龍子(クソっ…すっかりペース乱されるわ、いちいち邪魔は入るわ…
   あー!イライラする!)
アナ「みぎりを撃退した二人とも、続いて永原、龍子に襲いかかるか?
   しかし龍子、二人を一度に相手取るつもりだぁ!」
社長「…冷静になってほしいですね、ここは」

龍子「くっ、この……ちくしょう!離せ!」
カオス(フッフッフ…元より、お前たちを潰すことが目的だ)
クリス(いつから私が、味方だと錯覚していた……?)
龍子「くっ、くそ!騙したなおま…くはっ!」
カオス(フッフッフ…味方になる、約束など、した覚えは…ない!)
0115名無しくん、、、好きです。。。垢版2018/09/27(木) 21:58:45.31ID:73dNP0+P
アナ「永原、カオスに殴られ動けない、やはり調子が悪いままか!
   さらに龍子、場外に引きずられそう!」
客A「龍子ー、頑張れー!永原、はよ立てー!」
客B「ここまで来て乱入者に負けんなー!」
客C「外国人チャンプがナンボのモンじゃー!やったれやったれ!」
永原(みんなの…声援?……く、このまま負けて、たまる、か……!)

理沙子「ちづる!今よ、行きなさい!」
永原「うぬむむむむ……くあぁーっっっっ!!!!!」
カオス「…何!?」   クリス「なに…ぐっ!!!!」

アナ「あっと!?永原、永原立った、突っ込んだぁーっっっ!!!!
   永原W高速タックル!カオス・モーガン不意を突かれたぁ!」
社長「…起死回生の永原選手の底力、またも出ましたね」

カオス(…ぐ、ぬう…)
クリス(最後の最後で…欲目が出たというの……!)
永原(どうだ…!誕生日の時くらい、やって見せないと……!)

祐希子「……んしょっと!永原!デカいのは今片付けたから!
    ほら龍子せんぱ〜い、熱くならないの!」
龍子「くそっ、あてて…お前に言われたくねえ!レフェリー、どこだ!」
霧子「…あ、はいここにいます」
龍子「ちゃんと試合を仕切れ!なにやってんだ全く!」
霧子「だって…さすがに二人は……。平に、すいません」

永原(もう…力が……あと一回で、決めないと……!)

みぎりが倒れたのも束の間、最後の乱入者に翻弄され
永原にも限界の時が迫る……果たして女王は誰に?

つづく
0116名無しくん、、、好きです。。。垢版2018/10/28(日) 20:38:25.40ID:n2gw4AFa
そして永原へ

いよいよ女王決定戦も佳境
乱入者を蹴散らし女王になるのは?それとも…?

社長(…あの二人、いや、最初から彼女達の狙いは……)
アナ「…どうなさいましたか社長?」
社長「乱入者たちの狙いは…両者失格なのではないですかね」
アナ「…つまり女王の座が狙いではないと?」
社長「そもそも、彼女たちは女王決定戦に参加していません
   乱入して勝ったとしても女王になる権利はありませんし
   何よりファンが、それを認めるわけがありません」

鏡「…やはり社長もその結論に行き着きましたか」
アナ「おっとここで鏡選手が戻って来てくれました、お帰りなさい!」
鏡「ええどうも。話に戻りますが…乱入した方々は
  私達のメンツを潰す目的で、このような行動に出たのでは」
アナ「…なるほど、つまり………………。そうか、あれですね!
   多くの人の目が集まる中で、自分達の力を誇示して
   女王決定戦の意義を否定しつつ、自分達主導の新たな
   マット界の構図を描き出す……それが目的だと!」
鏡「あら、駆け出しアナにしては見事なアナウンスですわね」
社長「…見事な補完解説、ありがとうございます」
アナ「いえいえ、頭の回転には自信がありますので!
   しかし最初から彼女達の狙いは、大会のご破算だった…
   であるならば、これは大変な事です!」
0117名無しくん、、、好きです。。。垢版2018/10/28(日) 21:49:13.66ID:n2gw4AFa
リングサイドでの心配をよそに、リング上では
ついに龍子にも異変が起き始めていた…

カオス(フッフッフ…いい具合に空気が煮えているな……
   この熱狂と不条理の中で、どこまで正気を保てる……?)
龍子「くそ…お前ら!邪魔するなって言ってんのが…!」
永原「くぉの…邪魔はさせな…
クリス「…どうしたのかしら、その程度?…ふんっ!」
永原「うぐっ…うわっ、ゲホッ…!」

龍子「こいつ…!どけって言ってんのが…!」
カオス「フッフッフ…お前はお決まりの寝たフリはしないのか…?
    もっと上手くやれば、案外落ちたかもしれんのにな……」
龍子「…!?な、なな…なに言ってんだお前!」
カオス(フッフッフ…そうだ、もっと動揺しろ…怒れ!
    そして感情の赴くまま、暴れまわれ!)
龍子「ぐ……プライベートのこトはお前らには関係ネーだロ!
   今すぐブッ飛ばシてヤる!」

社長「…!いけない、龍子選手の様子が…」
アナ「ああっと龍子選手どうしたのか!またも奇声をあげ突進!
   しかし二対一のままでは明らかに不利、冷静になってほしい!」
社長(…こうなれば!頼む、気付いてくれ……!)
鏡(……?フフ、了解しましたわ)

AW「…あれは、緊急サイン!武藤選手、行くわよ!」
武藤「え…?あ、ちょっと千…、待ってよエンジェルホワイト!」
0118名無しくん、、、好きです。。。垢版2018/10/28(日) 22:47:22.23ID:n2gw4AFa
社長が放った謎のサイン…
それは場外のレッスル軍団にも、確実に届いていた…

越後「…ん、なんだあれは。向こうの…金森か?何やら妙な躍り…」
吉原「…あれは!以前に決めてあった人狼煙じゃない!
   なにボーッとしてるの越後!リング上で非常事態
   急ぐの、早く!」
越後「え…でもまだこの変質者どもが」
??「おいおい、客を掴まえて変質者呼ばわりは酷いな〜」
??「泣くぞ、泣くからな〜」
石川「どうぞ〜、我々は立て込んでおりますので〜
   皆で肩を寄せあって、悲しみを分かちあってください〜」
??「うわ、ヤだわそんなん。何が悲しくてこんなキ○親父と…」
??「俺だってヤだよ、オメーみたいなピーな若造」
??「せめて二十代の好みのおねーちゃんなら…」
??「…だが当方は一向に構わぬ!さあバッチ恋!」
??「うげっ、お前ホ○かよぉ!?おい股触んなこら!」

六角「…ホレ、早く行った。理沙子!何があっても…絶対に救え!
   アタシは、後輩が潰れる様を見る気は無いからね!」
理沙子「……ここは、任せるわみんな!吉原、行くわよ!」
吉原「了解先輩、お任せあれ♪」
石川「いってらっしゃ〜い。あん、おさわりは禁止ですよ〜♪」
??(ちっ…気配を絶ったのにバレたか)
??(タダモンじゃねーなこの姉ちゃん)
0119名無しくん、、、好きです。。。垢版2018/10/28(日) 23:17:48.78ID:n2gw4AFa
上原「…来たか!市ヶ谷ここは任せた!」
KR「…名前を間違わないで下さいな!まぁいいですわ…
  レッスルの救世主の肩書きが有名無実でないことを
  今こそ、証明していただきましょう!」
上原「…感謝するよ、キング!では!」

KR「ふっ…ではぁ!たっぷりとデートの続きをば…」
??「勘弁してくれ…カンベン…」
KR「あらあら、全く参るのが早すぎますわね…では今度は
  趣向を変えて、寝技のお相手をしていただこうかしら!
  覚悟なさいオーホホホホ!」
??「ひぃ〜助けて〜、許してくれトミ子帰って来てくれぇ〜」
KR「ふぅ……やはりワタクシと渡り合える婿候補というのは
  そうザラにいるものではありませんわねぇ……
  美しく強いワタクシはそぅ!罪作り。なんて罪作りなオンナ…」
??(ヤベぇ…暴れまくった上に、自己陶酔キメてやがる…)
??(絶対選んだら後悔するタイプや、これ……)
KR「…何かぐちゃがちゃ言いやがりまして!?この下僕ども!」

菊池「…サインが来た!でもここからじゃ………そうだ!
   みんな集まって!」
相羽「え?あの……何ですか?」
杉浦「……本気ですか先輩」
ノエル「くるまで…ばびゅーん…?」
菊池「それしかないわ!三人とも、早く!」
0120名無しくん、、、好きです。。。垢版2018/10/29(月) 00:02:15.96ID:hfiPbdtL
龍子「ウウう…ドいツもこいツもアタシをバカにしヤがって…!
   うウウうおオおおっっっッ!!!!!」
カオス「…ぐううっ!フ、フッフッフ……!これで、いい……!」
龍子「うグっ!?は、ハナせ……グギいいぃ…!」
クリス「勝つのは、難しくとも……道連れに…するなら、十分!
    ハハ…ハハハハハ!さようなら、サンダー龍子!」

霧子「ちょっと、いい加減にやめなさいあなたたち!」
クリス「ぐっ……!あと少し…邪魔はさせない!」
霧子「どの口が言うの、乱入しておいて!もう許しません!
   必殺!霧子・自演怒!」
クリス「ううぅ……っ!まさか……こんなヤツに…負け…
霧子「……戦いの素人と私を侮ったのが、運の尽きよ!」

アナ「ああっとぉ!?龍子をリング外へ落とそうとするモーガンに
   今までビビってたじろいでいたかと思われたレフェリー霧子の
   怒りの手刀斬り、炸裂ゥ!モーガンダウン、ダウーン!」
霧子「誰がビビっていたですって!?…ちょっと驚いていただけ!
   そもそも私、本業は秘書ですし…」
アナ「とにかく!これでようやく障害が…ああっ、カオスが!
   まだカオスが生きているうぅぅぅっっっっ!!!!!」
カオス「フッフッフ、龍子…お前、さえ…いな、く、なれ…ば!」
龍子「邪マ……すン……な……!」

永原(体が……もう……動、かない………意識が……なく、な…
   もう……………駄、目…………。彼氏、欲しかったな…)
上原「……随分と余裕だな、永原!」
永原(え、上原さん!?いつの間にリングサイドに…)
0121名無しくん、、、好きです。。。垢版2018/10/29(月) 01:11:41.70ID:hfiPbdtL
カオス「ブレード上原か…だが、もう遅い!」
上原「そうかな?まだ龍子は倒れていないし…永原も
   居眠りこいてるだけのようだが?」
永原(いやあの…ホントに動けないんだけど)
上原(嘘こけ永原!どうせ痛みから逃れようとするあまり
   男のことでも考えてたんだろ!顔がにやけてる!)
永原(うぇ!?そんな…)
カオス「…フッフッフ、上原!わかっていると思うが…
    試合中の選手に手を貸せば、即座に失格だぞ?」
上原「乱入者にルールを問われるとはな…まあいい。
   龍子!私が相手だ、来い!」
龍子「なンだ!おマエ邪マするキか…!ブンなグるっ!」
0122名無しくん、、、好きです。。。垢版2018/10/29(月) 01:26:52.60ID:hfiPbdtL
上原(今は使うしかない…この力を!たとえあの
  忌まわしい記憶を呼び覚ますことになっても!)
カオス(なに?コイツ…!)
上原「正気に戻れ龍子!うおおおっっっっ!!!!」

アナ「ああっと場外で戦っていたはずの上原、まさかの乱入!?
   いやしかし、これは…」
社長「止めに入っている様にも見えますが…しかしこれは
   …まるでナニかが弾けたような速さです」
上原「くっ!落ち着け、冷静になれ龍子!これまでのことを
   台無しにするつもりか!」
龍子「ううう……アタシは、アタシは…強く、勝つんだ…」
上原(マズいな…年のせいか、そうもちそうもない……
   せめて、あいつが、来るまでには……!)
0123名無しくん、、、好きです。。。垢版2018/10/29(月) 01:44:30.48ID:hfiPbdtL
理沙子「…間に合った!ちづる、しっかりしなさい!
    休憩、終わり!さっさと立つ!」
永原「うぇ!?は、はいおかー…理沙子さん!」
吉原「私もいるわよー。永原!リングで昼寝とはいい度胸ね!
   もう一回…泣いたり笑ったり出来ないようにして
   生き地獄を見せてあげようかしら!」
永原「ひゃー!お許し下さいコーチー!わかってます!
   もう逃げません、逃げませんから!お尻だけは
   お尻ペンペンだけは止めてー!」

理沙子「自らリングに上がったのなら、泣き言は言わない!
    最後まで闘いなさい!ファンの為に、己の為に!」
永原「い、イエスマー!永原、これより闘います!」

つづく
0124名無しくん、、、好きです。。。垢版2018/11/10(土) 20:11:06.44ID:s+ebxWr/
新たな女王、誕生す

相次ぐ乱入と混乱にボロボロになりながらも
先輩二人の檄により、(無理矢理?)復活した永原
そして暴れまわる龍子……。勝つのはどちらか?

アナ「乱入した上原、暴れまわる龍子を押さえにかかる!
   しかしダメか、徐々に後退していく!これは一体…
   ここに来て野心が芽生えたのか、上原!」
社長「…いえ。あれは紛れもなく、レッスルの救世主……
   次代への道を斬り拓いたブレード上原、その人です」
鏡(……止めましたわね、最後の危機も)

龍子(むむっ…くっ……!なんだ、頭がボヤける…)
上原「……どうやら……止められ、たか……」
龍子「先輩!?アタシは……」
上原「全く…世話の焼ける後輩たちだな……おかげで
   もう……立てそうに…ないよ」
龍子「……アタシは、一体……」
上原「…早く、行け!カオスを倒せ…、でないと……
   永原においしいところを持っていかれるぞ…」
龍子「先輩……」
0125名無しくん、、、好きです。。。垢版2018/11/10(土) 20:39:43.86ID:s+ebxWr/
永原「こら〜乱入しゃあ!これ以上、邪魔させ…わけ…は!」
カオス「ぬう……しぶとい。なら場外に吹き飛ばしてやる!」
永原(来た!これを、待ってた……!)
カオス「食らえ、ダークスター・ハンマー!」
永原「そうは……させるかっっ!!!!」
カオス「ぬうっ!?」

アナ「おおっと復活の永原!カオスの一撃を、受け止めたぁ!
   しかしロープに押される!両者ロープ際、もつれる!」
永原「……せんぱーい!!!!!」
龍子「……永原?まさか、お前……!」
永原「あと、は……まかせ、たー!」
カオス「ぬ、うううっっっっ!!!!!」

アナ「投げたぁーっっ!!!!永原ブン投げたぁっっっ!!!!
   カオスをロープの上からリング外に、崩れた体勢から
   強引すぎるフロント・スープレックスぅ!」
社長「…いけない!あの高さからでは……」
鏡「……カオス選手といえども、KO必至ですわね」
アナ「二人とも場外に転落!立てないか、いやしかし…!?
   なんとカオス、まだ立つ!まだ…立ち上がるっ!」

カオス「フッフッフ…わた、しは…!不死身、だ……!!!」  
0126名無しくん、、、好きです。。。垢版2018/11/10(土) 21:35:59.95ID:s+ebxWr/
上原(行け…!かまして、やれ!)
龍子「…っだってんだ、お前らぁぁぁっっっっ!!!!!」
カオス「…ぬう、んっ!!!」

アナ「龍子猛ダッシュ!リングに上がろうとするカオスに
   怒りのナックルパート!しかしカオス頭突きで迎え撃つ!
   互いに流血か!闘争心剥き出し、まさしく血戦だぁ!」
カオス「まだ……だ!私は……倒れ、ん
龍子「……どうか、な…」
カオス「…!貴様……うおぉっっっっ!?」
永原「うわぁぁぁぁー!!!!!」

アナ「永原行ったぁぁぁぁぁー!!!!!ふらつくカオスを
   素早く後ろから捕らえ、エプロンサイドからの
   危険な角度のジャーマンスープレックス炸裂ぅ!」
社長「これは、大丈夫でしょうか…」
永原(……やっ、た……)

霧子「下がって……カウントを数えます!1、2、3……」
龍子「おい、レフェリー!そんなのあるか!」
霧子「サンダー龍子選手、下がって!これは試合なのよ!
   永原選手が場外でダウンしている以上、このまま
   カウントは継続します!」

理沙子(…吉原、あなたは今のうちにモーガン選手を!)
吉原(うーん、この……ふう、重いったらもう……。スタッフは
   一体何をしているのかしら、ホントに……)
理沙子(今日子、しっかりして!…全く無茶するんだから)      
0127名無しくん、、、好きです。。。垢版2018/11/10(土) 22:07:06.55ID:s+ebxWr/
上原(…遅かったじゃないか。理沙子……今度だけだぞ
   私は、お前との決着を、諦めては…)
理沙子(はいはい。ただし私、こう見えてあちこちからお呼びが
   かかってるの。そのあとで良ければね)
上原(順番待ちか……お前との勝負は、しんどいな…全く)

霧子「18、19…20!カウントアウト!勝者、サンダー龍子!」
龍子「くそ……こんなもん、認められるか!こんなの……」
アナ「決まった、決まりました!新女王は、サンダー龍子!
   この嫌がらせと波乱続きの過酷な戦いを制したのは
   最後までリングに立っていたこの人!サンダー龍子です!」
KR(ふん……。先輩たちの手を借りての即位…まだまだですわね!)

南(ふ、ふふふ……待ったわ…リングサイドでこの時を!
  今なら私が女王挑戦権表明一番乗り!ここで宣言すれば
  相手も嫌とは、言えない……この流れで……!
  怪我人相手なら、労せずして三代目の座はいただきよ!)

菊池「うわー、どいてどいてー!」
アナ「ああっとなんだ!作業車か?暴走状態でリング脇に突っ込む!」
南「へ……?ちょっと、え!?」

相羽「ちょっと先輩、前に人いますけど!」
菊池「なに!?きこえなーい!」
杉浦「……このままだと激突不可避ですね」
ノエル「……人、轢いちゃう?」
0128名無しくん、、、好きです。。。垢版2018/11/10(土) 23:14:11.33ID:s+ebxWr/
南(…無理…!避けられない…こんな、踏み込んだ、直後…!
  ……また、この、パターン……!大事なトコでいつも…!
  作者ー!松○ー!そんなに、私が、嫌いかー!)
菊池「あーもう、取り合えずアクセルでGoー!」
杉浦(…先輩、塀の中決定ですよ)
相羽(やだー!犯罪者コースはやだー!)
ノエル(さよう……なら……?)
南「あーもうだ……あうっ!!!!」

アナ「轢かれたー!!!ものの見事に、一分の隙もなく
   完膚無きまでに人身事故ぉーっ!!!!発・生!
   誰だ、誰が、犠牲者だぁーっっっ!!!!!」
社長「……リングサイドにめり込んでますが」
鏡「……ちょっとした事件ですわね」
アナ「はい確かにあの……リング上は大丈夫かぁー!?」

南(ふふふ……女王、誰にも渡さない……私が…!)
龍子「…何の用だよ、南!」
南「……私が!女王位に挑戦するわ!さぁ受けて……」
霧子「ちょっと、何を言って……!」
龍子「……そうか。じゃあ、今すぐ!受けてやる!
   今アタシは気が立ってんだ!覚悟しろよ南!」
南「ええいい…ってえええええ!?」
龍子「喰らえ!プラズマ・サンダー・ボム!!!」
南「くばっ!ぐへはっ……!!!!」

アナ「あっとあれは南…選手か?何やら龍子選手に……うわっと!?
   龍子怒った、龍子怒った!いきなりPTボム炸裂ぅ!」
0129名無しくん、、、好きです。。。垢版2018/11/11(日) 00:16:09.05ID:jgzdqrSI
理沙子「…なにやらリングが騒がしいわね」
上原「…おもいっきり事故ってるだろ。そういや今日誕生日だったか」
理沙子「もう日を跨ぎそうだけどね」
AW「上原さん!大丈夫ですか?」
上原「…お前たちか。ああ…大したことないよエンジェルホワイト」
武藤「後は任せてください、お二人ともイイ年なんですから」
理沙子「……武藤」
上原「…このシチュエーションで、それはないだろ武藤」
AW「あ、あの!彼女は悪気があって言ったわけでは……」
武藤「すみません、私はそう簡単に変われないです…先輩達みたいに」
上原「……ハハハ、ハハハハハ!それはそうだ、確かに!」
理沙子「…ふふ、永原が負けたのは率直に残念だけど……
    予想外のプレゼントね。これは」

永原(負けちゃったや……あはは。でも……全力を、出した…
   悔いは、ない………)


つづく
   
0130名無しくん、、、好きです。。。垢版2018/12/09(日) 15:49:53.94ID:hK67EJoq
祭りのあと

意外な形で決着したレッスル女王決定戦
しかしその余熱は、いまだ収まりを見せず……

アナ「リング上、大丈夫か?作業車衝突で…あっと容疑者です
   作業車から容疑者が出てまいりました!」
菊池「えぇ〜!?容疑者ってそんな……」
相羽「いやあの…これは仕方ないんじゃ」
杉浦「今の私達、どう見ても政権転覆を狙う過激派状態ですからね」
ノエル「…てろ、リスト……?」

理沙子「…あなたたち!こんなやり方で女王の座を狙うなんて
    お母さんは…そんな子に育てた覚えはありません!」
菊池「…え?え?ええええ!?」
吉原(…いい?しばらく芝居に付き合って頂戴)
相羽(…先輩?これはあの……)
杉浦(……了解、ここはお任せします先輩)

理沙子「たとえ後輩といえども、この行為は見逃せないわ
    理事の権限で逮捕、逮捕です!」
吉原(…それは無茶じゃないかしら)
杉浦(現行犯の緊急逮捕は市民にも権利があるので大丈夫かと)
ノエル(……たいほ……おなわ…?)
0131名無しくん、、、好きです。。。垢版2018/12/09(日) 16:16:58.99ID:hK67EJoq
菊池「…うう、こんなことになるなんて」
南「……それはこっちのセリフよ!私の渾身の下克上計画を!
  よくも…よくも邪魔したわね……菊池!」
菊池「え!?南先輩、まさかズルしようとしてたんですか!」
南「……あれ?」

理沙子(…今よ、龍子!バシッと、決める!)
龍子(…?なんだ先輩?ナニを言おうと……)
霧子(この場を収めるために、アドリブ利かせて、ほら、早く!)
龍子「(……ああ!そーいうことか)…語るに落ちるとはこのこったな!
   このドロボー南!新じょお…女王たるこのアタシが!
   この拳でもって、あ、成敗してくれるぅ〜!」
吉原(…ちょっと、芝居がかりすぎるわね)
理沙子(…この際、これくらいは大目に見ましょ)

??「それには及ばん!とぅっ!!!!!」
アナ「ああっとここで老人?が乱入か?しかし…
   あの顔あの声、どこかで見たような聞いたような…」
??「このワシがおる限り、正義を終わらせはせんぞぉ!
   ファイターならば、女だからって容赦せんもんねワシ!」
南(…くっ……そう、何もかもお見通しだったってこと…?)
??(いや、お節介な保険のつもりだったんじゃが……
   お陰で出番が増えたわい、ふぁっふぁっふぁ)
0132名無しくん、、、好きです。。。垢版2018/12/09(日) 16:54:18.15ID:hK67EJoq
??「ゆくぞ!これぞ、久しぶりのぉ!」
南「!これは………!ぐへはっ!!!」
アナ「ああっとこれは!老人が突如ジャンプ!凄い跳躍力!
   リング上の南に飛びかかりすかさずヘッドシザース!
   さらにロープ際で腕を捕らえぶら下がり!」
社長「……久しぶりに見ますね、あの技」
アナ「知っているんですか社長!」
社長「形こそ逆ですがあれはまさしく……」

杉山「ほう、あれは……」
三竹「…なんであったかのぉ?」
小野寺「超○絞○刑だろ?」
吉村「ちげーよアル○ィメット○スペナ○ティだよ!」

??(こんな形で、君らに技を伝授することになろうとは…
   因果なモノよな、ワシらは……)
南「……想像以上にこれはキツ……うえっ、ゲホッ!」

アナ「決まったーっっっ!!!!謎の老人に南、ノックアウト!
   さらに菊池容疑者を女帝・理沙子が確保完了!」
理沙子「さあ話を聞かせてもらうわ、こっちにいらっしゃい!」
菊池「うぅ…すいません、つい勢いというかパッションっていうか…」
相羽(先輩、それじゃまるでチンピラの言い訳…)
杉浦(……いえ、むしろ名演技だと思いますが)
ノエル(ちー……まー?)

アナ「乱入者・退場!これでようやくさっぱりしまし…」
龍子「してねー!こんな…納得いくか!」
アナ「あっと新女王、不完全燃焼な戴冠に文句たらたらの模様!
   気持ちはわからなくもありませんが…」
0133名無しくん、、、好きです。。。垢版2018/12/09(日) 23:23:58.44ID:hK67EJoq
??「おーいたいた。永原無事かー」
永原「……来島さん?」
来島「はは、まぁなんだ……惜しかったな。さ、引き上げようぜ
   動けない様だし、ほれ、肩貸してやるから」
永原「…先輩」
来島「ん、なんだ?」
永原「やっぱり…ほんのちょっと、悔しい」
来島「…そりゃとーぜんだ!負けて悔しいと思わなくなったら
   プロなんて辞めちまえ!…先輩達から散々言われたろ」
金井「いたたぁ……先輩!あたしも……頑張ったよ!ね、ね?」
来島「おー良く頑張った!でも、ケガしてても立てているなら
   最後まで歩いて帰れ!いいな!」
金井「…ぶー」

アナ「おっとそして…惜しくもリングアウトで敗れた永原選手!
   ボンバー来島選手に抱えられての退場!」
客A「永原……良くやった!次は勝てる!」
客B「諦めんなよー!」
アナ「おっとここで永原選手に暖かい拍手と声援!
   最後の粘りを見せたファイトに場内感動の嵐!」
社長「…今度はデスマッチではなく、正々堂々の試合を
   見てみたいものです」
0134名無しくん、、、好きです。。。垢版2018/12/09(日) 23:50:29.20ID:hK67EJoq
一方その頃、控え室では……

菊池「……はぁ、何とかごまかせた…のかな」
相羽「一時は、ホントに目の前が真っ暗になりましたよ!」
杉浦「…下手をしたら、獄中一直線でしたからね私達」
ノエル「はんざい……?だれが?」
相羽「なぎさちゃん……わかってるのかな…」

理沙子「ごめんなさいね。ああでもしないと、あの場は収まりが
    つかなかっただろうし」
吉原「まさか菊池がやらかすとは予想外でしたけど」
菊池「…穴があったら入りたい心境です」
理沙子「…あら、龍子……まだリング上で騒いでるのかしら」
吉原「困りましたねぇ、今更また私達が出ていくのも変ですし」

上原「…まだ近くに残ってるのが一人、いるじゃないか」
理沙子「…今日子?ケガの手当ては……」
上原「そんなもんあとでいい。とにかく今は……」
堀「私、行ってきます!」

KR(ん、あれは……?)
堀(市ヶ谷さんこっちー、気付いてー!)
KR(…あの大袈裟な手振り……猫踊り……かしら?)
堀(ちがーう!そうじゃなくてっ!!!こうっ!!)
KR(…合図?…ヤク…メ……サ…イ…?ははぁ成程……
  このワタクシの手でトドメを刺せと…それは良い趣向!)
堀(あれ……なんか……マズい予感……)
0135名無しくん、、、好きです。。。垢版2018/12/10(月) 00:29:34.42ID:eEBstQhe
龍子「あーもう帰る!何が女王だ!アタシは絶対そんなもの…」
KR「お待ちなさい女王(仮)!この清く美しきワタクシがいる限り
   あなたのような者の即位など断・じ・て認めません!」
龍子「…お前、あのヘンテコおめ…ん?なぁお前ひょっとして」
KR「ナニかしら女王(仮)?」
龍子「お前、市ヶ谷だろ!なに怪しい舞踏面付けてんだ!
   アレか、ついに狂ったか、走ったのか!」
KR「…誰です、その市ヶ谷とかいうヤツは!そ・れ・よ・りぃ!
   誰が募集中ですってぇ!?それはアナタでしょうが!」
龍子「何言ってんだ、アタシは三人だけだ、バーカ!」
KR「ハッ、桁が2つ足りませんわよ女王(仮)!」
龍子「…それもう明らかに常識のレベル超えてるだろーが!
   アタシをなんだと思ってんだ、変態仮面女!」
KR「三桁でプロ扱いとは笑止千万!何も知らぬド素人の発言!
   プロなら四桁から勝負が常識ですわよ!」
龍子「何の自慢してんだ、お前ー!!!!もういい、変態は!
   女王の名に於いて誅滅してやる、そこを動くな!」
KR「サンダー龍子、場所を変えて第二Rですわ!ついてきなさい!」
龍子「待て、この!」

アナ「えー……あの……聞くに堪えない酷い会話がなされたような
   その直後になぁんと!KR踵を返して去ってゆく!
   龍子猛然とこれを追う!新女王、早速一仕事開始だぁ!」
客A「わははははは、腹いてー!」
客B「お前ら、やっぱりこうでなくちゃな!」
0136名無しくん、、、好きです。。。垢版2018/12/10(月) 00:40:59.19ID:eEBstQhe
祐希子(…どうしよう、引き上げるタイミングを失った……)
南(…お互い、酷い扱いよね……。後で、文句言ってやるわ)
祐希子(…誰に?)
南(…決まってるでしょ。神様によ)
祐希子「…そうね。10年ほったらかした神様(笑)に
    文句と天罰…両方添えて送ってやるのはどう?」
南「…いいわね、それ。今年一番の当たりかも知れない
  神様も、上の方で苦笑いしてるわよ…きっと」

様々なトラブルを乗り越え?なんとか終わりを迎えた
レッスル女王決定戦。次は何が起こるのか……?


つづく
0137名無しくん、、、好きです。。。垢版2018/12/25(火) 21:21:42.95ID:hCMqAG3D
まんざらでもなかった模様

大会は終わり、取り敢えず決定したレッスルの新女王
しかし惜しくも敗れた永原と愉快な仲間たちは
いつものクリスマスパーティー兼忘年会に出ることに…

小川「……で、なんで龍子さん不機嫌なんですか」
龍子「当たり前だろ!なんだこのメンツ!集合かけたハズなのに
   半数以上が来やしねーとか!まとまり無さすぎだろ!
   ドンだけイチャコラしたいんだアイツら!」
石川「まぁまぁ、みんなの事情もあることだし〜」
龍子「市ヶ谷とか家庭持ちの先輩が来ない、来れないのはわかる!
   だけど後はなんなんだ!適当な理由つけて断りやがって!
   そんなにアタシと飲むのがイヤか!」

永原「…遅れてすいませーん。あれ、思ったより少ないですね」
吉原「そうね、いつもより少ないかも」
石川「いらっしゃ〜い。レッスル新女王祝勝会、兼もろもろの
   素敵なパーティーにようこそ〜」
小川「ささ、どうぞこちらに……あ、先輩はお酒でしたね」
吉原「勿論♪…ごめんなさいね気を遣わせちゃって」
龍子「……あー、どいつもこいつも急にリア充アピールしだして!
   どーせこっちは独り身だよ、独り身女王だよ!」
永原「……いい感じに回ってますねこれは」
吉原「絡み酒ねぇ、相変わらず。あ、そういえば永原?
   富沢も金井も来ないんでしょ?越後や他の人は?」
永原「……今日だけは、女の幸せと可能性を追わせてほしいって
   かなーり真面目な形相で言ってました」
吉原「ふぅ、がっつき過ぎるのも逆効果なんだけどね」
龍子「うぃ〜…そういう、先輩は、どうなんすか〜!
   哀れんでるんすか、アタシを、独り身女王を〜!」
吉原「……いくら私でも、ソコまで鬼でも外道でもないわよ」
0138名無しくん、、、好きです。。。垢版2018/12/25(火) 21:46:35.90ID:hCMqAG3D
六角「うーす、お酒をご馳走されに参りましたよ〜っと」
祐希子「……なんか、思ったより少ないわね」
来島「やーれやれ、俺らの結束も軽く見られたもんだ」
菊池「まぁまぁ…みんなにはみんなの予定がありますし」
龍子「おぅ!キチンと集まりに応じるとは中々感心なヤツら!
   女王自ら酌してしんぜよう、近うよれあはははは!」
祐希子「…これだもんなぁ」
来島「お前だって人のこと言えないだろ祐希子。いつだったか
   えらい暴れまわってただろーが。あのあと大変だったんだぞ」

永原「まぁまぁここは折角ですから……あ、これはどうも
   ありがとうございます、龍子女王様…」
龍子「……なんかその言い方だと、アタシが鞭振るってそうな
   感じなん……なんか、面白そうだな!誰か、鞭を持てぃ!」
小川「ちょっと龍子さん、ダメ!それはダメです!」
石川「あるわけないでしょ〜、というかあのコスチュームだと
   完全に本職にしか見えないから、駄目よ龍子〜」

六角「えー、いいじゃんやってみなよー。何事も経験だよ?
   最近そういう荒っぽい仕事出来るヤツ少ないしさぁ〜」
吉原「先輩が言うとわりかしシャレにならないですね」
菊池「永原……もう少し言い方考えなさい!」
永原「えー、あたしは悪くないですよー」
0139名無しくん、、、好きです。。。垢版2018/12/25(火) 22:12:22.66ID:hCMqAG3D
少ないながらも話に花が咲く永原と愉快な仲間たち
しかしやはり杯が進むにつれ……

来島「にしてもだ!金森や小縞、渡辺と若手陣が軒並み欠席…
   俺らが新人の頃だったら、間違いなくしばかれてるな」
祐希子「そうよそうよ!あたしらよりオトコが大事です〜♪って
    言われたに等しいもんね?ナメられたもんよね〜」
六角「まーなー。バレないようにやるのがあたしらのマナーなのに
   ああも露骨にやられるとチョイとね〜。示しが付かんよ、うん」
吉原「…まぁもし仮に、私の前でそんなことをしようモノなら
   見も心もバキバキに砕きますけどね♪」
菊池「うわー先輩、過激すぎぃ!」

龍子「…武藤や結城だってそうだ!本来ならアイツら辺りがもう
   レッスルを率いてしっかりやってなきゃなんないのに
   来やしねー!来やしねーよアイツら!」
菊池「自覚有るんですかねぇ〜?ホントねぇ〜?」
石川「んふぅ〜、もう少し、しっかりして、もらいたい、わね〜」
小川「仏の石川先輩に、こうまで言わせてしまうなんて……
   なんて罪深い二人なのかしら、うっうっ…悲しいわ…」

永原(……マズい。やっぱり、こう、なるんだ……)
0140名無しくん、、、好きです。。。垢版2018/12/25(火) 22:51:43.51ID:hCMqAG3D
六角「よしいけ女王!今こそ快物・リアジューに制裁を下すのだー!」
吉原「イケイケ、スイッチポーン!」
永原(…先輩、だから字面……)

龍子「…もしもーし武藤!今ナニヤってんだ!集まりだってのに
   顔も見せないとはさぞかし立て込んでるんだろーな!」
武藤(…先輩…?………いえ、クリスマスは静かに過ごす派なので
   あと……酒の席でも下ネタ!!!厳禁でしょ!!!!)
??(めぐみー、何処からー?)
武藤(ええ、うん先輩から…とにかく!こんな日とはいえ!
   えっちなのはいけないとおもいます!以上!)


龍子「ふん……なんだ、からかい甲斐のないヤツ」
六角「にしししし……いたろー?二人♪」
龍子「……いました」
祐希子「やーーーーっぱあの二人、デキてんじゃないのぉー?」
来島「おいおい、いくらなんでも…………いや、まさか」
菊池「うわぁ……アレですか、アレですねこれはぁ!イケません!
   後輩二人を邪なる道にぃ〜、走らせては!ここは!
   一番、菊池!イッキまぁーす!」
祐希子「って、飲むんかーい!あはははは菊池ヤるぅ〜!」
吉原「そう来るとは思わなかったわぁ〜、あなたたち中々やるわねぇ」

永原「……止めてー!石川さん、来島さん、小川さーん!」
石川「いいじゃない〜、こういう時くらい〜」
小川「秩序ある行動ができない人たち……あぁ、なんて悲しいの…」
来島「おーいいぞ、イケイケどんどーん!俺がぁ〜許ぅす!」
0141名無しくん、、、好きです。。。垢版2018/12/25(火) 23:13:02.54ID:hCMqAG3D
六角「よーし次は南だー、皆を出し抜いて女王になろうとした
   女怪盗を強襲して教習してくれようぞ〜」
龍子「先輩、それ、アタシの役目ー。ふぃぃぃい〜いい気分だぁ〜
   あれ、アイツの、番号……載ってないらぞ」
小川「龍子さん…これ番号…うぅ、ヒック…悲しいわぁ…」
龍子「でかしたろ小川!おのら南ぃー、女王位を簒奪せんとすた
   そにょ罪を、いみゃくそ償ってむらうとぉ〜」
永原「ちょっとダメやめて!南さんは多分今頃……その……」
龍子「うーぃ放せ永原!承知の上らんなモン!カレシとんデートの
   クライマックを、木っ端微塵としてくりぇるぁ〜!」
小川「ああ、暴政の始まりだわ……ふぅ〜、なんて悲しい……」
吉原「ナニいってるの、しれっと電話番号教えといて……
   さぁまだまだ呑むわよ、ジャンジャンばりばりぃ〜!」
永原「誰か、誰か止めてぇ〜!みんなやめてぇ〜!」

嗚呼永原の叫び、むなしく虚空に響き
いくつかの幸せ、今年も黒く染まりゆく……

つづく
0142名無しくん、、、好きです。。。垢版2018/12/31(月) 17:55:45.86ID:O9CwW3so
思い出とこれから

女王の暴走により修羅場と化したクリスマス
そして年末の上原誕生日会…しかし今年はいつになく…

越後「…説明はわかりますけど、上原さん」
上原「私だって立場がある大人だ。自分の私情で勝手をやるほど
   バカでも子供でもないさ」
堀「今はライバルだけど、元タッグパートナー……
  人の心や関係は、そう簡単に変わるものじゃないよ」
上原「で、理沙子より前に私の所に来るとは珍しいが……
   今度は私に鞍替えか、越後?」
越後「…私はべ、別に先輩のご機嫌取りや出世狙いが功名心とか
   そういうのでここに来ている訳じゃ…!」
上原「じゃ、何のためだ?」
越後「…本心を、お聞きしたくて」

上原「……本心は、あの時の私の行動通りさ。私が器用なのは
   どうもリング上だけらしくてな。嘘を付くのは苦手なんだ」
越後「…私達に向けられた敵意と、私達を助けてくれた好意…
   どちらも、私にはホンモノに見えました」
上原「そうだ越後。どっちも私さ、どっちもな。私とアイツの間は
   夫婦、とも違う…まぁちょっと、妙な関係でな」
堀(…前にも同じ様な事、聞いたことある気が…)
上原「そうか?まぁ…誤解は解けたようだな」
越後「…私も」
上原「ん?」
越後「…そんなパートナーに恵まれたい、ですね」
0143名無しくん、、、好きです。。。垢版2018/12/31(月) 18:39:15.98ID:O9CwW3so
理沙子「今日子、誕生日おめで…あら越後もう来てたの?」
越後「え、あ、ちょっと…もう済みましたので」
理沙子「そう?さて、早速だけど本題に……」

上原「…まてまて。お前のとこの三人、待たなくていいのか?」
理沙子「…それもそうね、待ちましょう。お茶でも飲みながら♪」
堀(…ズコーッ!!!)
越後(…ああ、思い出した。この人、これさえなければ…)
理沙子「えーと…あれ紅茶…紅茶は…ここ!あれ?」
越後「…ここ、上原さんの家です理沙子さん」
上原「お前……相変わらず天然で、マイペースなやつだ…
   もういい、私がやる!あれ?ない……」
堀「…もう切らせてます。ストックはこっちですよ上原さん」
上原「…ああそうか、すまん」
越後(…何で知ってるんだ?というより、なぜ自分の家の
   お茶の在処がわからないんだ!ああ…ツッコミたい!)
0144名無しくん、、、好きです。。。垢版2018/12/31(月) 21:13:07.44ID:O9CwW3so
金井「すいませーんまた遅刻しちゃ…あれ?」
富沢「あー寒いめんどーい早く抜けたーい」
永原「やった!タダご飯はおいしーたのしー」
龍子「むー、年末にめんどいとは思うけど…これも女王の務め
   先輩達のご機嫌を適当に取りつつ…」
上原「…声に出てるぞお前たち」
龍子「いやあの…でも、どうしてアタシだけ?」
理沙子「あなた個人の意見を聞きたいの。外向けではなく
    貴女が思い描く、レッスルの未来を」
上原「お前たち三人にも話してもらうぞ。普通天使代表として」
富沢(いやあの…普通天使って)
永原「ふーんだ。どうせ資質Cですよ、普通天使ですよー」
金井「資質Eは良い資質ー☆」
龍子「どうせ爆殺天…ん?なんだ頭が…爆発…いや爆、裂?
   むむむ……風邪、かな?」
越後「…その辺にしとかないと、マズいんで」
上原「…権利関係が非申告罪になるそうだからな。この話も
   いつ、消し飛ばされるか」
永原「権利権利、うるさくなりましたよねー」
富沢「グッズ関連の売り上げ、あたしたちに一銭も入らないのにねー」
金井「あたしたちのけんりはむしされたままか一!」
越後「…だから!地雷を踏みに行くのは止めろ!」
0145名無しくん、、、好きです。。。垢版2018/12/31(月) 21:45:11.27ID:O9CwW3so
理沙子「では…仕切り直します。レッスルのゲーム化が再度
    決定したと仮定して、機種は?」
富沢「アプリゲーで4年運営後にサ終!」
金井「ポチットナで3年後!」
永原「何年後かのピーエル5でサバイバー2移植!」
龍子「…どうでもいいが、お前たち早いな」

上原「…残念!正解は2年後にストームでバグゲーと化す、だ!」
堀「……正解とかあるの?これ」
越後「…もう少し希望のある未来をお願いします先輩」
富沢「甘い!越後さんは、あまりに甘すぎるっっっ!!!!!
   業界の今の惨状をまるで知らないなんて!」
理沙子「…製作能力低下が問題になってきていると噂だしね
    あちこちでトラブル続出とか」
富沢「現場はカネない人ないアイディアないの三ない状態なんです!
   このままでは業界が死にますよ!」
永原「…モラルないも含めて四ないだよ、レイちゃん」
金井「……それ、もうダメなやつだよね?」

龍子「…ホント詳しいなお前たち」
越後「龍……女王が知らなさすぎなだけです!」
0146名無しくん、、、好きです。。。垢版2018/12/31(月) 22:50:35.96ID:O9CwW3so
富沢「やれ萌えだ、バンドだ、アイドルだ、スタイリッシュだ
   もうそれ自体時代錯誤だって、何十年遅れだってもうさ!
   いつになったら気付くかな、業界の人!」
堀(いや……富沢って、アイドルレスラーだよね…?)
理沙子(だからこそ、の怒り……なんじゃないかしら?)
上原「…いつになく富沢が荒れてるな」
永原「すいません、レイちゃんはそっち方面のトークになると
   もうどうにも止まらなくなるんで…」
金井「どうぞくけんおーだね」
越後「でもまぁズレと言うか、妙な歯車の噛み合わなさ
   物足りなさ……そういう様なのはあるな」

富沢「何度も夢見たアニメ化!でもいつも現実に砕かれる!
   外注丸投げ絵、削って詰めてグダグダ話、アレ過ぎる演技!
   良くなったのは画質だけ!ああ黒歴史がまた一つ!」
永原「…止まらないね」
金井「……アニメ、OVA、アイディア……なんか頭が…うう…」
越後「おいどうした金井、顔色が…」
金井(前に真鍋ちゃんと闘った時にも、なんか頭痛が……
   前にも、同じ様な事が、あったの……?)

龍子「…まぁ、確かにに映像化されたとしても、悲惨になるのが
   なんとなく目に見えるな……」
理沙子「……今のままでは確かに無謀ね」
上原「○これや○も○レの二の舞になるのは明らかだからな」
堀「…タダでさえ、ニッチなジャンルですからね」
越後「……ふぅ。こうして見ると、本当に前途多難だな」
0147名無しくん、、、好きです。。。垢版2018/12/31(月) 23:46:45.60ID:O9CwW3so
理沙子「…取り敢えず新人を探さないと。後を継ぐ人がいなければ
    新作や映像化どころではないわ」
龍子「…そうすね。まずは闘える若手から集めないと」

新旧女王が認識を共有しつつ、引き継ぎを行うなか
富沢の個人的な不満ぶちまけモードはヤバいゾーンに……

富沢「一体いつまで続くのか、開始日にDLしてバグ&フリーズ嵐!
   ユーザー(あたし)はいつも有料デバッガー!いいおサイフ!
   そしてアプデでバグ増殖!ちくしょー○○○○○ー!!!」
越後「富沢…。お前は一体何と戦っているんだ……」
永原(またガチャでスッたんだろうなぁ……)
金井(あれだけとめたのに、こりないよねー)
堀(…お金使いの荒い女性は、男に嫌われる率No.1だよ?)
理沙子(…そうね。主婦なら、まして母親なら尚更ね)

富沢「もっと良作を!というか、あたしにもっと出番を!
   次こそあたしが主人公、あたしが女王よー!」
永原「ち、ちょっと!レイちゃん!」
龍子「ほう……つまり早くも、政権交代宣言と、こういうわけか?」
富沢「…ってあれ?これ、あたし……や ば い ?」
永原「…さよならレイちゃん、あなたの勇姿は忘れない!」
金井「じゃああたしそろそろ帰るね、さよ〜なら〜」

富沢「え、ちょ……あたしたちトリオでしょ、仲間でしょー!」
越後「…お前が調子に乗りすぎたのが悪い」

理沙子「…女王、あなたの権限でこの場は」
龍子「…どうも。では富沢…反逆と争乱の芽を摘み取るのも
   また女王の役目。許せ……!」
0148名無しくん、、、好きです。。。垢版2018/12/31(月) 23:58:32.79ID:O9CwW3so
富沢「ぼ、暴力はんたーい!ラブコメかもーん!」
龍子「…安心しろ、痛くしないから」

富沢「…あーははははやめてー!くすぐるの反則!あーははは!
   やーもう揉むのも反則!キャーあーははははははもう無理ー!」
龍子「えーいまだだ、まだ反省が足らない!」

理沙子「…昨今の事情を汲み取った上での、見事な判断だわ」
上原「…うん、見事な裁きだな」
堀「…単に趣味なだけのような気もするけど」

富沢「…次こそあたしが主人公〜!あーははははやめてー!」
龍子「…えーい観念せい、このお調子者!」

永原「…さよなら2018〜、こんにちは2019!
   レッスルは、これからも続くぞ〜!」


つづく
0149名無しくん、、、好きです。。。垢版2019/01/31(木) 23:38:32.39ID:cxW/ROmr
挑戦者、現る!?

惜しくも女王になれなかった永原は
激闘で受けた深いダメージを癒す真っ最中
そんな中、金井が受けていたドラマ撮影に見学に行く事となり…

金井「…あたしは!死にましぇーん!あなたが好きだかりゃ〜!」
男「……結婚しよう、ミナコー!」

??「ん〜、カッ!いいよー、完璧再現!はいこれで
   今日おしまい、お疲れちゃ〜んだこれ!」
金井「は〜終わった……。ふ〜、おつかれさまでした〜」
男優「いやーミカちゃんさすが、振りも抑揚も実にナイス!」
金井「そりゃあ当然ですよ。あたしだってもう子供じゃないです
   日々成長してるんですから!」

永原「……ホントに成長したよね、美加ちゃん」
富沢「そうね……。撮影初期の頃は、控えめに言っても
   学芸会レベルの演技力だったしね」
金井「あー、二人ともひどーい!昔の話を持ち出してー!
   二人だって似たようなもんだったじゃない!」
永原「ふぇ!?あたしはソコまで酷くない……と……思う!」
富沢「そうよ!レイヤーの演技力なめないでよね!」

監督「はははまぁまぁ、二人とも褒めてやってよ
   このドラマも長く続けた甲斐あってようやくラストだ
   二人も、ゲスト出演を快諾してくれてありがとう」
永原「いやー、それほどでも♪」
富沢「あたしたちってホント献身的よね〜うんうん」
監督(…見え見えのお世辞にも、全力で爽やか返し……
   この二人、思ったより大物か?いやあるいはただの……)
0150名無しくん、、、好きです。。。垢版2019/02/01(金) 00:22:55.15ID:q7OPUpHd
??「お、いたいた。サインくれ美加ちゃ〜ん」
??「誕生日おめでと〜、あと一回お願い金井ちゃん!」
監督「なんだね君達、関係者以外は……ってスタッフかお前ら!」

金井「えっ!?あの〜、そういう冗談は〜」
D「イヤ割と本気だから、押せば意外とイケるって聞いたし!」
AD「あ、え、そーなんすか?じゃあ俺も!」
カメラ「お、永原ちゃん!いやープライベ再現、ここで頼むよー」
永原「え、いや、あの……。困ったなぁ……」
富沢「ちょっと、なによ!なんであたしだけ除け者!?」
金井(レイちゃん、怒るのそこ!?)

カメラ「さぁぶわっと、どばっと!一回でいいから一回で!」
AD「ポロリもあると嬉しいなぁ〜、僕はな〜」
永原「やーもう誰か止めてー!」
金井「え〜ん、折角の誕生日がぁ〜!」

??「ちょっと待ったあ!」
監督「…なんだ今度は。ん、リンコス…あんたどっかで…」
0151名無しくん、、、好きです。。。垢版2019/02/01(金) 01:11:26.59ID:q7OPUpHd
??「お前か、あたしの真似をしてるのは!成敗してやる!」
金井「え、あの…どちらさまですか?」
??「キューピー金井!覚悟しろッス!」
永原「…いや、金井ちゃんはキューピーじゃなくキューティー…
   ってこらー!やめなさーい!」
富沢「怪我人は無茶しない!ってあんた、まさか…レイン
??「あわわわわ、しー、名前はダメっす、色々と!」
金井「へ…?どうして、名前を出せないの?」
??「いやあの…今回の件はあたしの独断なもんで、その…」

永原「……なんか、めんどくさいチャレンジャーだね」
富沢「えー?今更なによ。○○○の○○○ンと言えば知らぬ者は
   いない位なんだから、へーきへーき!」
??「だから!あーもうむちゃくちゃッス!どうなってるスか!
   とにかく!どっちがホンモノのミカか、互いの尊厳を懸けて
   正式に、勝負ッス!」
永原(名前も明かせないのに勝負とか、無理でしょ……)
富沢(いや、てか、もう正体バラしたも同然だし……)

??「どうした!ビビったッスか、偽物!」
0152名無しくん、、、好きです。。。垢版2019/02/01(金) 01:44:44.99ID:q7OPUpHd
富沢「ちょっと、誰が偽物よ!」
永原「レイちゃん!?お、落ち着いて、落ち着いて!」
??「や、ヤるッスか!?…そこの!」

富沢「…あたしたちはみんな、ギリギリのところでやってるのに
   初対面で、勝手に!人を偽物呼ばわりするからには!
   ニセモノにされる覚悟はできているわよね!」
??「むぐ…!と、とにかく…どっちが、ホンモノのミカにふさわしいか
   勝負……するッス!……今は、無理でも、いつか、どこかで!」
永原「……いきなりトーンダウンしたね」
富沢「……今ので正体バレバレじゃない」
金井「あの……おーい、あたしの……意見は〜?」


監督「…撮ったか、今の?」
カメラ「いやもうバッチリ、バッチ撮れてますとも!」

名前も明かさない謎の挑戦者?が現れ
勝手に勝負を受けた仲間……にひたすら困惑した金井
そして次回はついに……


つづく
0153名無しくん、、、好きです。。。垢版2019/02/04(月) 19:49:51.57ID:0Y40XYBX
斉藤さんに春が来た

ナニやら怪しい挑戦者?に惑わされた金井
そして惜しくも女王の座を逃した永原に、思わぬ展開が…

永原「……と言われても、あまりにも急すぎて……」
龍子「アタシだって寝耳に水なんだよ。理沙子先輩から
   呼び出されて、お前を団長に任命するようにってな」
永原「…なんでまた急に」
龍子「準優勝なのになーんにも無しじゃカッコつかないだろ
   市ヶ谷や六角先輩、越後だって委員会の役職に就いたんだ」
永原「え、本当ですかそれ!?」
龍子「政治ってやつなんだろうな。真意はまぁわからないが
   大会運営に貢献した事実は認めるべき、だと」
永原「うーん…でも団長って言われたって」
龍子「いや正直だ、アタシだってよくわからないんだよ
   まぁ、副女王くらいに思っとけばいいんじゃないのか?」
永原「なんか、いい加減だなぁ……」
龍子「……お前から、いい加減って言葉を聞くとはな
   とにかく伝えたぞ。アタシはもー、慣れない会議と
   デスクワーク続きでクタクタなんだ」
永原「…女王にならなくて、良かったかも」
龍子「…そう楽させてたまるか。任命ついでに早速仕事な」
永原「えー」
0154名無しくん、、、好きです。。。垢版2019/02/04(月) 22:43:50.81ID:0Y40XYBX
こうして無理矢理役職?を振られ仕事に駆り出された永原
内容は斉藤彰子の調……査?

??「…当なんだろうな?」
??「ああ、言いたくないことは言わんでいいぞ彰子」
斉藤「…だから名前で呼ぶな杉村」
杉山「杉山だっつーの!…ってもう飽きたぞこのやりとり」
斉藤「…私に話があると言ったな。なんだ」
杉山「…好きだ。と言った
斉藤「私は嫌いだ付き合う気もない少なくともお前とは絶対」
杉山「食いぎみに即答かよ!…ま、本題に入るか
   最近業界がヤバげなのは知っているな?お前が…
   知っている、言える範囲でいい。そっちの実情を
   教えてくれないか」
斉藤「……そっちは?有益な情報くらいあるんだろうな?」
杉山「…モチのロンだ。んじゃ場所、変えるか……」


永原「…んむむむ、斉藤さんの経過調査を依頼されたはいいけど
   トレーニングと称してふらっと出ていったと思ったら
   道端で堂々逢い引きシーン……!サスペンスの予感!」
0155名無しくん、、、好きです。。。垢版2019/02/04(月) 23:18:42.62ID:0Y40XYBX
斉藤「……これだ。あと言っておくが、個人情報は書いてないぞ」
杉山「…今時ペーパーメモとはね。まぁ、これでも大分マシか」
斉藤「デジタル通信は簡単に情報流出するからな。用心のためだ」
杉山「結構。どっちも公式発表なんざ信用を失って久しいしな
   マスコミなんてどうせいつもの提灯記事だろうし
   醜聞まみれのアホ臭いネタなんぞ俺には興味な
斉藤「…無駄口叩くな、次!」
杉山「おっとわかったよ、へいへい…」

斉藤「…にしても、お前の方は口頭か!お陰でメモを取るのが…
   く、書きづらい……」
杉山「俺は頭が良いから記憶できてんの!あ、あと○○○な
   最近フラれてやんの。○○は嫁に逃げられたらしくて
   かなーりイライラしてやがんの。行っとくか?」
斉藤「……要らん!全く…情報収集すらままならないな
   ……まぁ、こっちの情報と照らし合わせても多少の
   ズレはあるが、ウソは付いていないみたいだな」
杉山「あくまで個人の視点、感想レベルだし問題ねーよ
   ところで…あの影から飛び出てるポニテ、お前の連れだろ」
斉藤「…な、永原!?いつから後を付けられ……」
杉山「…大した情報管理能力だな、彰子」
斉藤「…うるさい!名前で呼ぶな!あいつ……!」

永原(あ、話終わったのかな……?え、うわ!?こっちにくる!)
斉藤「な〜が〜は〜ら〜!」
0156名無しくん、、、好きです。。。垢版2019/02/04(月) 23:44:19.76ID:0Y40XYBX
永原「斉藤さん、おめでとう!ようやく春が……うぇっ!?」
斉藤「何しに来た永原!大事な交渉の最中に……」
永原「式は和装?指輪はおいくら?ひょっとしてもう授かり…
斉藤「んなわけあるか!○○○じゃあるまいし!
   あいつからは有益な情報を……あっ、メモ……?」
杉山「おーい永原、久しぶり。お、メモ忘れてるぞ彰子ー」
斉藤「返せ!…と、というわけで、情報交換してただけだ!
   無論、機密情報は一切渡してない……本当だ!」
永原「…本当に〜?あたし調査に来たんですよ?斉藤さんが
   ナニやら怪しい行動を取っているから、調査しろって…
   そしたら、こっそり出掛けるんだもん!」
杉山「…まぁ、疑われるわな。俺としては歓迎すべき…」
斉藤「…するな!」

永原「なーんだつまんないの。あ、もしも〜し本部?
   斉藤さんは白!シロで〜す!以上、報告終わり!」
杉山「…ほぅ。本当にシロだ」
斉藤「…!?おま、なぜ、私の……知っているんだ!?」
杉山「おーいいね。当てずっぽうも時に当たるモンだねぇ
   やはり己の心の様に輝く白こそ……」
斉藤「…黙れこの破廉恥男!」
0157名無しくん、、、好きです。。。垢版2019/02/05(火) 00:46:45.61ID:yT/C/+uS
杉山「ほほぅいいのかな?こっちには切り札がある…
斉藤「なんの切り札だ!」
杉山「社長……

斉藤「…!?そ、そんな?なんで……」
杉山「さぁ、どうしよっかな…俺はどっちでもいいが……」
斉藤「く……うぅ……。どこまで……」
杉山「おっと、今日はここまでだ。ネタの続きは後でな……んじゃ!」
斉藤「……待て、待ってくれ!行かないでくれ、もう少し……」

永原「……あーあー本部、聞こえますかー?斉藤さんが
   遂にピンクにハマりました〜。クロです、真っ黒でーす」
斉藤「…?なんのことだ、永原」
永原「…これは尋問が必要ですね。斉藤さん、確保!
   レッスルでは、通常会話はいかがわしくないレベルに
   留めなくてはならない!明らかに違反です!」
斉藤「…って、あ!ち、違う!これは、た、たまたま……
永原「斉藤さん!また言った!本部、本部、聞こえますか!
   斉藤さんはどこかの社長になんやかやあって奪われた模様!
   直ちに調査し、必要なら適時処理致します!」
理沙子(…こちら本部。斉藤選手の処遇は観察…観察に留めなさい
    事に及びそうになった場合のみ、強制処理を許可します)
永原「あ、はい…らじゃ!」

斉藤「待って……。違う、その……私は……!」

いきなり斉藤さんに飛び出したピンクな疑惑
社長とは一体どこの社長なのか?やはり大人の汚い関係なのか?


つづく
0158名無しくん、、、好きです。。。垢版2019/02/14(木) 19:27:24.07ID:poaHUGpr
そう言えばバレンタインデーだった

ついにあの斉藤さんにスキャンダル発生!?
委員会本部に連行された斉藤さんと永原ははたして……

永原「……長いなぁ、待つの」
斉藤「だから違うんだ!あれはただ、練習していただけ…」
永原「あーはいはい言い訳ならあっちで聴くから」

越後「……次の方、どうぞー」
永原「あーはい……ってうわ、越後さん!?」
斉藤「違うんだ、違うんだ……。そういうことじゃなく……」
越後「…ああ永原か。ということは……ああ、あの件か
   コレで今日9件目……全く、査察官というのも楽じゃない」
永原「…苦労が滲み出てるね越後さん」
越後「何もかも人手が足りないからな。肝心の委員会も
   この前のやらかしの件で理事が軒並み追放、謹慎されて
   今や数名しかいない。理沙子さんなんかは風通しが
   良くなったと喜んでたけど……はぁ」
永原「…まぁ、今の状態で人は増やせないもんね」
越後「お陰で役職を兼務させられる羽目に…。あぁ、肩が…」

斉藤「越後!私は無実だ!お前だって知っているだろ!
   私は神に誓って…その…アレなことはしていない!」
越後「あーはいはい、ちょっと待ってくださいね先輩
   先輩は監察処分となってはいますが、ちょっと今から
   二、三聴取したい事があるので…」

永原(…う〜ん、仲間に対してもこの事務的な対応……
   越後さん妙に融通が効かないトコあるから、心配だなぁ…)
0159名無しくん、、、好きです。。。垢版2019/02/14(木) 20:01:17.20ID:poaHUGpr
??「ねえちょっと聞いて聞いてよ〜!」
??「もう酷いんですよ〜失礼しちゃう!」
越後「…なんだ今度は!まだ審査が終わってません!
   順番通り並んでお待ち……ん?藤島に……渡辺?」
藤島「ふぇ〜ん聞いてよ聞いてよ越後〜!最近どこも酷いのよ!
   理由つけて参戦拒否されてばっかり!」
渡辺「酷いのになると、もうお前らの旬は過ぎた!潔く引退して
   その体を活かしてそっち系に転職すれば〜的な事を!
   試合中に!遠回しに野次られたりするんですよ〜!」
藤島「コレって最早パワハラ、モラハラよ!査察部動け今すぐ!」
越後「…わかった!わかったから少し落ち着け!」
永原「…アイドルレスラーも大変なんだね」
越後「どうしてこう次から次へと……」

斉藤「……そりゃちょっとドキっとはしたさ…私も女だからな…
   だがそれが罪になるというのか!?あるだろ誰でも!
   そういうことくらい!」
藤島「訴えるわ、訴えてやるわ!会社の、社長のバカー!
   西陣織いつになったら買ってくれるのよ〜!」
渡辺「人をおっぱいダンサー呼ばわりして、散々軽口言う癖に!
   胸ばかり撮ってくるの、も〜許せない!頭来た!」

越後「あーもう……お前ら、だまらっしゃーい!!!!!」
永原(…あー、越後さんが遂にキレた……。まぁ当然だよね)
越後「はーはー……。取り敢えず……一人ずつ……頼む……」
0160名無しくん、、、好きです。。。垢版2019/02/14(木) 20:29:41.17ID:poaHUGpr
永原(…当分終わりそうにないな、こりゃ。外で待ってよ)

??「…おやキミは…。永原か」
永原「…え、え?あ、はいあの……失礼ですが何処かで…」
社長「いやいや失礼しました。僕は……そう、社長…社長だ
   本来君達の上司……になるはずだった者さ」
永原「…へ?あの、どういう……?」
社長「しかしその必要はなかった。僕がいなくてもキミは…いや
   君達はしっかりと個々に、存在していたんだ……」
永原「?????」
社長「……失礼、ついね。嬉しくなるとつい感情が昂る…
   ついついニヤける悪い癖が未だに抜けない」
永原「はぁ……(変わった人だなこの人)。あ、そうだ!そうですよ!
   今日バレンタインじゃないですか!チョコ、あるんです!
   義理のしか、ないんですけど……」
社長「……うん?僕に?」
永原「…変かも知れませんけど、こういうのも何かの縁だと思うんです!
   もし良ければ……はい、どうぞ!お返しはいいですよ!」
社長「……本当に変わってるねキミ。好意を無にするのも
   失礼だからね、有り難く頂くよ」
永原「…えー、そんなに変わってます?」
社長「…いや、うん。一言多いのも僕の悪い癖か、これは」
永原「ですよ!ふふふー」
0161名無しくん、、、好きです。。。垢版2019/02/14(木) 20:53:10.86ID:poaHUGpr
斉藤「……ふぅ、なんとか疑いは晴れたか。ん……ん?
   しゃ、しゃ、社長!?」
社長「ん…斉藤か。んー……まぁその、なんだ…」
斉藤「あ、あ、あ、あ……あの今日はですね!私と社長がその
   あらぬスキャンダルが事実無根で訴えましてその
社長「いや、僕もその件で呼び出されてね。誤解が解けたようで
   なによりだったよ、うん」
斉藤「あ……はいそうですね………はい、はい!」
永原(……え?なにこの……妙ちくりんな空気……?)

斉藤「あ、その社長!改めてあとでお伺いして……」
社長「いやいや、今日はもうお互い忙しかったでしょうし……
   用件なら、後日改めてということ
斉藤「そこを是非!今日中に!」
社長「!?わ、わかり……ました。それではまた、後程……」

斉藤「……無理を承知頂き、有り難う御座います社長!押忍!」
永原(…斉藤さん、顔が強張り過ぎ……)
0162名無しくん、、、好きです。。。垢版2019/02/14(木) 21:27:15.63ID:poaHUGpr
場外で女の闘いが繰り広げられている間にも
査察部の部屋では、なおクレームの嵐が……

藤島「ね〜越後、聞いてるの、ホントに〜?」
越後「聞いてるって!全く……しつっこいぞ藤島!」
藤島「だってぇ〜。今大会だって私達、待機メンバーだったしぃ〜
   試合すら組んでもらえなかったしぃ〜」
渡辺「先輩はいいですよねぇ〜。ちゃっかり実行役員入りしてたし」
越後「…ふふん、中間管理職歴20年以上の私の適応力をナメるな!」
藤島「それ、自慢すること?」

社長「…越後くん、もう退散してもいいかな?」

藤島「…いたー!社長〜、私苛められてるのぉ〜。この生まれつき
   備わった天性のアイドル力に嫉妬した若手たちにぃ〜」
渡辺「酷いんですよぉみんな〜。私達がオワコンビとかなんとか
   ホント下らない造語で罵ってくるんですよ〜」
社長「…僕、お邪魔だった?」   越後「…その様ですね」
社長「…用事を思い出したので、これで失礼!」
藤島「待て〜、西陣織〜!」
渡辺「待って社長、話を聞いて〜!半日でいいから〜!」

斉藤「…さて帰って用意しておいた……ふふふ。永原、帰るぞ!」
永原「…立ち直り早いなぁ、斉藤さん」
斉藤「当たり前だ!私の心の炎は!今只一点を、焦がしている!」
永原「…うん、頑張ってね。炎上しない程度に」

まさかの本気疑惑が新たに浮上した運命の2・14決戦
当然このあと、社長の周辺でちょっとした小火騒ぎが起きた事は
想像に難くない……

つづく
0163名無しくん、、、好きです。。。垢版2019/02/28(木) 21:57:03.41ID:FKqvsz3J
公式がプッシュしたモノは大概アレ

大会準優勝に終わりながらも
団長というよくわからない役職?を得た永原
そんな永原にも徐々に変化が……

永原「…で、参加してみようと思うんだ」
富沢「……やめといた方がいいって、絶対」
金井「そうだよ死んじゃうよ!」
永原「ううん!あの大会でハッキリとわかった……
   力は、付けるより維持する方が遥かに難しいんだって!」
富沢「ちょっと……あんたどうしたの、頭だいじょぶ?」
金井「ちづるちゃんがマトモな事言ってる…おかしい!ニセモノだ!」

永原「ひどいよ二人とも!……まぁ、それはひとまず置いといて!
   今まであたしは、ただなんとなーく……漠然と?
   試合をこなせばいいと思ってた。大会に出たのだって
   力を試す程度の気持ちだった。けど先輩達や他のみんなは
   選手生命懸ける程の意気込みで臨んでたんだって…」
富沢「……」
永原「だから…どうせなら今度こそちゃんと女王を目指して!
   厳しいと評判な先輩の特別訓練に参加してくる!」
金井「ふぇ〜、どこまでもポジティブだね」
永原「それが取り柄だもん!じゃ行ってくる!」


金井「…行っちゃったね」
富沢「…まぁ、アレを一度でも味わえば考えも変わるわよ」
0164名無しくん、、、好きです。。。垢版2019/02/28(木) 22:53:56.61ID:FKqvsz3J
かくして業界1厳しいと評判の吉原の特別訓練に
参加することになった永原
しかし悪夢はここから、始まったのである……


吉原「よく来た!私が新しい選手育成統括部責任者の吉原泉だ!
   私と話す時は前後にマムを付けろ、いいな!お前は!」
永原「は……いー…マム、永原ちづるですマム!」
吉原「早速噛んだわね永原!この私をナメているのかしら?
   腕立て追加、減点1!はい次、貴女の名は!」
千種「ま…マム、結城千種でありますマム!」
吉原「あ〜ら、随分可愛いお声だ事。もうイイ年なのにねぇ!
   プロレスをナメているのか!気合いが足りない!
   マウントパンチかますとき位の気合いを込めろ!」
千種「う…マム、イエスマム!」
武藤(…なによこれ、ただのシゴキじゃない)

吉原「……今ボソボソ話したのは誰だ!誰が喋る事を許可したか!
   規則も記憶ももう落っことしたか、このクソ○○○女共!」
0165名無しくん、、、好きです。。。垢版2019/02/28(木) 23:30:51.01ID:FKqvsz3J
草薙「マム、多分彼女だと思いますマム」
吉原「お前は…草薙みことか。なぜ憶測でものを言った!
   そんな曖昧な態度で、実戦ができるものか…ふんっ!」
草薙「!?……うぐぐぐく!」
吉原「ふん、何故後ろに回られて無警戒のままだ!案山子かお前は!
   今のが実戦ならお前は1分22秒で落とされている!」

相羽「うう…うわぁ〜!もう嫌だこんなの〜!」
永原(!相羽……ちょっと!)
吉原「ん……!誰でもいい!逃亡者を取り押さえろ!
   一人でも逃した場合は全員、不名誉除隊とし即追放!」
千種(…除隊?)
武藤(…めちゃくちゃよこんなの)

永原「…はーはー…逃げちゃダメでしょもう」
相羽「うう…イヤだ、死にたくない…」
吉原「なんたる腑抜け!自分たちで集まっておいてこの様!
   そんなことで、この激動の業界を生き残れるモノか!」
千種「……」      武藤「……」

吉原「お前たちはクズかダニか!この作品で最も劣る天使か!
   萌え〜な感じのキャラデザと無駄に豪華な中の人で
   過剰にちやほやされたテンプレ美少女どもめ!
   全く…こんなのをエースに推した彼らのセンスを疑うわ!」
千種「…あの人たちへの暴言は、やめてください!」
武藤「…ちょっと、千種!」

吉原「…おやおやまたお出ましかしらね結城!何度も言ってる通り!
   きちんとマムを付けなさいマムを!」
0166名無しくん、、、好きです。。。垢版2019/03/01(金) 00:01:12.19ID:D17jovUB
千種「…今日は私の誕生日なんです。それを承知で私はここに
   ここに来ました!今日を……未来の女王・結城千種の!
   始まりの日に、するために!」
永原(…おお!ちょっとカッコいい!)

吉原「ふぅん……いいわね。あなたはレスラーとしての覚悟が
   ほんの少しは身に付いてきたのかしら。でも……」
千種(……来る!)
吉原「…愛だ、夢だ、希望だ、未来だとそれらしいことを
   文字や言葉にするだけで変わるほど、変えられるほど!
   私達の状況は……甘くはないのよ!」
千種「……!マム、イエス!マム!」
吉原「……今日はこれまで!入浴、食事後直ちに就寝!
   明日も厳しいわよ!」

永原(…ふえ〜、なんか圧倒されっぱなしだった)
草薙「く……大丈夫でしたか結城さん」
武藤「この仕打ち……後で、絶対仕返ししてやるわ……!」

千種「イイのよめぐみ。目覚まし代わりに丁度良かった」
永原「えー?これからシャワーしてゴハンで寝るのに〜?」
相羽「…あの先輩、そういう事じゃ…」
武藤「……はぁ」
永原「あー、今の!先輩にたいして度重なるブレイ〜!
   マムと呼びなさい、マムと〜!」


壮絶な吉原の拷問式エース育成術1日目が終了
永原たちは最後まで耐えられるのか……?

つづく
0167名無しくん、、、好きです。。。垢版2019/03/01(金) 21:06:56.35ID:D17jovUB
レッスルは衰退しました

さらに上を目指すために吉原の特別訓練に参加した永原
しかし初日から手酷い扱いを受けることに……

吉原「よし!今日は特別コーチを呼んである!全員礼!」
一同「マム、イエスマム!」
南「はいどうも、南利美です……ってなに、お前ら!?
  新人相手だって聞いてたのに……」
永原(うわー聞いた聞いた、今の?)
武藤(めちゃくちゃ声色変えてたわ)
千種(…ちょっと、違和感感じたよね)
草薙(まぁ…瞬時に元に戻りましたが)
相羽(あの…先輩たち…)

南「はーいソコまで!先輩の前で堂々ヒソヒソ話とはまぁ
  相変わらず余裕ね!ひょっとしてあれだ、勝てないから?
  私や来島じゃ、あなたたちには勝てないからかしらぁ?」
永原(うわ、やばいスイッチ入った…)
武藤(…ホント、昔の小さいことをいつまでも……)
千種(…でもあれはめぐみも悪いと思うよ)
草薙(私達までとばっちり……先が思いやられます)
相羽(うう……もういやだ……)

南「なぁにその文句タラタラな目は!まだ調教が足りないようね!
  全員今すぐ外出てランニング!付いてきなさい!」
武藤(調教ってなによ、調教って……)
千種(…今日も厳しくなりそうだね)
0168名無しくん、、、好きです。。。垢版2019/03/01(金) 21:37:56.02ID:D17jovUB
こうして練習前のロードワークに出た永原たち
しかしここでもさらなる地獄が……

南「新作 待っても 出てこない〜」
一同「10年 経っても 出てこない〜」 
南「中の 人たち ○0台〜」
一同「チビっ子 たちには 内緒だよ〜」
南「何人か 声も 変わってる〜」
一同「大人の 事情だ 仕方無い〜」
南「時々 演技が ズレている〜」
一同「というか みーんな 忘れてる〜」
南「許して!ゴメンね!」  一同「覚えて!いないの!」
南「もっと!出番が!」   一同「欲しいの!お願い!」

南「ふぅ…よぉーしランニング終わり!次は中で耐久訓練!」
永原(…はぁ〜、なんて酷い歌……)
武藤(口も耳も腐り落ちそうだわ……)
千種(…ひ、ひどすぎる……)
草薙(…プロに対する、ひどく侮辱めいたなにかを感じました)
相羽(地獄だ……ここは地獄だよ……)
0169名無しくん、、、好きです。。。垢版2019/03/01(金) 22:09:12.76ID:D17jovUB
吉原「…ほらほらどうしたの!まだまだ特訓は始まったばかり!
   もうやめる?やめちゃう?まだまだ絞めるわよ〜♪」
永原「うぐっ…!まだまだぁーっ!」
武藤「…んむ、ぐぁっ!」
南「ほらほらほらぁ〜、どうしたの武藤?効いてるみたいねぇ?
  たった十数発のローキックで悲鳴上げててチャンプ気取り?」

千種「反撃一切不可で、先輩達の苛烈な攻めに耐えきる訓練…」
草薙「…これは厳しいですね」
相羽「やっぱりボクには無理だぁ〜!もう帰る帰ります〜!」
吉原「…誰が帰っていいと言ったか!相羽!
   どうやらお前にはマンツーマンでの指導が必要な様ね!」
相羽「うわぁ〜、許して下さい〜!」

永原「うえぇ〜、もう無理〜」
武藤「…うくっ、げほっ……」
南「成程……先輩達の指摘通りね。あなたたち5人には
  女王に必須な、ある重要要素が欠けている!」
千種「え?」  草薙「それは…」  相羽「へ?」
南「それは……扇情、すなわち色気よ!あなたたち5人は
  ハッキリ言って…芋!端的に言えばエロくない!」
永原「…うぇ!?なんてこと言うんですか南さん!」
0170名無しくん、、、好きです。。。垢版2019/03/01(金) 23:04:48.07ID:D17jovUB
吉原「いいえ、南の言う通り!あなたたちには致命的に!
   女王として色気が足らない!全くに魅せられない!」
武藤「…マム、それはコスチュームの違いですマム!」
吉原「口答えするな!あなたたちは立ち振舞いから言動から
   全くに女学生のそれ!仮にも女王を目指す人間が
   艶の一つも出せないでどうしますか!」
永原(いや、あの、龍子さんも正直艶があるとは……)
相羽(ちょっと、先輩…)

南「…聞こえてるわよ永原。あとで本人に制裁されるとして…
  永原!人の事言えるのあなた!」
永原「…そういう南さんはどうなんですか!」
南「……悪いけど、色気なら私は麗華より上をいく自信があるわ」
武藤「…言い切りましたね」
南「当たり前でしょ。自分に自信のないものはここで生きていけないわ
  さあどうする?お子様には無理な相談かしら〜?」

千種「……やります!やらせて下さい!」
武藤(ちょっと千種……!)
南「んんん〜、いい返事だわ。その返事を聞きたかったのよ、結城!
   では特訓再開!急所を避けつつもいと艶やかなる受けっぷりを
   見事マスターして魅せなさい!草薙、あんたもよ!」
千種「はい!」  草薙「…承知しました!」

永原(…これ……大丈夫かな……)
0171名無しくん、、、好きです。。。垢版2019/03/01(金) 23:46:01.12ID:D17jovUB
千種「!…うぅ〜!……ま、まだ……!」
草薙「ふ……あぁ……!んうっ、くっ……」
吉原「ん〜いいわ!受けのなんたるかがようやく
   体でなく心で、魂の奥底で理解できたようね!」

永原(あああ…予想した通りアレな展開に……て、武藤!?)
武藤(…………いい………。千種……)
相羽(なんでちょっと嬉しそうなんですか先輩……)
永原(止めようにも、下手に止めれば食後のデザート抜き…!
  この地獄の中で唯一の救いである甘味まで失ったら…
  ここは、我慢……。我慢の一手!)

南「んー、スッキリしたー。指導の依頼と女王になり損ねた
  鬱憤晴らしを同時にこなすなんて、やっぱり私は
  類稀なるセンスの塊よねー」
吉原「こらこら…聞こえるわよ南」


指導という南の憂さ晴らしに付き合わされた永原たち
そして最後の刺客が……

つづく
0172名無しくん、、、好きです。。。垢版2019/03/03(日) 15:53:12.25ID:OPhW90Hj
この二人の成果も知れない

吉原と南にさんざんしばき倒され、虫の息の永原たち
そして最後の教官?が到着する……

祐希子「ふふふ……よーし3月3日雛祭り!あたしの生誕祭!
    覚悟はいいかイモムシどもぉ〜!」
永原(うわー……最悪な人が来た……)
草薙(調子に乗ると際限なく何処までも突っ走る先輩……危険です)
武藤(貝殻水着とか普通にやってたものね……)
千種(……センスが80年代で止まってるよね)
相羽(デビュー前に、男二人を軽くのした元ヤンとかなんとか…
   ああいやだ……今度こそ殺される……)

祐希子「そこ!さらっと要らんこと言うな!先輩に対する
    敬意を、骨の髄まで叩き込んでほしいようね!?」
吉原「はいはいソコまで。今回は総仕上げよ〜、元主人公で
   女王経験もある新崎祐希子教官、紹介を!」
祐希子「元じゃないです、今もです!…永原!あたしから
    主人公の座を奪おうったって、そうはいかないからね!」
永原(あちゃ〜、目を付けられた……)
千種(…そりゃ、一番元気そうでしたもん)
武藤(……まぁ、風避けにはなるかも)

祐希子「永原前に出ろ!先ずはお前を例に、女王の在り方を
    じっくりたっぷりと説教してやる!」
永原(このノリノリぶり……長くなりそう)
0173名無しくん、、、好きです。。。垢版2019/03/03(日) 16:38:29.55ID:OPhW90Hj
祐希子「永原、あんたが今…思っていることをズバリ当てる!
    ……この腹黒ピンクの説教、長くなるかなぁ〜、ね!」
永原「!……な、なぜそれを!?…………あ……」
祐希子「…ふぅ〜ん、やっぱりねぇ。ギャルゲのピンク髪は
    暴走キャラ……などという迷信を未だ信じるとは!
    このピンク差別主義者め〜!」

千種(あ……)    武藤(……簡単に引っ掛かるなんて)
永原「うわ〜んお許しを、この通り!地に、頭を伏せごめんなさい!」
祐希子「……嘘だっっっ!お前はウソを付いている!
    取り敢えず謝れば、頭の弱いピンク髪なら容易く騙せる!
    心の中で舌を出しながら、そう思っている!」
相羽「…あの…土下座までしているんですから」
草薙「…何卒ここはお平に……」

南「は〜いちょっといいかしら?あなたたち、永原を庇うの?
  なら……同意件と取って、いい訳ね?」
相羽「は……!?あのいえ……」
草薙「その様なことは、決し……

祐希子「嘘だそんなことっっっ!!!!!お前たちは、あたしを!
    心の底では見下している!……上下関係をいいことに
    同僚や後輩を虐めまくる、元ヤンヒス女……と!」
武藤(…さすがに、そこまでは思ってないです)
千種(…割合近いことは想像してたんだ)

吉原「あらあら、残り二人もなんだか不服そうな態度ねぇ〜」
南「…なら、そこの二人も連帯責任で追加ね?」

永原(うぅ……理不尽だ、理不尽すぎる……)
0174名無しくん、、、好きです。。。垢版2019/03/03(日) 17:24:06.31ID:OPhW90Hj
祐希子「いい!女王たるもの、いついかなる時も!タイトルのために
    応援してくれるファンのために!尽くさねばならない!
    陰で相手を見下し嘲笑し、利用し蹴落し一時の安息を得る
    そんなあんたたちが女王を目指す?笑わせないで!」
永原「いや…南さんも、結構やっていたような…」
南「…何か言った?永原」

祐希子「…あたしはあんた達の様な、生意気、陰湿、貪欲な
   後輩を差別しない!平等に価値が無いからね!」
武藤(……く、なによ!さっきから好き放題!)
千種(めぐみ、こらえて……!ここで殴ったら!
   認めることになる!私たちが感情で動くだけの
   スタートラインにすら立てない女だって……!)
草薙(…武藤、ここは堪えて。私たちにも誇りは、ある……!
   もうこの程度の責めには……動じない!)
相羽(ボクだって……一人でも闘うために、ここに来た!)

吉原「ふぅん……少しは成長したみたいね。てっきり
   いつもの通り感情的になって一悶着起こすかと
   思ったのに」
永原「……マム、鍛えられましたからマム!」
南「…女王は、軽はずみな言動や行動をとってはならない!
  艶とともに、あなたたちに足りない要素…それは思慮深さ!
  気遣いというやつよ、わかる?」
吉原「本来!齢を重ねた女ならば誰しも備えるべき当然の要素!
   しっかり叩き込んで帰りなさい!いい、わかった?」
千種「マム、基礎百編しかと叩き込みますマム!」
武藤「マム、ご指導ご鞭撻ありがとうございましたマム!」
草薙「マム、しかし対戦する時は手加減致しません!
   何卒ご容赦のほどを、マム!」
相羽「マム、あ……え〜と……頑張りますマム!」
0175名無しくん、、、好きです。。。垢版2019/03/03(日) 17:58:20.40ID:OPhW90Hj
祐希子「…ふぅ。意地悪おねーさん役も、疲れるものねー」
南「なに言ってんのノリノリだったくせに」
吉原「さーて……ではお仕置き開始!」

永原「え!?だって今さっき……」
吉原「何言ってるの。さっきのはあくまでも指導の一環
   教官に無礼な態度を取った罪は消えてないわよ♪」
武藤「…マム、ならこちらも全力で抵抗いたしますマム!」
南「武藤、いつ私達が相手をするって言ったかしら?」
祐希子「あんたたちの相手は……こちら!」

??「は〜、やっとの出番です〜」
??「何が始まるです?」
??「ぼこぼこにしていいです?」

永原「え……?なに……この……何?」
草薙「…浮いているんですが」   相羽「か、可愛い……」

祐希子「う〜んと、どっかの森の妖精さん……だったかな?」
妖精赤「ひどいです〜忘れてるです〜」
妖精黄「健忘症です?お薬必要です?」
南「相変わらず無駄に金掛かってるっぽい妖精ね……
  口も相変わらずそこはかとなく悪いし」
吉原「…祐希子、あなた本当にコレのこと、覚えてないの?」
祐希子「んーそれが…ダンス踊ってあちこちで…
    いやそもそもどこで知り合ったのか……う〜ん」
妖精緑「相変わらずです?」
妖精青「更○期障害?」

祐希子「…なんだろう、あたしスゴくイライラする!」
南(…そこは色々と、私がやるべきネタじゃないかしら)
0176名無しくん、、、好きです。。。垢版2019/03/03(日) 18:34:50.25ID:OPhW90Hj
吉原「あらまぁ可愛い…。でも…見た目の割に重鎮感が…」
妖精紫「きみに言われたくねーです?」
妖精茶「ぼくらまだまだやれるですよ?」

祐希子「んー、まぁあれだ!妖精さんたち、やぁっておしまい!」
妖精達「あらほらさっさー」
永原「うわちょっと…なにこれ!オールレンジ攻撃!?」
武藤「…この程度の動き……。多少速くてもっ!」
千種「まるで蜂の大群……いたっ!」

祐希子「ふふふどうだ、あたしは相手をしない!何故なら!
    争いとは同レベルの間でしか起こらない、から!
    森の妖精さんたちと心行くまで戯れるがいいわ!」
相羽(くっ……、妖精さんたちの死角に飛び込めば!)
草薙(…このままでは、奥義を使うしか!)
妖精赤「いくですぼくたち〜」
妖精白「ぼくたちに〜ちからを〜」
千種「妖精さんごめんなさい、でもここでやられるわけには!
   えい、えい、このっ!」

妖精青「おねーさんもやるです?」
吉原「…あらあら私も敵扱い?……やんっ、もう……
   (仕方無いわねぇ。封印を限定解除しようかしら)」
永原「……吉原さん!?」
吉原(久しぶりのあの感覚…今こそ呼び起こす!)
武藤「…あの妖精さんたちの素早い動きに……付いていってる!?」
千種「あの紅い目……まるで魔法でも掛けたみたい」
0177名無しくん、、、好きです。。。垢版2019/03/03(日) 19:07:09.19ID:OPhW90Hj
南「なかなか壮観ね……。行けっ、ファンネル!…なんちゃって♪」
妖精黒(いい年してごっこ遊び?)
妖精緑(年がバレるネタで、後で本人に怒られるがいいです?)
南「え…あの、ちょっと、それは勘弁……」

祐希子「なにやってんの南、帰るよー」
南「え!?ああうん、そうね!じゃ私らこれでー」
永原「ちょっとー!こんなの喚んだまま帰らないでー!
   責任もって駆除してよ!」
妖精黄「どれだけ失礼ポニテ?」 妖精茶「あたっく決定です」

永原「うわー来るー!20匹くらいこっち来るー!」
妖精青「お駄賃よこせですー」 妖精赤「タダ働きはめーです」
永原「知らないよそんなの!祐希子先輩、南先輩!
   やり逃げは例え先輩でも許されなーい!…ってちょっと!」
武藤「……もう遅い時間だし、あとは頑張って下さい」
千種「……それじゃ、またー」
草薙「人外のものが相手では……無念」
吉原「…総員撤収、引き上げ!転進!」

永原「女王の自覚はどこいったの〜!切り替え早過ぎ!
   こんなの無理!絶対おかしい〜!」

祐希子の無茶コラボ?によりえらい戦場と化した
吉原の特別訓練。永原は何かを得た……ような気がする

つづく
0178名無しくん、、、好きです。。。垢版2019/04/04(木) 20:44:53.49ID:kRbf5zZE
色々ありすぎてもう

厳しい特訓を乗り越え、女王に再度挑まんとする永原
そんな中、思いがけないお誘いが……

永原「…成瀬さんから?」
理沙子「ええ、なんでも新しくお店を開いたとかで
    是非開店祝いに参加してほしいって」
美沙「ったくどうせ飲食店と言う名の夢のあるお店なのですよ
   なぜ美沙を誘わないのです水臭いのです、水系だけに!」
神田「…とにかく、どうします?確か永原先輩と金井先輩は
   タイトルマッチを控えてますし……」
斉藤「無論、永原と金井は不参加だ。富沢も一緒に留守番だぞ
   お前たちはトリオなんだからな」
富沢「………………………はぁ」
斉藤「……?どうしたんだ富沢……」
永原「あの…レイちゃんはしばらく立ち直るのに時間が掛かりそうなので」
斉藤「…まだ引き摺ってるのか、アレを」
金井「レイちゃんだけじゃなく長沢さん、掘さん、渡辺…ついでに
   滝さんもスゴく気落ちしてたよ。……まぁ、無理もないけど」
神田「…よくは知りませんが、先輩達の根幹を揺るがす程の
   どえらい事件が起こっていたんですか」
永原「うん……とてもイヤな事件だったよ……あれは」
0179名無しくん、、、好きです。。。垢版2019/04/04(木) 21:09:43.97ID:kRbf5zZE
越後「ふー忙しい忙しい……。理沙子さん、ただいま帰りました…」
永原「あ、越後さん、おかえりー……あ」
富沢「う、うう………ヴああああああっっっっ!!!!!!
   ごめんなさいごめんなさいごめんなさいっっっっ!!!
   迎えにいくから、今迎えに……うううう……」

越後「……また例の発作か。コレで何度目だ」
永原「…おかえりという言葉に過敏に反応するようになって…
   夜中もずっとうなされてて…」
斉藤「…重症だな。まぁ……あんなものを見続けてしまったら
   心が砕けるのも無理はないが」
理沙子「……私達も他人事ではないわよ。私達が将来
    ああならないという保証なんてどこにもないのだから」
越後「……とにかくだ、招待を受けている以上は出向かないと
   行きましょう、さあ早く行きましょう!」
美沙「ひさびさに、おおっぴらにお酒が飲めると張り切る
   実にわかりやすい反応なのですまーた客にエルボーかます気
   満々なのです自重するのですよ越後先輩」
越後「……お前も久しぶりの登場でいらん事言い過ぎだ
   少し慎め」
理沙子「はいはいそこまで。…じゃちづる、留守はお願いね」
永原「はい!気を付けて行ってきて下さい!」  
0180名無しくん、、、好きです。。。垢版2019/04/04(木) 21:38:42.75ID:kRbf5zZE
深い傷を負った富沢とタイトルマッチを控えた永原、金井を残し
残りのメンバーは一路成瀬が開いたというお店に……

成瀬「いやー、長かった!長かったでー!」
早瀬「本当に長かったですね……てっきり私達忘れられてるのかと」
成瀬「サイドビジネスで稼いだAPでようやく店舗経営開始や!
   もうウチ、こっちを本業にしよかなぁ〜」
理沙子「…満足そうでなによりだわ」

斉藤(……意外にしっかりした店だ)
神田(てっきりキ○バ○ラ的なものを想像していたのですが)
美沙(あの成瀬先輩の店なのです油断してはいけないのですよ
   特にフルーツ系は時価でえらいカネを取られるので要注意です
   あ、変な真似したら指先一つで速攻ポリス要請なので
   安心してくださいなのですよ先輩
   美沙の魔法は毎度万能過ぎて怖いくらいなのですふっふっふ)
斉藤(…毎度思うんだが、それは魔法なのか?)
神田(真面目に考えたら負けです先輩)

藤島「いらっしゃ〜い。お客様何になさいますかぁ〜?」
越後「…藤島、最近見ないと思ったらここにいたのか」
藤島「(げ、越後!?)あ、あ〜……あの〜、ご注文は〜?」

理沙子「…彼女はどうしてここに?」
成瀬「ウチが雇ったんや。華があってべしゃりもねだりもイケるし
   や〜、ええ逸材が近くにおって助かったわぁ〜」
越後「……で、えと、客はあたし達だけなのか?」
早瀬「いいえ、あとは本日誕生日の方が二名ほど来店の予定で…
   そういえば、遅いですねぇ……」
0181名無しくん、、、好きです。。。垢版2019/04/04(木) 22:44:52.55ID:kRbf5zZE
斉藤「……ん?来たかな。って、おい!」
武藤「……くっ、つあっ、先輩許すまじ!たぁっ!」
吉原「だーかーら、あれは訓練の一環だと言ってるでしょう
   もう、しつこいわよ武藤♪…っと、危ない」

理沙子「あらあら、荒々しい来店方式ねぇ」
越後「感心している場合ですか!なにやってるんですかもう!」
成瀬「こらー!ウチの店で早々になにしてくれとんねやー!
   暴れるんなら外でやり、外で!」
吉原「いつもの合同誕生日なんだから、楽しくやりましょ?
   気に入らない事にイチイチキレていたら人生楽しめないわよ?
   もっとこう、胸に豊かな心を……」
武藤「わざわざ原因を作っておいて、なに言うんですか!
   変に物分かり良い、上に都合のいいだけの女になんて
   なるつもりありませんから、私は!」
吉原「…ふぅ。というわけで…っと、もう少しなだめるのに時間
   かかりそうなので……皆で楽しく始めてて下さい♪」

理沙子「…………そう。では先に始めましょう、ワインお願いできます?」
藤島「はあ〜い、只今〜♪」
斉藤(…相変わらず、この状況で肝の据わった人だ)

美沙「ったくまー騒がしい開店祝いなのですでも美沙はいつも通り
   がぶ飲みコースでお願いするのですよふっふっふっふ」
越後「…酔って暴れるのは許さんぞ天神」
美沙「その声で言われても何等説得力皆無なのです美沙はもう
   ボトル空けたのですが魔女もマジ酔〜う、なのです
   ふ、ふふ、ふふふふふ……」
斉藤「…早速ご機嫌なようだが、つまらんぞ天神」
神田「……ふぅ〜、てんぱいノミましょ!せめて、今くらぃ!
   明日に繋がる今日くらいは! 」
斉藤「…あ、ああ(こいつ、こんなに酒癖悪かったか…?)」
0182名無しくん、、、好きです。。。垢版2019/04/04(木) 23:13:53.25ID:kRbf5zZE
こうして始まった成瀬のお店で始まった開店パーティー
しかしいつもとは違い、しんみりとした状況に……

理沙子「…私もいずれ引退するときは、ああありたいものね」
神田「そうですねぇ……ふぅ〜」
斉藤「まさかかの人が引退するとは……予想外でした」
美沙「……美沙も正直ヤバいのです中の人がいつバタンキューするか
   知れないというのにああもう、飲まずには、いられないっ!
   飲むなら攻めて前倒れ、まえだお……うう〜ん(バタッ)」
越後(……潰れるのが早すぎだろ)

吉原「……はぁ〜大分粘れるようになったわね。はいおしまい
   続きはリングの上で…そうね、どうせならNJWPを賭けて
   …というのはどうかしら」
武藤「はぁ、はぁ…………まぁ…それなら、ここは引きましょう
   今の言葉、忘れないで下さいよ!いいですね!」
吉原「はいはい、さあお祝いに参加しましょ。折角の料理が
   冷めてしまう前に早く頂きましょ」

成瀬「……ああウチ、ついに店長になったんやなぁ……長かった…
   …成瀬唯、アンタはよくやった、よくやったでぇ……!」
早瀬「…あの成瀬店長、感慨にふけるところ申し訳ないんですが…」
成瀬「…!まさか……」

越後「天神、お前はなにがやりたいんだコラァ!飲んで早々
   先輩差し置いて眠りこけくさって、コラァ!」
美沙「んみゃ〜、ぬぁに、こら、たこ、くりゃ〜!」
越後「先輩差し置いて、オイシイとこもってくなって、くらぁ〜!」
0183名無しくん、、、好きです。。。垢版2019/04/04(木) 23:41:19.13ID:kRbf5zZE
成瀬「あかん……またあの二人か……」
早瀬「酔っ払いの暴走を止めるのも私達の務め!行きますよ!」

成瀬「あの〜お客さん、も少し静か〜に飲んでくれると…」
越後「ああこら、なんだ!店長邪魔する気あ、くの!
   出番が欲しいか!でしゃ張るなってんコラァ!」
美沙「んみゅ〜、にゃにがにゃんだで……おぇっ、うえぇ〜」
越後「うぉあ、吐くなってんだコラァ!こんなトコでぇ!」
成瀬「あああ〜!ウチの店がぁ〜!くぉらこの酔っ払い!
   よくもウチの店にこんな……!許さんおどれら!
   始末付けたらぁ!ウチと勝負せぇ!」
越後「あぁ〜?今言ったな?吐いた唾、飲み込まんとけよ!
   もっしれ〜、やったるど!負けたら払いなぁ!」
成瀬「上等や、やろか!ただし外で!」

美沙(うぇ〜、きぼじわる……)
早瀬(あわわわあわわ、早く拭くもの拭くもの……臭い消し!
   初日からホント忙しい……)

理沙子(……なんか匂いが……?まぁいいわ頂きましょう)
吉原「ふぅ、たまのお酒はいいお酒〜」
斉藤(……こっちに被害がなくて何よりだ、うん)
0184名無しくん、、、好きです。。。垢版2019/04/05(金) 00:06:19.00ID:54YIUaQa
理沙子「ん、電話……?ごめんなさいちょっと外すわね
    ……はい、もしもし?え?あー!なにビックリした〜!
    道枝に里佳〜、え〜、あ〜ホント久しぶり〜も〜♪」
武藤(…!?な、なんですか……え……?)
吉原(……え?多分同級生からの電話……かしら)
理沙子「も〜、来るなら来るって、前もってさぁ〜
    昔からそうよねみんな〜。でもほんと懐かしい〜
    え?うん、明日夜10時に十番商店街ね、わかった〜♪」

斉藤(……これはアレか。イイ年をした女性が同窓会だと
   急に女学生喋りになるという、例のアレか)
吉原(……傍から見たら、結構ホラーね。あ、天麩羅美味しい)
武藤(一瞬、おかしくなったのかと…。…そのチキン私のです)
藤島(えぇ?先輩昔からお酒入るとあんな感じでしたよ?
   あ、お酒の追加あります?)
斉藤(まさか……アレが素……なのか……。あ、焼酎にビール2で)

成瀬がまさかの飲食店店長になるも
呑兵衛たった二人のせいで早くもてんてこ舞い状態
果たして無事に経営できるのか……

つづく
0185名無しくん、、、好きです。。。垢版2019/04/26(金) 21:25:39.42ID:qhg4o92V
怪物再び

仲間たちが成瀬の店でどんちゃん騒ぎしていた事など
全く知らないままの永原。そしてタイトルマッチは……

アナ「永原勝ちました!21分42秒ジャーマン・スープレックス!
   異例のJrクラスからの挑戦者、南米の黒豹ディアナ・ライアルを
   見事退けたぁ!」
永原「うぉし!勝ったー」
ディアナ「うーん……。負け……マシタ」
ソニック「…ディアナ、よくやったのさね。ま、今日のところは
     大人しく引き下がってやるお!次こそ覚悟するのさね」
永原(……全然大人しくしてない気が)
富沢「おーしよくやったわねちづる。オッケーオッケー」
金井「ぶー、あたしも勝ったのにー」

理沙子「ちづる、喜んでいるところ悪いのだけれど……
    このあと会議よ、すぐに支度して」
永原「うぇ〜、わかっててもキツい……。レイちゃん着替え手伝って〜」
金井「はーいあたしも〜」
富沢「はいはい。たくも〜、世話のやけるチャンピオン様ね」

久方ぶりの勝利の余韻に浸る間もなく、永原はいまだに続く
大会の事後処理に追われるのであった……
0186名無しくん、、、好きです。。。垢版2019/04/26(金) 22:03:39.25ID:qhg4o92V
所変わって、委員会の会議では大会の調査が
完了しようとしていた……

理沙子「……では、結論は出た……ということですか」
理事A「あの乱入劇は最初から台本通り……ショーであったと」
理事B「そうせざるをえまい。なにせ乱入者の彼らの所業は
   バッチリカメラに映っておるしな」
理事C「アチラさんや政治家、マスコミや活動団体は言うに及ばず
   提携先すらもかなり中でゴタゴタしている様でな
   これ以上変に注目されるのはかなわん、とさ」
理沙子「……向こうがそう言ってきたと?」
越後「あ……それに関しては、秘密裏に幾つかの団体から直に
   申し出を受けています。何卒穏便な解決を…と」
龍子「ふあ〜……んん、あれだけやっといて、勝手なもんだ」
理沙子「まぁ、向こうの勝手は今に始まった事じゃないわ」
理事A「ま、釈然とはしない……が、この辺が落とし所だね
   コレで彼らに貸し一つというところだな」
理事B「全く……改革は遅々として進まず……かの。やれやれ」

理沙子「……問題は、今回敵対した外国勢との関係修復ですね」
理事C「むー……。ふぅ、それは次回にしてくれ。今日のところは
   事態収拾の報告だけでお腹一杯だ」
永原「……そうです!そうしましょう!今日はもう……ね!」
理事C「やれやれ……次からは居眠りなしで頼むよ、チャンプ」
永原「は、はーい……」
龍子「…努力はしてみます」
0187名無しくん、、、好きです。。。垢版2019/04/26(金) 22:36:20.85ID:qhg4o92V
理沙子「…では今回の会議では、大会で起きた乱入問題に
    一応の決着を見た……ということで。詳しくは
    用意した資料をご覧下さい」
理事A「…コレか。公表してしまっても構わんのだろ?」
理沙子「ええ。その為の資料ですので」
理事B「了解だよ。精々マスコミに見せびらかしてやるさ」
理事C「……そうそう、次には新しい理事長を決めておかんとな」
永原「…え?じゃ前の理事長は?」   
理事A「例の会長だよ。なんせ今まで、理事長を兼務していたから
   まぁ酷いもんだったんだ。ほぼ独裁と言っても良かったね」
越後(く…あの時取り逃がしさえしなければ)

理事A「ではここらでお開きとしよう。続きは一月後とする」
理事B「んむ。お互い、気を付けてな」
理事C「なーに、何も出来ませんよ。我々に何かあったとすれば
   真っ先に疑われるのはあちらさんだ」
理事A「じゃ後は頼むよ、佐久間理事。戸締まりを宜しく」

龍子「はー……物騒な話っすね。ヤ○ザじゃあるまいし」
理沙子「ある意味似たようなものよ。むしろ堂々活動できる分
   よりタチが悪い相手とも言えるわね」
永原「俺達を甘く見ると……死ぬぜ!ズドォーン!…てやつ?」
越後「…映画の観すぎだ永原。後……その冗談は黒すぎて笑えない」
永原「えー」
0188名無しくん、、、好きです。。。垢版2019/04/26(金) 23:09:01.82ID:qhg4o92V
龍子「…んじゃアタシは、迎えが来るからここで」
永原「はーい。さーて帰ろ…あれ?越後さん、運転なら私が」
越後「…お前も立場を得たんだ。社用車は今後私が運転する」
永原「えー……不安だなぁ」

理沙子(…あの時、会長の残した言葉……全てが嘘とも思えない)
会長(男だけが声を上げられぬ世界など認めん!認めるものか!)

越後「…よーし発進!うおりゃあああああ!!!!!」
永原「うわっ!ちょ越後……おわぁぁあ!!!!!」
理沙子(私もまた…過ちを犯そうとしていた…いえもう既に…)
越後「おっといけない安全運転安全運転。さあ行くぞー」

龍子「ん……。もしもし祐希子、大会でのお前のアレ、どうやら軽くて
   済みそーだぞ。うん……うん、まぁそう」
祐希子(ホント!?で、理宇は?理宇はどうなんの?)
龍子「…そっちはさすがに無理だな。演出と言い訳しても
   会場で事故起こしたのは事実だし、書類送検で済めば御の字か」
祐希子(……ま、そうよね)
龍子「ま、どのみち暫くは謹慎同然だろうな。ゆっくり休め。んじゃ」

祐希子(……はぁ、まあいいか。あたしにもチャンプとしての意地
   矜持ってもんがあるんだ。こんくらい、なんてことないわよ)
0189名無しくん、、、好きです。。。垢版2019/04/26(金) 23:29:49.22ID:qhg4o92V
理沙子「ただいまー……あれ?お客様かしら?」

???「フッフッフ……邪魔をしているぞ……」
永原「って……うわぁ!あ、あなた……あれ?」
マリア「……なんてね。この姿で会うの初めてね、ナガハラ」

斉藤「まぁ……驚くのも無理ないか。体格はそのままだからな」
永原「え…あの、ひょっとしてあなたは、カオ……」
富沢「あたしもビックリしたわー。マスク被ってる人って
   みんなアレなのかと思ってたし」
金井「ってゆーかもう別人だよね」
美沙「こう見えてなかなか話せる御仁なのです気に入ったのですよ」
斉藤「失礼だぞ!あ……お帰りなさい理…佐久間社長。こちらは…」
理沙子「ええ……あなたたちの方から出向いてくれるなんて
    ほんの少し、予想外でしたわ」
マリア「ヨソウ……ガイ?ああ、そうね。ごめんなさい
    わたしは話し合いをする…のにここに来たの」
永原「…え?話って、なんの…」

目の前に現れた、穏やかな表情を見せる麗しの女性は
本当にあのカオスなのか?
本物か、はたまたそれともニセモノなのか?
そして、訪れた目的とは?


つづく  
0190名無しくん、、、好きです。。。垢版2019/05/26(日) 13:28:27.49ID:FshhQyo5
永原、爆上がりする

大会で激闘を演じたダークスターカオス(マリア)の
まさかの再度襲来に驚く永原
しかしどうやら、今回争う気配はなく…

マリア「……と言うわけよ。こちらの手違いということで
    今回の件は済ませるつもりらしいわ」
斉藤「全く……勝手なもんだ」
越後「大会をあそこまで引っかき回しておいて、今更手打ちも
   ないもんだぞ!あなたのことは信用するけどだからといって
   ……謝って済むレベルの話じゃない!」
金井「そうだそうだー!」
富沢(美加、あんたは少し黙ってて)

マリア「…まぁ、そう言われるわよね。で、条件と言っては
    なんだけど…こちらもあまり余裕は無くてね
    出せる額は正直限られてるわ」
理沙子「…業績は好調と聞いたけれど?」
マリア「それはそう。表向きはみんなそう言うわ。どこも
    いい顔したいのは同じ…ってことね」

神田(…まぁ、確かにウチも内実は常にカツカツだが)
美沙(こんな場で余計なこと呟くななのです神田)
0191名無しくん、、、好きです。。。垢版2019/05/26(日) 14:02:22.20ID:FshhQyo5
マリア「…で、ソコで提案なのだけれど……私を雇う気はない?」
斉藤「……なんだ!?いや、しかし……」
神田「……急な話ですね」

美沙「この魔女の目の黒いうちは裏切りなど許さないのです」
富沢(……あんたも裏切りみたいなもんでしょ)
美沙(美沙は裏切りじゃなく切り捨てられたのですむしろ被害者
   なので問題なしなのですよふっふっふ)
金井(…威張って言うことでも無いよね、それ)

永原「ちょっといいかな!ちょっといいかな、みんな!
   カオス!貴女に一言、ものもぉーす!」
マリア「今はカオスじゃあないんだけど……何?」
永原「貴女はWWCA所属のはず!なのにその申し出はおかしい!」
マリア「おかしくないわ。だって私、つい先日WWCA辞めたもの」
越後「な……なに?」
理沙子「え?……ならなぜここに?」
マリア「正確には今日の夜12時までね。これが最後の仕事で
    以降は私フリーだから。さあ、どうする?
    今なら移籍金かからない上に単独交渉出来てお得よ?」

越後(……理沙子さん、これはチャンスです。ジャニスで一回
   ミスってるだけにここは是が非でも!)
理沙子(……う〜ん)  
0192名無しくん、、、好きです。。。垢版2019/05/26(日) 14:28:59.04ID:FshhQyo5
永原「またまたものもぉーす!ここは乗るべき!
   こっちに損する要素ないし!何より戦力になる!」
神田「…ジャニスの件を忘れたんですか先輩。結局大会の件で
   なし崩し的に契約解除になりましたが」
越後「…そもそも、向こうもよく貴女ほどの選手を放出したな」
マリア「…クリスとミギリを知ってるわよね?二人が私の代わりだそうよ
    つまり私はオヤクゴメンってやつ?かしらね」
斉藤「…富沢。一応、確認を頼む」
富沢「はいはい今すぐ〜」

永原「……おかーちゃ、いや理沙子さん!ここは行くべき!
   災い転じて福と成す、だよ!」
理沙子「……でもね。前の例もあるし」
永原「…今を逃したらきっと新女に獲られるよ!なんだかんだで
   いまだ大手なんだから、おカネに物言われたらもう…!」
金井「……また、ちづるちゃんがマトモな事を……!」
越後「…どうしたんだ、お前……」
永原「…あたしだって、成長してるの!もう!闘った経験ある
   人の言葉は、信じてもいいじゃない!」
0193名無しくん、、、好きです。。。垢版2019/05/26(日) 15:01:58.66ID:FshhQyo5
マリア「…さぁどうするの?一応言っておくと、これが
    WWCAの事実上の交渉材料……ってことになるけど」
理沙子「…大胆な事をしたものね。いいわ……この話、乗りましょう
    細かなことは後日になるけれど」
マリア「…決まりね」

理沙子「みんなも……いいわね?」
越後「…社長が決めたことなら、我々は従います」
斉藤「押忍、異存ありません」
神田「…先輩方が言うなら、私も」
美沙「……魔法でもいい兆しと出ているのです不思議なのですが
   まぁ魔法の言うことなら仕方無いのです」
富沢「…確認、取れました〜。OKです」

永原「…ふぅ。いきなりいろんなことがあったけど……
   大丈夫だったのかな。これで……」
越後「…お前が言い出したんだろう」
マリア「これで私も肩の荷が下りたわ。明日にも帰国して
    準備してくるわね。ところで……」
越後「…なにか?」
マリア「カレシは同伴OKなのかしら?」
永原「ふぇ!?ちょっと、なに言い出すんですか!」
マリア「フフ、ちょっとしたジョークよ。気にしないで♪
    それじゃこれで。いい出会いに感謝するわ」

越後「…根はいい人なんだろうが」
斉藤「最後の最後に、カオスの片鱗を見せたな」
美沙「外も中もかなりの剛の者なので油断は禁物なのですよ
   この魔女に監視役を任せるのですマスター」
理沙子「任せたわね天神。さて……みんなは明日のトレーニング準備を」
金井「はーい」    富沢「そっちもOKでーす」
0194名無しくん、、、好きです。。。垢版2019/05/26(日) 15:29:07.43ID:FshhQyo5
急遽決まった元カオス?の入団。そしてその翌日……

永原「…ふあぁ。ん?メール……龍子さんから?珍しい……」

龍子…艶が無くて悪かったな、永原。丁度いい事に今度
   どっかのネット企画でアタシらの人気投票をやる話が
   あるらしい。白黒ハッキリ付けようじゃないか、団長さん?

永原「……うー、どうしよう、めちゃめちゃ怒ってる……
   おのれ南さん、告げ口したな……ん?でも人気投票って」

そして練習場では、やはりこの話題で……

富沢「ちづるー、なんか人気投票やるって話、聞いた?」
金井「物好きな人もいるもんだね〜」
永原「うーん……どうも嫌な予感しかしないんだけど」
斉藤「どうしたお前ら、気合い入れろ!はっ、ふっ、とぁっ!」
美沙「ふっふっふ美沙の世紀の大魔術を披露する時が来たのです
   今こそ真の人気とは何かをファンに教えてやるのですよ」

永原「…急にみんなやる気出し始めたなぁ」
理沙子(…いい傾向ね。でもこんな企画、一体誰が……)

人気投票が行われると聞いて俄然やる気を出し始めた
永原(をのぞく人達)。しかし仕掛人はいったい誰が……?

つづく
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